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ロコモ、フレイル、サルコペニアの違い

最近よく耳にする「ロコモ、フレイル、サルコペニア」という言葉を3日間に分けて書きましたが、分かりましたか? では整理ましょう。下の図をご覧ください。

介護のほんね

とても分かり易い図ですよね。「サルコペニア→ロコモ→フレイル→要介護→寝たきり」という順に身体が衰えていくということです。

サルコペニアは、加齢による筋肉の低下や骨格筋の萎縮など身体機能が低下している状態です。一方、フレイルは身体機能の低下に限らず、精神機能や社会性の低下もすべて含む概念である点が、サルコペニアとの違いです。

ロコモは運動器の障害による移動機能の低下を示すので、フレイルとは違う概念です。どちらかというと身体機能の低下を意味するという点はサルコペニアに近いです。

フレイルの基本チャックリストがありました。

厚生労働省「フレイル基本チェックリスト」

基本チェックリストの結果が下記のいずれかに該当する方は、介護保険の地域支援事業の対象となります。心身機能が低下していることが想定され、フレイルの状態である可能性が高いのです。

1から20までの20項目のうち、10項目以上に該当する人
6から10までの5項目のうち、3項目以上に該当する人
11と12の2項目にどちらも該当する人
13から15までの3項目のうち、2項目以上に該当する人

このチェック項目を見ながら、逆のことを考えてみましょう。

外出をして、時々運動をし、よく噛んで食べ、人と会ってお喋りして、たくさん笑う。

たったこれだけのことができていれば、フレイルになっていく可能性は低いのです。若い人から読むと、「は?これだけ?簡単じゃない!」と思えることです。ところがたったこれだけのことが、歳がいくとできなくなっていくらしいのです。不思議だと思いませんか?

私は想像が付きません。なぜそうなるの?

フレイルが進む原因
フレイルになる原因は大きく分けて3つです。

1つ目は身体的要素です。「筋力の低下」「栄養素の不足」「運動器の障害」などが該当します。

2つ目の原因は精神・心理的要素です。「認知症」や「うつ」などの進行によって意欲が低下したり人との交流が減少したりすることも、フレイルを悪化させると考えられます。

3つ目は「独居」や「閉じこもり」などの社会的要素です。孤独になることで精神的にも悪影響があるほか、認知機能の低下や運動機会の減少を招きます。

できる人からできない人を見て、「なぜこんなことができないのだろう?」と思っても、それを言ってはいけないそうです。なぜなら、できないと言われると、できないことがダメだと思うからだそうです。

「できないことは一つの個性だ」と捉えると、その先の接し方が変わります。でも「できない人は劣っている」と捉えると、できない人を精神的に追い詰めることになります。

子供の頃は、親からも先生からもそんな教え方をされたことはありません。「なんで、できないんだー!」と怒られました。そういう育てられ方をしたから、大人になってもできないことを欠点だと考えてしまいます。アメリカでは褒めて育てると聞きました。できないことを責めるより、できたことを褒めるそうです。日本と逆ですよね。

ジェンダーの人たちに対しても同じように個性だと捉えると見方が変わります。高齢者も同じです。できなくなった人をひとつの個性だと見ることができればいいですよね。難しいですけど。

歳を取らない人はいません。老化しない人もいません。ただ、元気なまま老いたいと誰もが願っているはずです。だったら、今日からすべきことがハッキリしています。もう一度書きます。

外出をして、時々運動をし、よく噛んで食べ、人と会ってお喋りして、たくさん笑う。

これを毎日ず~っと続けて行けばいいのです。たったそれだけのことです。

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。