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内から燃える炭 - ある経営者の方とモチベーションの連鎖について話した

「炭の例えって知ってる?」

あるアメリカ人経営者の方との会話で聞かれました。

人のモチベーションについて会話をしていた時です。

彼のメッセージは以下でした。

火は火でも燃え方って色々あるよね。

つい人はガスバーナーで相手に火をつけようとする。
あるいは自分がガスバーナーみたいに即座に着火する。

だけど、ガスバーナーはすぐに火がつくけれども
すぐに消える。

短期的な火を求めていればこれでいい。

バーベキューで使う炭はどうかな。
炭は着火するまでに時間がかかる。
内から燃えないといけないからだ。

燃えているように見えて、
それが表面しか燃えていないことはよくある。

だけど、一度内なる火がついたら炭は長く燃える。
そして、燃えた炭の威力は強く、
まだ着火していない周りの炭も着火する。

もし自分が炭のように本当の意味で内から燃えていれば、周りにも着火できる。

長く燃える炭になれるか。

周りをモチベートできる人は強いと思います。

相手のことを良く知り、言葉や行動で
前向きで自律的な行動を促すことができる人です。

また、古い言葉で「自分の背中で教える」という形で
周りをモチベートすることもあるかもしれません。

自分が燃えていて、
自分の姿勢や行動を他人が見ることで、
相手が自然にモチベートされることもある

こんな意味だそうです。

そこで相手がネガティブな形で競争心、嫉妬心、劣等感を持つのではなく、素直に相手への尊敬という観点で見ることができ、謙虚に他から学べるかどうかが内から燃えるカギのような気がします。

最後に

新しい日常や在宅勤務が続き、他人の背中から学ぶことが難しくなっているように思います。

距離が離れていたとしても、自分も周りも長く燃える炭としてお互いを着火し続けられるかどうかが今後の時代に必要になりそうだと感じています。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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