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一歩踏み込む勇気〜心を動かす伝え方〜

先日、広島に転勤してきて初めて美容室に
行きました。

自分好みを理解して仕上げていただけるため、
どうしても切り慣れた美容室が良くて、
帰省と散髪のタイミングを合わせて地元の
美容室に行ってましたが、スケジュールが
そう上手くいくこともなく、ついに転勤先の
新しい土地で美容室開拓をしてきました。笑

ホットペッパービューティーを端から端まで
確認して「ここだー!」と突撃してきました。

結論から言うと、お店の雰囲気、スタイリストの
技術および接客、すべて申し分のないステキな
お店でした。

髪を切っていただいたのは、私の1つ歳下の
25歳の男性スタイリストさん。

ご対応いただく中で、とても気持ちの良い接客
に学びを感じました。

今回はイメチェンをしたくて、

「こんなふうにしたいんです」

と数枚のモデルさんの写真を見せると、

「かっこいいですね、でも○○さんだとここはこうした方がもっとかっこよくなると思います。横髪のラインが耳の高さ以上になるとバランスが〜(豆知識をいくつか)、なので今日は僕に任せてもらえませんか?」

こんな感じでご提案をいただきました。

初対面の客という状況で、希望も伝えた上で、
それでもあなたをより良くしたいんですと、
俺に任せろと、、、
どストレートにアレンジのご提案をいただき、
押し切られたわけでもなく、快諾して、
お任せで切っていただきました。

なんだかとても嬉しくて、すんなりと提案を
受け入れられたのです。

どっちかというと「こうしたら、ああしたら」
とツッコミを受けるのはあまり好きじゃなく、
我が道を貫いてしまうタイプのもので。笑

そのため、上記のご提案って一歩間違えると、
私みたいな人には初対面でズカズカと、
何なんだこの人となる場合もあるかと思います。

そこが気持ち良く相手に伝わるのは、

・心の底から良くしたいという偽りない気持ち

・自分の素直な気持ちを丁寧に伝えること

・提案の根拠を語ること

・一緒により良い状況を作ることへの同意確認

これがあったからじゃないかなと個人的に
推察します。

「こうしたらいいのに」と相手に伝えようと
思っても、余計なお世話かなと結局伝えず、
自分が伝えてた方がやっぱりよかった、
なんてことはザラにあります。

でも、そこを一歩踏み込む勇気って結構いると
思うんです。

相手がどう捉えるかはわかりませんからね。

しかし、本当に相手のためを思って、
上記のようなことをしっかり口に出来れば、
自然と感情が乗ってくるため、相手にも
「自分のことを思って伝えてくれてるんだ」
とポジティブに伝わるのではないかなと
思います。

実に、私もスタイリストさんの気持ちのこもった
一言にすんなり身を委ねられました。

今回のスタイリングも結果的に、自分の希望
通り寄りかつ、イメージの斜め上をいく最高な
仕上がりでした。

どうして初対面なのにそこまで提案してくれる
んですか?と最後に質問してみたら、

「こうしたほうがいいと、自分の中で目に見えてることを伝えず、お客さんが思っていた結果を得られないと私としても辛いので、より良く感じていただけるであろうアドバイスは、初対面であろうと、希望があろうと、絶対言うようにしてるんです」と自信満々で話していました。

「言って後悔」より「言わずに後悔」

というやつですね。

あとは、この自信満々さのご提案は

「使命感」

がめちゃくちゃ強いんだと思います。
美容師として1人でも多くの人を理想の髪型に
してあげたいという。

立場がどうであろうが、タイミングがどうであろうが、相手にとって少しでもメリットがあるのであれば、恐れず勇気を持って口にしてみる。

また、自らの仕事などに使命感を持ち遂行する。
相手のことを本当に心の底から考える。

それで断られたらなら、それはそれで相手の
決断なのでいいでしょう。

この辺を心がけて良い意味で物申して
いきたいです。笑笑

それでは。

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