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常にニュートラルであるために、自分の原点を自覚する。

最近のライフスタイルを説明すると「いま風の生き方ですね」と形容されることが増えた。先月に受けたタウン誌の取材でも、先日会った地元の友人にも、同じようなことを言われた。


アドレスホッパー
パラレルワーカー
セパレート婚
etc...


いつの間にやらそんなカッコいい名前で括られる生き方をしてしまっているらしい。スピリチュアルな表現を使うなら「風の時代に沿った生き方」ということなのだろうか。

「理解ができない」と怪訝な態度を取られることもあるし、「羨ましいです」と羨望の眼差しで見られることもある。

アドレスホッパーとは?
多拠点居住者のこと。特定の住居(アドレス)を持たずに移動(ホッピング)しながら生活する人を表す。リモートワークの普及に伴って実施する人も増えてきている。

パラレルワーカーとは?
複数の収入を持っている人のこと。いくつもの仕事を並行(パラレル)に請けている人を表す。副業解禁の波に起因して目指す人が増えてきている。

セパレート婚とは?
週末婚や別居婚などの婚姻スタイルのこと。同居同棲をせずに、それぞれが独立(セパレート)した状態で生活する夫婦のことを表す。


とは言え、今のライフスタイルは、僕自身が強く望んでいたわけではないし、そこに合理的な理由があって選び取ったわけでもない。ただ純粋に「こっちの方が良さそう」を積み重ねた結果として今の形があるだけなんだ。

だから、怪訝な態度を取られても、羨望の眼差して見られても、正直戸惑いしかなかったりもする。

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いま、山陰本線で西に向かいながらこの記事を書いている。数日間滞在した地元の鳥取市を離れて、今夜から島根県の出雲市に中期滞在の予定だ。(実は島根県に泊まるのは今回が初めてだったりする)

その道中、たった2両編成の汽車に揺られながら窓の外を眺めていたときに、突如猛烈な懐かしさに包まれた。自転車通学だった僕には、懐かしさなんて感じるわけがないのに、ホームに帰ってきたような気持ちになった。


右を見れば白々しい空と海が広がっていて、左手には緑々の田んぼと中国山地が永遠と続いている。

「あぁこれが山陰だ」

見慣れているわけでもない。好きなわけでもない。寧ろ、いつも曇っているばかりで何もないこの土地を、ちょっと嫌いだったりもする。だけど、なぜかちょっとホッとした。


全国各地を転々としていても、こんな気分になるのは山陰だけだ。(兵庫北部に行ったときにも同じ感覚に襲われたことがある)

空気なのか、天候なのか、景色なのか、何が起因しているのか僕にもわからない。僕が鳥取生まれだからなのか、関係ないのか、それすらも不明だ。

ひとつだけ確かなのは、いつでも帰ってきてくればいいと思える場所があると、不思議とニュートラルな自分で居れるということ

心を落ち着かせて強くて優しい人であり続けるためには、必須の感覚なようにも思える。

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僕の人生がこれからどう転がっていくのかなんて、僕にもわからない。

もしかしたら、どこかの土地に根を生やすかもしれないし、ひとつの企業に生涯を捧げるかもしれない。夫婦で一緒に旅するように生活し始めることもあるだろう。

いずれにせよ、その時々の自分が自然な感情で行き先を決めていく。常にフラットな自分でより良い方を選んでいけばいい。

それでいいのだ。


僕にはいつだってニュートラルを取り戻せる原点があるから。


宍道湖が見えてきた。初めての出雲までもう少し・・・

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最近の仕事と夫婦関係について

表では言えないけれど、最近の仕事具合と、夫婦関係について、ちょっとだけ書いておこうと思う。

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