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みえないひかりがみてみたくて

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探してもいなかった。でも真夜中に突然の光が見えたかのように現れた女の子。その心が欲しくて、男は寿命を失う。でも本当は遠い昔から決まっていた。二人が出会い恋に落ちることは。二人に残…
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#大学

土曜の2限#05

はじめての二人きりの時間。
この大学を選んだ理由や
好きな音楽の話や
お互いに知らない学生時代の話。
そこで大きな共通点が見つかった。
彼女も好きな、ではなく
尊敬しているアーティストはと言い
それが僕と同じだった。
宇多田ヒカルとX JAPAN。
尊敬している理由もふたりとも
よく似ていた。
日本人でありながら
英詞なども使い、世界的に知られていて
心に染み入り、頭の中で何度もリフレインするメロ

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恋するピアノ#06

正直な気持ちで言うと
どんな大学生活における日々や
どんな授業よりも土曜の2限の
ひかるとの時間は
僕の楽しみになっていた。
いつも僕よりも先にそこにいて
決まってピアノの前に座っている。
だけど彼女のピアノは聴いたことがなかった。入る前に聴こえてくることもなかった。
音楽はやりたいときに好きなように自由に
それがいちばんの音楽の魅力だと楽しさだと
思っていたから、弾いてほしいと
僕から言うことも

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苦味と甘味#08

いつもどちらもなくまたねなんて言葉もなく解散するのだが、この日は違った。
「ちひろこのあと時間ある?」
久々に会えたこと、そして僕はこの後
もし予定があったとしても彼女には
それを言わなかっただろう。
純粋に嬉しかった。
「うん、あるけど、どうして?」
「んー、一緒にほろ苦い思い出を作りにいきたいなーと思いまして。」
「ほろ苦い思い出?」とおうむ返しをしてしまったが、
すぐに脳裏を過ったのはまた会

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