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ホームとアウェイにある境界

これまでに住んだ場所は北九州、東京、ロンドン、福岡、東京、香港、上海、西宮、東京、イギリス。
学生時代の課外活動は、合唱団、吹奏楽、バドミントン、写真部、学生新聞。アルバイトは塾講師、家庭教師、ファストフード、コールセンターオぺレーター。
その後3社の企業で働いた。今はキャリアブレイクでオンラインMBA生。

すべて自分が決めて行動してきたことであるが、幅広い選択肢から慎重に選んだり、優先順位を決めたりしたことは全くない。直感といえばそうだが、生きてきた中で無意識に刷り込まれた価値観とも言い換えられるように思う。

私の場合、おそらく以下のようなものだ。
・知的な活動が自分の特徴である。
・なにかに一体化せず、独立して自由でいたい。
・快適な環境にいたいから、裕福さが必要。
・謙虚な、静かな人でありたい。

振り返ると、私は自分の時間やエネルギーをなにか1つのことに集中して遠くまで来たタイプではなく、いろんな方向に小さな矢印を伸ばして自分を広げてきたように感じる。
しかし、一見住む場所や、所属するコミュニティなど、アウェイへの越境行動はたくさんしているけれど、心理的には私の価値観がいつも境界を越えることを阻止していた。結局はもとの価値観の自分のまま、つまりどこもホームだったんだ。

「アウェイとホームとの往還で感じる、違和感、葛藤が学習効果をもたらすのが越境学習」と石山先生は書かれている。もっとその時々の状況や文脈に集中すれば、それぞれのコミュニティで自分を省察することができるのかもしれない。

心理的なアウェイに飛び込む覚悟をしよう。価値観は変わるかもしれない。

参考:越境学習入門 石山恒貴 伊達洋駆 2022年



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