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55年間の喫煙に終止符:梅丘の伯母

75歳の伯母の自宅にはインターネット環境がない。i-modeなども使ったことはなく、使い慣れたガラケーでできることは通話とSNS。月額料金は約4000円で、「かけ放題」という言葉は何年ぶりに使うだろうか。
イギリスと日本の時差が大きい、私のpay as you goの通信プランから国際電話がかけにくい等の理由で、現在は伯母とのタイムリーなコミュニケーションが難しい。

そんな中、約2か月ぶりに電話をした。

心筋梗塞になった

1か月ほど前、急に胸が締め付けられる感じがあり、近くに住む兄によってかかりつけ医に連れられたが、他の持病も考慮して総合病院に搬送されることになったらしい。手術自体は無事に終わり、1週間後退院する際に「〇〇さん、今(タバコ)吸ったら死ぬからね」と医師に言われたが、帰宅してなんとなく1本吸ってみたら、美味しくない上に気分が悪くなったとのこと。
それからは、吸いたくはなるが、その時の不快感を思い出すと禁煙状態を続けられているそうだ。

「肺がんになっても、1箱1000円になってもタバコを吸い続ける」と言っていた

短大に通うころからタバコを吸っていたという伯母。喫煙歴55年か。。
しかも、吸う量が半端ではない。約1か月分にあたる5カートン(50箱)をまとめて買う。

今回の件でとりあえず不要になった、買ったばかりの4カートンのタバコは、喫煙できる居酒屋を経営する友人に渡したそうだ。

思ってもなかった伯母の禁煙。
コロナでも変わらなかった長年の習慣が、心筋梗塞で変えられた。

そう聞くと、伯母の家の中をもっと一緒に快適にしたいという思いが強くなる。

変化は突然訪れる。

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