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学ぶこと

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2019年1月の記事一覧

やさしく伝える/領域固有性と転移について (教える技術より)

やさしく伝える/領域固有性と転移について (教える技術より)

01月24日に開催された早稲田大学オープンカレッジ2019冬講座「教える技術・第3回」の報告、その2回目です。今回は「認知技能の教え方」について学んでいます。

講義の中ではWason問題とアルコール問題を例題にして、領域固有性と転移について学びました。ローマ字や数字を並べただけの問題を論理構造が同一な身近な話題で試してみると、わかりやすくなるということです。

領域固有性は、その領域では正しく使

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バグの修正は難しい(教える技術より)

バグの修正は難しい(教える技術より)

01月24日に開催された早稲田大学オープンカレッジ2019冬講座「教える技術・第3回」の報告です。

今回のテーマは「認知技能の教え方」です。その中で、バグルールを発見し修正することが必要だとお話がありました。向後先生の著書、「上手な教え方の教科書」には以下のように説明があります。

間違ったプログラム(バグ)、あるいは間違った概念(誤概念)がすでに形成されてしまっている場合もあります。

教える

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制限時間を守る!(おとなの研究発表会 報告 その2)

制限時間を守る!(おとなの研究発表会 報告 その2)

01月26日に開催された、ちはる塾おとな学部の研究発表会に参加して、発表をさせていただきました。このような場で発表をするのはアドラーフェストを入れて5回目です。今回は発表するにあたり、内容とは別に課題を決めました。

今回の課題は、制限時間を守るということです。今までの発表は、いつも時間が足りなくなり、最後が駆け足で尻切れだったり、時間を超過して発表をさせていただいていました。

去年の12月に初

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【お礼】おとな学部おとなの研究発表会

【お礼】おとな学部おとなの研究発表会

第4回おとなの研究発表会が無事に終了しました。これで第4シーズンも終わり、1年半に渡った研究コースも一区切りです。たくさん学んだ1年半でした。

私がちはる塾の課題を作成するなかで反省したことは、文章の書き方、しめきりを守ることの大事さ、ケアレスミスが致命傷になるということです。

文章は、毎日フェイスブックに投稿をすることを始め、今年はnoteに挑戦しています。書き続けることが一番の練習だと知

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Callenji/Skillバランスの難しさ(教える技術より)

Callenji/Skillバランスの難しさ(教える技術より)

早稲田大学オープンカレッジ2019冬講座「教える技術」の2回目で学んだことを報告します。その3回目です。

前回の報告で教え方の3つのゴールデンルールを学んだことを書きました。それは以下の3つです。

・スモールステップ
・即時フィードバック
・Callenji/Skillバランス

私は障がいのある方への支援をしています。そこでいつも悩むのは支援者となる職員の育成です。その改善を目的に教える技術

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開催間近 第4回おとなの研究会

開催間近 第4回おとなの研究会

01月26日に、第4回おとなの研究会が開催されます。昨日、当日配布される要旨の原稿を提出することができました。ほんのだけ少し気持ちが楽になりました。

おとなの研究会は、ちはる塾おとな学部の塾生による研究発表会です。ちはる塾おとな学部では、向後千春先生が塾長となり、オンラインによる講義とファシリテーターとのやりとりで研究を進めます。向後先生はこのコースで身につけるスキルを以下のように紹介しています

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失敗から学ぶ(教える技術より)

失敗から学ぶ(教える技術より)

01月10日に開催された早稲田大学オープンカレッジ2019冬講座「教える技術」の2回目の報告です。

今週のテーマに入る前に、先週の講座内容について質問をとおしてのふりかえりです。質問のひとつに、インストラクションの6要素の内、「予測」と「失敗」の違いについてというのがありました。その解説の中で向後先生がおっしゃった言葉です。

しっかり予測できると安心して失敗ができる。失敗から学んでほしい。

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楽しく食事を続けるための基礎知識~姿勢・食物形態・雰囲気~

楽しく食事を続けるための基礎知識~姿勢・食物形態・雰囲気~

「楽しく食事を続けるための基礎知識~姿勢・食物形態・雰囲気~」という研修を企画しています。正しい食べ方、支援の仕方を学ぶ研修です。

障がいのある方の生活を支援するグループホームにおいて、入居されている方の高齢化が大きな課題になっています。高齢化に伴う支援の変化では、移動や活動内容、生活様式やリズムなどがあげられます。その点について意見交換を重ねた結果、一番取り組まなければいけないことは食事ではな

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安心できるようにする(教える技術より)

安心できるようにする(教える技術より)

今日は中野のエクステンションで「教える技術」の2回目が開催されます。実りある講座です。

昨日、グループホーム支援者と懇談をしているとき、先週の講座のメモの中の一文が目に留まりました。

向後先生のお話に、教える者は受講者が安心して学べることを意識しなければいけないという注意がありました。そのためにインストラクションには5つの要素があり、それを実行することが必要とのことでした。

先生のおっしゃる

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なぜそれを教えるのか…(教える技術より)

なぜそれを教えるのか…(教える技術より)

2019年01月10日に開校した、早稲田大学オープンカレッジ2019冬講座「教える技術」の初回で学んだことをもう一つ書きます。

初回のテーマは、教えるとはどういうことか、でした。その講義の後半で向後先生がこんなことをお話しされました。

教える人は常に、なぜそれを教えるのか意識しなければいけない。

私は障がいのある方にいろいろな支援をしています。この先生の言葉は支援場面においてもあてはまります

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体が熱くなった「教える技術」初回

体が熱くなった「教える技術」初回

2019年01月10日、早稲田大学オープンカレッジ2019冬講座「教える技術」が開校しました。講師は教えることを専門とする向後千春先生です。この講座は今年で4回目になります。毎回バージョンアップして開催されているため、初参加の方と私を含むリピーターが混ざり、今回も教室が満員状態となっていました。人気の講座です。

さて、初回のテーマは、教えるとはどういうことか、です。私は途中、先生が話された言葉に

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教える技術が始まります

教える技術が始まります

今日から中野エクステンションセンターで向後先生の「教える技術」が始まります。今年で4回目になります。昨年あたりからやっと授業についていけるようになりました。

初めて受講したときは、アドラー心理学の延長で受講しました。私の中にアドラー心理学との区別もついていなかったので混乱をしてしまいました。

2年目、少しだけ先生の話が理解できるようになりました。ただし、その分、教える技術について、そんなことい

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