吐き出した煙には

タバコを吸いにベランダへ出ると、いつも同じ方向に飛んでいく飛行機がある。それは国内便なのか海外便なのかはわからない。けれどどこかへは運ばれるという事実がある。僕はその人たちの行先を知らない。きっと楽しい光景や出会い、想い出が構築されていくのであろう。僕は爪を噛んでその幸せをグッと堪えることしかできない。そんな毎日。だからと言って自分を卑下するわけではない。一応生活はできているし、それなりの趣味もある。ま、最近はそんな気力もないが。唯一できるのが記事の執筆なので、スマホを使ってポチポチと文字を紡ぐ。誰も見てないかもしれない、誰にも届かないかもしれない。きっとその可能性の方が高いだろう。だが、僕はなるべくこれを辞めずに、懲りずに続けていこうと思っている。なぜなら文字を書くことが好きだからだ。嬉しいことに、先日コメントをもらった。そのコメントがこんなにも嬉しいだなんて、僕は思いもしなかった。そのたった数十文字で僕の心は満たされた。「ああ、やっててよかった」なんて夜空に向けて耽ることができた。ありがとう。これからも僕らしく、投稿をしていこうと思ってます。もう一度言います、ありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?