最高に心を揺さぶる!『深夜食堂』の神エピソード
こちら。
こちらが深夜食堂の設定。
で、今回僕がおすすめしたい話は、シーズン2エピソード1 - 第十一話 再び赤いウインナー。
こんな感じで話が展開していきます。
4倍の密度が詰まったコンテンツ
このエピソード、何度みてもボロボロ泣けちゃう。10回以上はみてる。でも泣ける。
それはこの作品が2011年10月、震災の年ってことも関係あるのかもしれない。
挿入歌も震災のことがテーマ。
この作品、CMがないから24分なんだけど。
毎回みるたびに、久しぶりにいい映画1本みた後みたいな感じがする。
約30分で映画みた気になれる。ある意味お得な作品。
先日みた話題のルックバックとか。
こちらも58分。で、映画一本分の満足感がある。
もともと映画1時間30分って、映画館で○回上映できるとか。
1曲3分30秒って、ラジオの尺にちょうどいいとか。
かならずしも視聴者向けに定められた尺ではなかったりする(人の集中力云々の話もあるけど)。
だから、今後は映画1本1時間とか、30分とかは全然あり。
駄作って思える作品を見ると損した気分になるけど、時間が短いと自動的に損切りできる。
逆に神作に巡り会えたら幸福度が何倍も跳ねあがる。
深夜食堂もルックバックも比較的短い時間で大きな満足感が得られた作品。
こういうみた時間と、みた後の満足度のギャップって、時間が歪んだ感じがしてとても良い。
初恋の人に逢える
さて深夜食堂、中盤からラストまで一気に進んでいく。
最大の見どころは高校生のとき恋人同士だったヤクザの竜とクミの再会。
そして二人の同級生でクミに片思いだった刑事の野口。
竜とクミの再会。
このシーンに多くの人が初恋の人に出会えた感があるんじゃないか。
それにしてもクミ役の安田成美さんの演技がとくに絶妙。
シーンとしては10分もないんだけど、毎回、心奪われます。
そんなクミに対してなかなか心を開けない、でもチラッと開く竜役の松重豊さんもたまらん。
すべてのピースが綺麗にはまった作品
監督やスタッフの腕なんだろうけど、それ以上にその時の集団力動がレバレッジ効きまくって、想定以上の作品が生まれちゃった。
そんな風にみえる作品と、たまーに出会えることがあって、深夜食堂の 第十一話 再び赤いウインナーもそんな感じがする。
映画の神様っているんだろうか。
監督やスタッフ、役者さんたち、挿入歌、タイミングなどなど、すべてがピタッと綺麗に整って生まれた作品。
そういう作品の特徴って、何度みても色褪せず、何回でも新鮮な感動がある。そして作品の場に音声とは別の静けさを感じる。
僕にとって『君に届け』もそんな作品のひとつ。
どのシーンにも完璧さがある。
さて、深夜食堂の 第十一話 再び赤いウインナー、ひさびさにアマプラ対象に戻ってきました。
この機会に週末なぞ30分、ドラマを一本いかがでしょう。
さらに、深夜食堂でとくにおすすめのエピソードはこちら。
今回の主役、竜ちゃんの話はシーズン1 - 第一話に。上記のエピソードは、10年経っても印象に残ってます。
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