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最高に心を揺さぶる!『深夜食堂』の神エピソード


こちら。



こちらが深夜食堂の設定。

営業時間は夜の十二時から朝の七時頃まで、人呼んで「深夜食堂」。
こわもてのマスター(小林薫)が包丁を握り、メニューは「豚汁定食」のほかは、ビールと酒、焼酎のみ、あとは出来るものなら作ってくれる。
今夜も味のある、常連客が集う。

上記リンクより


で、今回僕がおすすめしたい話は、シーズン2エピソード1 - 第十一話 再び赤いウインナー。

常連客の一人に地回りのヤクザである竜(松重豊)がいる。
マスターの作る「赤いウインナー」が大のお気に入りだ。
その竜のもとへ、刑事の野口(光石研)が現れた。
二人は九州の名門高校野球部の同級生だったが、竜が地元で起こした喧嘩のために、かつて甲子園出場を棒に振っている。
野口は、病気で入院している元マネージャー・クミ(安田成美)の見舞いへと竜を誘う。

上記リンクより


こんな感じで話が展開していきます。



4倍の密度が詰まったコンテンツ


このエピソード、何度みてもボロボロ泣けちゃう。10回以上はみてる。でも泣ける。

それはこの作品が2011年10月、震災の年ってことも関係あるのかもしれない。


挿入歌も震災のことがテーマ。



この作品、CMがないから24分なんだけど。

毎回みるたびに、久しぶりにいい映画1本みた後みたいな感じがする。

約30分で映画みた気になれる。ある意味お得な作品。


先日みた話題のルックバックとか。


こちらも58分。で、映画一本分の満足感がある。


もともと映画1時間30分って、映画館で○回上映できるとか。

1曲3分30秒って、ラジオの尺にちょうどいいとか。

かならずしも視聴者向けに定められた尺ではなかったりする(人の集中力云々の話もあるけど)。

だから、今後は映画1本1時間とか、30分とかは全然あり。

駄作って思える作品を見ると損した気分になるけど、時間が短いと自動的に損切りできる。

逆に神作に巡り会えたら幸福度が何倍も跳ねあがる。


深夜食堂もルックバックも比較的短い時間で大きな満足感が得られた作品。

こういうみた時間と、みた後の満足度のギャップって、時間が歪んだ感じがしてとても良い。


初恋の人に逢える


さて深夜食堂、中盤からラストまで一気に進んでいく。

最大の見どころは高校生のとき恋人同士だったヤクザの竜とクミの再会。

そして二人の同級生でクミに片思いだった刑事の野口。


竜とクミの再会。

このシーンに多くの人が初恋の人に出会えた感があるんじゃないか。


それにしてもクミ役の安田成美さんの演技がとくに絶妙。

シーンとしては10分もないんだけど、毎回、心奪われます。

そんなクミに対してなかなか心を開けない、でもチラッと開く竜役の松重豊さんもたまらん。


すべてのピースが綺麗にはまった作品


監督やスタッフの腕なんだろうけど、それ以上にその時の集団力動がレバレッジ効きまくって、想定以上の作品が生まれちゃった。

そんな風にみえる作品と、たまーに出会えることがあって、深夜食堂の 第十一話 再び赤いウインナーもそんな感じがする。

映画の神様っているんだろうか。

監督やスタッフ、役者さんたち、挿入歌、タイミングなどなど、すべてがピタッと綺麗に整って生まれた作品。

そういう作品の特徴って、何度みても色褪せず、何回でも新鮮な感動がある。そして作品の場に音声とは別の静けさを感じる。


僕にとって『君に届け』もそんな作品のひとつ。

どのシーンにも完璧さがある。



さて、深夜食堂の 第十一話 再び赤いウインナー、ひさびさにアマプラ対象に戻ってきました。

この機会に週末なぞ30分、ドラマを一本いかがでしょう。


さらに、深夜食堂でとくにおすすめのエピソードはこちら。

シーズン1エピソード1 - 第一話 赤いウインナーと卵焼き
シーズン1エピソード2 - 第二話 猫まんま
シーズン2エピソード3 - 第十三話 あさりの酒蒸し

今回の主役、竜ちゃんの話はシーズン1 - 第一話に。上記のエピソードは、10年経っても印象に残ってます。

お気に入りのエピソードや作品があれば、ぜひぜひコメント欄までお知らせください。



こちらもおひとつ


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ryosukewexer
うちの子ノエルにちゅ〜るをあげます。

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