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神崎龍佑 RYUSUKE.KANZAKI
2018年9月14日 06:05
はじめての二人きりの時間。この大学を選んだ理由や好きな音楽の話やお互いに知らない学生時代の話。そこで大きな共通点が見つかった。彼女も好きな、ではなく尊敬しているアーティストはと言いそれが僕と同じだった。宇多田ヒカルとX JAPAN。尊敬している理由もふたりともよく似ていた。日本人でありながら英詞なども使い、世界的に知られていて心に染み入り、頭の中で何度もリフレインするメロ
2018年9月14日 21:09
正直な気持ちで言うとどんな大学生活における日々やどんな授業よりも土曜の2限のひかるとの時間は僕の楽しみになっていた。いつも僕よりも先にそこにいて決まってピアノの前に座っている。だけど彼女のピアノは聴いたことがなかった。入る前に聴こえてくることもなかった。音楽はやりたいときに好きなように自由にそれがいちばんの音楽の魅力だと楽しさだと思っていたから、弾いてほしいと僕から言うことも
2018年9月17日 19:18
いつもどちらもなくまたねなんて言葉もなく解散するのだが、この日は違った。「ちひろこのあと時間ある?」久々に会えたこと、そして僕はこの後もし予定があったとしても彼女にはそれを言わなかっただろう。純粋に嬉しかった。「うん、あるけど、どうして?」「んー、一緒にほろ苦い思い出を作りにいきたいなーと思いまして。」「ほろ苦い思い出?」とおうむ返しをしてしまったが、すぐに脳裏を過ったのはまた会