私がこの事件について書いて良いものかどうかわからないけど、思ったことがあるので書いてみることにしました。

2021年12月17日に起こった、大阪北新地でのクリニック放火事件。とても痛ましい事件でした。犠牲になった方々は本当に無念だったと思います。関係ない人を巻き込んで「拡大自殺」という言葉を広めました。「自殺するんだったら、勝手に一人でやってよ」と、思った人も多いことと思います。いや、そもそも自殺したらダメでしょう。と普通なら思うのですが、事件を聞くとそうも言えなくなってしまいます。

容疑者が死亡したため、全容は明かされることはありません。しかし、事件から一年が経ち、マスコミ各社が風化させないために報道しています。それを見て改めて自分に落とし込んで考えてみました。

私は過去に「生活保護相談窓口」へ2回行ったことがあります。一度は神戸で、そして最近では新型コロナ発生後、奈良でも相談に行きました。

生活保護を受けることは恥ずかしい事と考える人も多いようです。その気持ちは分かります。私だって、できれば受けないで自力で生きていきたいです。でもどうしようもない事態まで追い込まれている人が、世の中にたくさんいるわけです。貧富の差が激しくなってきていると報道しながら、もう誰にも止められない時代に突入したのです。

今回の容疑者は、持ち家や土地がありながらも、収入がゼロだったそうです。それでは、おおむね生活保護の受給資格に当てはまりません。おおむねと書いたのは、役所によっていろんな判断や助言が違うからです。それは私が神戸と奈良で相談行った時に感じました。正直言って、奈良の方が対応は親切でした。容疑者の場合は、大阪市です。これは想像ですが、大阪市の方が対応は厳しいのではないかと思います。

大阪の方が相談者も多いし、また不正受給しようとする人も多いらしいです。この事件の後、不正受給の話も報道されていましたが、役所の人だって見抜くのは大変だと思います。でもそんなことでもしないと生きていけないという人がいることも事実です。結局、世の中の流れがそうさせてしまったのだと思います。もしかしたら、役所の対応次第で事件が起こらなかったかもしれないという報道もありますが、それは何とも言えません。

老後破産の話も先日書きましたが、誰が破産するかなんて、この先まったく分かりません。新型コロナウイルスによって世の中が一変しました。私だって急に売上が8割ダウンするなんて思ってもみませんでしたから。幸い私の場合は、「転ばぬ先の杖」という意識で相談に行っただけです。でも神戸で行った時は、真剣だったんですよ。その時の冷たい対応は今も忘れていません。

これから先、何が起こるか本当に分からない世の中です。毎年、防衛費の予算問題に関心は高いですが、しれっと日本も敵のミサイル発射基地を反撃攻撃できるよう合意したのはご存知でしょうか?

自衛目的で敵のミサイル発射基地を攻撃する「反撃能力」を保有することで与党は2日正式合意し、これで国家安全保障戦略に反撃能力の保有が明記されることになる。

FNN 2022,12,2

世間がロシアのテロに目が向いている間に、日本では、安倍元首相が殺害されたことによって、自衛に関する項目の見直しが着々と進んでいるようです。日本が戦争に巻き込まれないなんて、誰が言えるでしょう。今や世界的な人気グループに成長したBTSのメンバーが、兵役のため韓国軍に入隊しました。これが隣国の現実です。日本では考えられないことが近くでは当たり前なのです。

今日私が書きたかったのは、「明日は何が起こるか分からない」ということです。当たり前のような明日は来ないと思って、今日を生きたいと考えます。

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。