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2021/10~家族の仕事によりイギリス中東部在住。偶然得たイギリス自由時間。人生の後…

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2021/10~家族の仕事によりイギリス中東部在住。偶然得たイギリス自由時間。人生の後半を自由に、独立して、好奇心を満たし続けながら謙虚に生きるために、ヨーロッパを歩きながら考える記録。Online MBA Student. Prosci® Change Practitioner

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チェンジマネジメントとの出会い

1年半前、私はアメリカのIT企業の日本支社での職に就いていました。私は、B2Bのセールス組織に所属し、営業、マーケティング、プリセールスエンジニアなど、約150人のスタッフと協力し、一般的に「チャネル」や「流通」と呼ばれるステークホルダーと協力してビジネスを展開していました。 パートナーマーケティングマネージャー(シニア担当者レベル)として2年が過ぎた頃、事業部長であるYさんから、本社の指示で新設される事業部長直下のリーダーロールを提案されました。当時の直属の上司であったT

    • 日本の小学校からイギリスの中学校に入って2年。現在の英語力は?

      「今日の英語はなかなか良かった!」 息子がイギリスの中学校で過ごして2年が経ちました。 日本の高校受験を視野に入れ、定期的に日本の塾の定期テストも自宅で受けています。通常、テスト後には、「文法問題でこんな英語の表現が出たんだけど、学校では使わないよね!」や「"Curry and Rice"というフレーズが出てきたけど、イギリスではそんな料理はないよね」といった不満を口にしますが、今回は少し違う様子でした。 肝臓の働きについての文章 息子に話を聞いてみると、今回の試験の長

      • ホームとアウェイにある境界

        これまでに住んだ場所は北九州、東京、ロンドン、福岡、東京、香港、上海、西宮、東京、イギリス。 学生時代の課外活動は、合唱団、吹奏楽、バドミントン、写真部、学生新聞。アルバイトは塾講師、家庭教師、ファストフード、コールセンターオぺレーター。 その後3社の企業で働いた。今はキャリアブレイクでオンラインMBA生。 すべて自分が決めて行動してきたことであるが、幅広い選択肢から慎重に選んだり、優先順位を決めたりしたことは全くない。直感といえばそうだが、生きてきた中で無意識に刷り込まれ

        • イギリス中学校のポジティブフィードバック

          イギリスに来てから約2年が経ち、セカンダリースクールのYear 7から学校生活をスタートさせた息子は7月にYear 8を終えました。 学期の終わりに保護者に渡されるレポートカード(日本における通知表に相当)には、各科目における「Attainment(達成度)」と「Effort(努力)」の4段階スコアに加え、教師からのコメントが記載されています。これは息子の学業の現状を知るための情報であり、同時に各教師が生徒に対してどのような考えや姿勢をもっているのかを感じることができる、貴重

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        チェンジマネジメントとの出会い

          チェンジに抵抗はつきもの

          チェンジマネジメントは組織が進化し成長するために必要なプロセスですが、その道のりには抵抗がつきものです。私が所属していた組織は、人事、組織、プロセス、報酬などの変化が常に飽和しており、社員は変化に慣れている印象もありましたが、それでも変革プロジェクトの初期には何らかの抵抗がありました。 なぜ人は変化に抵抗するのでしょうか?経験上、私たちは、変化が不安を生むことを知っています。現状に100パーセント満足していない状況であっても、私たちが慣れ親しんできたもの、そして快適に感じて

          チェンジに抵抗はつきもの

          個人が経験するチェンジのプロセスを理解しよう

          例えば、あなたは女性向けにプラントベース食習慣改善プログラムを主宰しているとします。参加者向けに1日3食×4週間分のメニューを開発して渡せば、皆がそれを見るだろう。皆がすぐにそれを使って新しい食事を作り始めるだろう。皆がそれを効果的に使うだろう。プログラムが終わっても、その習慣は続けられるようになっているだろう。もし、これらの仮定が正しければ、参加者の変化は毎回望ましい結果をもたらすでしょう。 しかし、現実はそうはいかないことがあります。あなたがそれを開発すると、一部の人々

          個人が経験するチェンジのプロセスを理解しよう

          チェンジマネジメントにおける「チェンジ」を理解する

          チェンジマネジメントに取り組む準備として、まず「チェンジ」を理解して定義することが必要でした。私の所属する組織が関与するチェンジについては、米国本社より社内の限られたメンバーへプロジェクトの概要やスケジュールが共有されることでチェンジマネジメントの準備が始まります。そこから、どんな人達に、どんな変化の受け入れが発生するのか、さらには変化のインパクトの大きさやどれくらいの準備期間がいるのかを調査して、チェンジマネジメントを計画するのが私の役割です。 変化のインパクトの10の側

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          イギリスのマイクロモビリティ政策

          イギリスの暗い冬が終わり、外に出て楽しんでいる人が多い時期になりました。 先月、電動キックボードのLuupの貸し出し拠点を日本で3倍にするというニュースを見ました。 私が住むノッティンガム市ではレンタル電動自転車(E-bike)の取り組みが開始されました。これは、二酸化炭素排出量を削減し、国内初のカーボンニュートラル都市になるという市の取り組みと連動しています。 以前からレンタル電動キックボード(E-scooter)はあったので、楽しく持続可能な市内の移動に関する施策が強

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          55年間の喫煙に終止符:梅丘の伯母

          75歳の伯母の自宅にはインターネット環境がない。i-modeなども使ったことはなく、使い慣れたガラケーでできることは通話とSNS。月額料金は約4000円で、「かけ放題」という言葉は何年ぶりに使うだろうか。 イギリスと日本の時差が大きい、私のpay as you goの通信プランから国際電話がかけにくい等の理由で、現在は伯母とのタイムリーなコミュニケーションが難しい。 そんな中、約2か月ぶりに電話をした。 心筋梗塞になった 1か月ほど前、急に胸が締め付けられる感じがあり、

          55年間の喫煙に終止符:梅丘の伯母

          梅丘の伯母

          私の人生に一番影響を与えた人は、伯母だと思う。 父の兄の妻で、生まれも育ちも東京の世田谷。子供はいない。 福岡県北九州市で生まれ育った私は、高校卒業後に大学へ進学するため東京へ。第一希望の大学には落ちたが、「女の子だったら、K大学のほうがいいと思う」という伯母の意見で、他に複数合格した大学の中から進学先を決定。伯母の自宅は小田急線の梅丘駅から徒歩15分ほどの場所にあった。そこからほど近い井の頭線沿いのアパートで、私は東京生活を始めた。 時間があるときは、服、バッグ、アクセ

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          "Study-Test-Test-Test"のススメ

          イギリスの物価は何にしても高く感じますが、日本より安く経験できる数少ないものの一つがゴルフ。天気の良い日曜日など、息子は夫とともにDriving Range(ゴルフ練習場)に行くようになりました。小学生の6年間の週末のほとんどを軟式野球に費やしていた息子は、3-4回通うとある程度クラブを振れるようにはなってきました。 ショートコースを回る敷居はそれほど高くないので、もうそろそろ行ってみようかという話題になりました。私は「もうちょっとRangeで練習した方がいいんじゃないの?

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