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周りのやる気:ペップトークからポジティブな言葉がけについて考える

「周りのやる気を引き出せる人は強いな。」

といつも思います。

言葉を巧みに使って、
周りの内的モチベーションを上げて、
他の人の自律的行動を促すことのできる方です。

教師、バスケ部コーチ、親、リクルーティング
という役割を通して、言葉の大切さを感じてきました。

今日はペップトークから、
良い言葉がけについて考えてみたいと思います。

1. ペップトーク (Pep Talk) とは

ペップトークは聞いたことがある方も多いかもしれません。

ペップトーク
スポーツ選手を励ますために指導者が試合前や大事な練習の前に行う短い激励のメッセージのことを指す。 現在は語学と心理学の分析も進み、アメリカではセールスマンの営業研修やIT技術者のモチベーションアップ研修にも取り入れられている。

Pep talk
(noun) a short speech intended to encourage people to work harder or try to win a game or competition:

2. 岩崎由純さん

ペップトーク、ポジティ語を提唱される岩崎さんの講演を聞いたときは、心を打たれました。高校教師をしていた際に、講演会に来ていただきました。

岩崎さんは全日本ジュニア・バレーボールチーム帯同トレーナーや、バルセロナオリンピックのトレーナーとして帯同された方です。

岩崎 由純 さん 
・日本コアコンディショニング協会 会長
・日本ペップトーク普及協会 代表理事
・日本オリンピック委員会 強化スタッフ
・日本アスレティック・トレーナーズ機構 前副会長
・NSCAジャパン 元理事
・全日本ジュニア・バレーボールチーム帯同トレーナー(1989 - 1990年)
・バルセロナオリンピックバレーボール全日本女子帯同トレーナー(1991 - 1992年)

岩崎さんの講演での学びは非常に多かったのですが、
根本は前向きな思考から出てくる言葉だったと思います。

岩崎さんの講演での学びは非常に多かったのですが、
根本は前向きな思考から出てくる言葉だったと思います。

✅ 身長170センチのNBAバスケ選手のスパッドウェブがダンクコンテストで優勝した時、

「小さければ飛べばいい」

と言ったお話をされていました。

✅ 野球コーチが選手にアドバイスをする時に、やってはいけないことを言うのではなくて、やるべきこと言うともお話しされていました。

◎ 低めを狙え
☓ 高めに手を出すな

力が入ると、やっていけない事を言いそうです。
これは今でも心がけるようにしています。

✅ 言葉がけの時に3・3・7拍子で言うと自分の中に入りやすいという方法論もご紹介されていました。

e.g.「できる・できる・絶対できる」

▲嬉しいことにサインもいただきました。

3. Coach Carter (2005)

私の最も好きな映画の一つです。
実話に基づいたバスケットボールコーチの話です。
アメリカのリッチモンドの高校生たちが、
バスケも勉学も磨いていく姿を描いています。

好きなシーンはたくさんあるのですが、
試合中のペップトークをご紹介させていただきます。

相手に押されている場面でタイムアウトを取り、
現状を伝えて落ち着かせます。

プレーヤー1人ずつにやるべき事を提示し、最後に

「自分たちのやって来た事をやれば絶対に勝てるぞ。」

と言って選手を送り出します。

英語ですが以下どうぞ。

Gentlemen, you told me you deserved to be here.
Well, you're not playing like it.
All season long, we played our game.
Right now, you're playing theirs.
When we step on the floor, every second that clock is ticking, we are pedal to the metal.

We run the ball.
We pressure the ball.
And most importantly.
we control the tempo of the game!

We make them play Richmond Oiler ball.
Worm, you can take this kid.
Force him left, and when he crosses over, you jump him.

Damien, push the tempo.
Kenyon, Lyle, crash the boards.
Cruz, when you're in the game in
transition, take that jumper you love.

Junior, just keep doing what you're doing.
Hold on to that monster.

You do those things, gentlemen, and I guarantee you, at the end of the game, we will be there.

All right, hands in.
- Game time.
- All right, take control of this game.

Who's gonna win this game?
One, two, three, Richmond!

Let's go. Let's do this.

最後に

人によって効果的なアプローチは異なると思います。

多くの人に共通する部分を考えながら、
個の性格を踏まえて効果的な方法を試すことで、
相互のWin-Winな結果を目指せるような気がします。

一人でできることは限られるので、
周りの方との協力が必要になる場面が多いと思います。
良い言葉から良いコラボレーションを目指したいものです。

私は息子への言葉がけで色々と実験しています。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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