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時代遷移をお決めになったこと。43

私は平成時代に生まれました。ですので、昭和の時代を全くと言っていいほど知りません。これまでの天皇は崩御されてから次の時代へと移り変わることが通常の慣例とされていたみたいです。

今上天皇は30年という長きに渡って、日本国の象徴として、また世界をつなぐ架け橋として毎日のようにご公務をなされていました。時に心臓のバイパス手術を行われるなど、体にムチを打ちながら公務をこなされていたと思うと心が痛みます。

皇室にお生まれになるということは、それ相応の覚悟が必要です。
もちろんそんな覚悟など生まれた時から感じることができるはずもなく、歳を重ねるにつれて一切を引き継ぐという大務を果たすことになります。
マスコミからは常に報道され続ける立場となり、情報が入ってくることもなく本物かどうかもわからない情報の数々が世に出回り、沖縄を訪問した時のように襲われる可能性だって無いとは言い切れません。
そんな世を生きていかなくてはならないことを上皇、上皇后さまはどのようにお感じになられていたのでしょうか。

上皇さまは、「年齢と体力、公務を考えた時にこれ以上動けるか不安である」とお言葉の中で仰られました。力士で例えるならば千代の富士と似ているのかなと思いますが、上皇さまは象徴としての務めを果たすこと自体が限界に感じていたのでしょう。

だから約1年前のあの日、あの場所でお言葉として全国民に投げかけられたのだと思います。
死ぬまでが象徴の務めという終わりなき慣例を見直し、より一般の人々らしく暮らしたいという上皇さまの気持ちもそこに十分込められていたのではないでしょうか。

結果的に一代限りの特別法の措置として上皇さまは天皇を退位されました。本日皇太子さまが天皇に即位されたわけですが、上皇さまの願い「安定的な平和」が令和の時代も変わることなく続いてくれることを私たちも共に願うばかりです。


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