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子どもが泣き叫んだ時の我慢比べ - ポジティブな言葉がけで共に成長

「ギャー!!」と子どもが何度泣き叫んだかわかりません。

3歳半になってだいぶ減りましたが、ここまでで何度も試行錯誤、格闘を繰り返してきました。妻とも話し合いを続けてきました。

今日は子どもが叫んだときの対処法について考えていきたいと思います。私もまだ親としての経験は3年半ですし、いろんな考え方があるかと思いますので、これが正しいというわけでもなく、私の経験を通して学んできた実践記録のような感じで捉えていただければ幸いです。

先週の記事も多くの方に読んでいただいて本当に感謝しています。

私は子どもが「ギャー!!」と叫んだ時こそ、親の力が試されているような気がしています。公共の場所ならなおさらです。叫んだ理由、状況によった対処法は異なると思いますが、私と妻が気をつけてきた事を、「子どもが叫ぶ理由には何があるか」と「しないようにしていること」という2つの側面から考えてみました。

1. 子どもが叫ぶ理由が何かを考えてみる

思い通りにならない
思い通りにならなくて泣くことはあると思います。おもちゃが欲しかった、何かが食べたかった、まだ帰りたくなかった、などがあるかと思います。泣くだろうなということが予測ができてくると、行動の終わらせ方の工夫を考えられるかもしれません。例えば、公園で遊んでいることの後に、次に楽しみなことや好きなことを準備することで公園遊びを終わらせるということです。私の子どもは風呂でボールを入れるのが好きなので、「今日はどのボールを入れようか」みたいなことを伝えます。

説明できなくて悔しい
言葉が足りなかったり、自分の説明する言語力が及ばす、気持ちを説明できず、周りがわかってくれないから泣くことがあると思います。こういう時は
「欲しかったけど買えなくて悲しかったんだね。」「あのおもちゃで遊びたかったけど他の子が遊んでいたから悔しかったんだね。」とまずは共感すると同時に、次に説明できるようにためのボキャブラリーや言語材料を与えます。そうすると、わかってくれたと頷いて、まずは叫ぶことは止まります。まずは聞いてやる、代弁するという作業が効果があるような気がしています。

眠い、体調が悪い、オムツ
体調が悪くて泣いている可能性もあります。上記を試してうまく行かない時は少しこれを疑います。体調が悪いことも説明できないの発達段階の子どもに、怒っても仕方がないので、私はこの可能性も気にするようにしています。

理由がない、泣きたい
くぼたのうけんの久保田さんが、子どもは一日一回ぐらいは大声で泣くというような話をされていましたが、理由がなくて泣きたいこともあるのかもしれないと思っています。泣かない子どもはいないし、いつか疲れて泣き止むと思うようにしています。

2. しないようにしていること

親が大きな声を出さない。
会話のスキルでミラーリングというものがあります。話す相手のトーンや声量に意識的・無意識的に合わせるというものです。子どもが叫んだ時に、親がそれより大きな声で叫ぶと、それよりも高くて大きな声で子どもが叫ぶ可能性があります。子どもが叫んだ時はなるべく小さな声でささやくことにしています。ささやく内容も考えなければいけないのですが、親の声量を抑えることで子どもの声は小さくなる気がします。

実はこれは教師時代に40人を相手に授業をしていた時にも時々使いました。「静かにしなさい!」と先生が叫んでも40人の声量が勝つので、「今から大事なことを言います。」と言った後で小さな声で話し始めました。すると、これが聞こえた前に座っている生徒が「ねーねー、ちょっと静かにしようよ。なんか大事なことらしいよ。」と言って1分もすれば静かになりました。今思えば大人しい生徒に感謝です。

見捨てない
昔では泣いた子どもをそのままにして、学ばせるという人もいたそうですが、私はまずは抱っこしてやればいいと思っています。そもそも親に気にしてほしくて泣いたり、感情を表現して泣いているので、安心感を与えないと解決しないかと思います。

子どもの口を抑えない
これはする方は少ないと思いますが、たまに見かけるので書いておきました。息ができなくて苦しくてもっと泣くかと思います。

叫んだことに対して怒らない
「なんで泣くの。」「なんで叫ぶの。」「なんで泣き止まないの。」と言っても、そもそも泣いているので説明ができないのと、その発言自体が泣き止ませる言葉ではないことがあるかと思います。「なんで泣くの」は親の気持ちを外に出しているだけだと思います。デパートで子どもが泣いたことで、周りに迷惑をかける恥ずかしさや申し訳なさからその言葉を思わず言っている方を見かけるのですが、私は何も言わずに通り過ぎてしまうので、ここに書いています。

脅さない叱り続けると良い言葉は出てこない気がしています。おもちゃを取り上げるとか、食べるはずだったお菓子をなしだとか、脅迫をして行動を止める方法は私は個人的に好きではありません。萎縮した子どもから創造的な思考や発想が生まれにくいのではないかと思ってしまうからです。また、脅迫は逆効果で悪化する可能性があることと、そのその場限りの短期的な方法を信じていないからです。(信念についてはこちらで書いてみましたので良ければどうぞ ) 仮に同じような単語を使う時も、言葉を言い換えてささやくようにしています。

「おもちゃを取り上げるよ!」→「早く帰ったらおもちゃで遊べるのにな。今日は何しようか。」
「そんなに泣いたら今日はお菓子なしね!」→「今日のゼリーは何味かな?」
「そんなに泣く子はお友達の家と遊べないよ!」→「〇〇ちゃんと今日は何しようね。昨日楽しかったよね。」

私は子どもが落ち着いてから、理由を説明したり、次に同じことが起きたときにどうしようかと説明するようにしています。

最後に

疲れていたり、時間がなかったり、余裕がない時もあるので常に付き合うことは難しいかもしれません。本当に根気がいるな、と子どもに鍛えられていますが、子どもが泣き叫んだ時は私は一息つきます。表現してくれたことに感謝子どもも親も成長のチャンスこの経験をどう学びにつなげるか、そもそも子どもは自分とは違う人間なので思い通りには動かないと前向きに気持ちを持っていくことで、叱ってしまった後の後悔みたいなものは避けられますし、ポジティブな毎日を過ごせるような気がしています。

在宅の時間が長くなるからこそ、ここをチャンスに父も母も子どもも成長できると良いのではと思っています。親の先輩方からアドバイスや良い方法があればぜひ教えていただきたいです。

今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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