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ピンピンコロリは「最悪な死に方」である?

とても興味深い記事が出てきました。そのうち出てくると思ってました。なぜ、医師はそう言うのか、見ていきましょう。

今回の記事は、医学博士の木村知先生のお話です。この先生が、なぜ「ピンピンコロリは最悪な死に方」だとおっしゃっているのか読んでみました。

「要介護状態になりたくない」「他人の世話になってまで長生きしたくない」という声は確かによく聞きます。というより、それしか聞かないと言った方が良いくらいでしょう。

もし本当に「寝たきり」や「他人の世話になりたくない」というのがその人の最も重要視する希望であるならば、むしろ適切な治療やリハビリを行っておいたほうが得策ではないかと、そのような人に私は言うようにしています。なぜなら人である以上、その状態を経ずに最期を迎えるケースは、じつは非常に少ないからです。

木村先生の言われるピンピンコロリに関する考えが書いてあります。

高齢者の中には「できることなら死ぬ直前まで元気にしていて、苦しまずにコロッと」という、いわゆる「ピンピンコロリ」(PPK)を望む人はけっして少なくありませんし、人生100年時代といわれるようになって久しい昨今、PPKを「理想的な死」の代表格としてみなされることさえあるようです。

しかしこのPPK、すなわち徐々に生活機能の低下をきたすなどの要介護状態に至ることなく、いきなり人生の最期を迎えることになる「ピンピンコロリ」とは、本当に「幸せな逝き方」といえるのでしょうか。


PPKの例から考えてみよう


「リタイア生活中に突然倒れ、心肺停止に」「脳梗塞の治療をしたら容体が急変し…」という、例を出して説明されています。どちらも、ある日突然亡くなるお話です。その場合、行ったことのない病院で、家族の立ち入りを禁止され、人生で初めて会う人たちだけで囲まれて最期を迎える可能性があると説明されています。

このような逝き方が良いのか?と、木村先生は問いかけてられます。

これらの例のような突然死よりも、徐々に衰弱し要介護状態とはなってもできるだけ苦痛を伴わずに、家族とともに住み慣れた自宅で平穏な最期を迎えることのほうが、その理想により近いのではないかと私は思うのです。

なるほど、これはごもっともなお話だと思います。「自然に衰弱して家族に見守られながら、老衰して亡くなることが一番良い」と言われています。しかし現実的に、これこそが理想論であって、なかなか難しいです。


介護を受けて、徐々に衰弱する最期が一番良い


寝たきりや認知症も悪くないし、介護を受けながら徐々に衰弱していくのがいいのだと言われます。突然死すると、周りの人も驚くし、迷惑をいっぱいかけると言われています。

この話に正解はありません。しかも、自分の思い通りになるものでもありません。

まとめますと、

1、老衰して自宅で亡くなる
2、介護の末、介護施設、又は病院で亡くなる
3、ピンピンコロリという突然死


木村先生の話をまとめるとこうなりました。確かに2番が現実的です。介護の期間が短ければさらに良いのだと思います。何年も寝たきりで過ごすと、周りも辛いですからね。また、ピンピンコロリの解釈を多くの人は間違っている可能性も指摘されました。私もそう思います。私は分かった上で、ピンピンコロリを理想としています。だからといって、最悪だとは私は思いません。あくまでも個人の見解です。さて、あなたはどう生きますか?


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