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【脳HACK大全】感想と要約

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【脳HACK大全】

#脳hack大全
#茂木健一郎  

📕内容📕


脳科学者の著者が、
脳科学的な観点から
アイデアの引き出し方や
ストレスに対する対処の仕方、
仕事術や日常生活での過ごし方、考え方
を教えてくれます。


📗感想📗

100個の具体的なテーマに対して
とてもわかりやすく
簡潔にまとめられており、
読みやすかったです!

個人的には
もう少し詳しく脳のことを
教えて欲しかったですが、
それはまた別の著書を参考にしてみようと思います!


著者が実践している具体的な方法や
考え方を教えてくれてますので
参考になります🙏✨

要約・響いたとこ

今回は個人的に響いたとこを簡単に紹介していこうと思います!

アウトプットと脳の関係

脳は主に感覚系で情報を「入力」し、運動系を使って「出力」しています。

アウトプットの制度は、運動系学習の回路がどれだけ鍛えられているかに依拠するのです。
__感覚系がちょっとしたきっかけで飛躍的に伸びるのに対して、運動系学習は反復でしか鍛えることができません。


情報を取り入れる”インプット”と
情報を発信する”アウトプット”は
脳のつかう領域が違ってくる
、そうです!

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人が学び、成長していくには、この両輪をうまく回していくことが大切になってくるそうです。


”インプット”感覚系のほうは、
「一流のものに触れる」などによって「感動」したりすることで、
飛躍的に伸びることがあるそうですが、

”アウトプット”運動系は、反復することで少しずつ鍛えていく必要があり、

このバランスが崩れていると
「納得いくようにできない」
「できたけど周りからみたらクオリティが低い」
というようなことになってしまい、

多くの人はここで躓き投げ出してしまうそうです。。


特に最近はインターネットの発達によって、

「インプット」の機会はすごく増えていますが、
それに対して「アウトプット」が少ない傾向にあるので、
意識的に「アウトプット」をするのが良いそうです!


創造性が発揮される瞬間

創造性が発揮される瞬間とは、実は記憶メカニズムの応用編なのです。

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外部からの情報は、脳の側頭葉”記憶”として蓄えられます。

それらは「運動系」でアウトプットし「意味付け」がなされて初めて、

他の状況にも応用を利かせられる「経験」となるそうです。


「前頭葉」という場所が「意識」を司っているのですが、

この「経験」+「意識」によって情報が編集されたとき、
新しい「アイデア」が生まれます。


この「アイデア」には、「意識」「経験」にもうひとつ「ひらめき」の要素も必要となりますが、

「ひらめき」は”思考のトレーニング”によって鍛えることができ

①「思考のリフティング」
②「世界に問いかける」

ことが大切だと著者はいいます。

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「思考のリフティング」とは、
「普段から自分の頭で考えるようにする」ことです。

サッカーのリフティングと一緒で、
普段から頭を使って思考をめぐらせることをしておかなければ、
滅多に「ひらめき」を得ることはできないそうです。

「世界に問いかける」とは、
たとえば「リンゴは何故木から落ちるのか?」

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こういった「当たり前」のように存在する現象などについて、

「疑問を持ち続ける」ことだそうです!


こうすることで、脳の中の”ひらめきのアンテナ”「ACC(前帯状皮質)」
”脳の司令塔”「LPFC(前頭前野外側部)」の働きが活性化されていき、

無意識化での「ひらめき」を逃さないようにすることができる・・・!


実は、知らない間に「ひらめき」はしてるんだけど、
この”アンテナ”と”司令塔”の働きが活性化されていないと

「せっかくひらめいたけど、あんま興味ないんだな」ということで

「ひらめき」を捨ててるような状態に陥ってる場合が多いそうです。


また、その状態がつづけば、どんどん「ひらめき」に対する感度が悪くなっていくそう。。

心構えとしては、

__「釣りをする漁師の心境」でいることです。__
心身ともに、いつ魚のあたりが来ても大丈夫な状態にしておいて、
面白いことが起きたら、「これ、いただき」というようにパっと捕まえる
___アンテナ回路を鍛えるためには、これが重要なのです。

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このように構えておくことが大切ということです!


読書することのメリット

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①読書は「アクティブレジャー」である


人が余暇時間を過ごす”レジャー”

これには”能動的”「アクティブ・レジャー」
”受動的”「パッシブ・レジャー」の2種類が存在します。


これらのうち、より人が幸福度を感じやすくなるのは

”能動的”「アクティブ・レジャー」だそうです!

これはどういうものなのか?というと、

釣りをする、ハイキングをする、山登りをする、ゴルフをする___

自分からアクティブに行動するレジャーは、その場で気分が発散されるだけではなく、明らかにその人の幸福度をアップさせます

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アウトドアやスポーツのようなレジャー、というイメージですかね。

「自分からアクティブ」な方が、幸福度が高くなる、という研究結果があるそうです!


比べて”受動的”「パッシブ・レジャー」はどのようなもののことを言うのか?

ストレス発散のためにテレビを観る、映画を観る、買い物をするなどの行動をとる人は多いでしょうが、実はこれらは「パッシブ・レジャー」といい、受動的な楽しみです。

自分で積極的かつ主体的に行動するレジャーではなく、あくまで受け身のレジャー。

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脳の活動領域的に見て、これらのレジャーは”受け身”であり、

”幸福度を上げる”という観点で見た時に
「アクティブ・レジャー」には及ばない。。

テレビや映画は視覚情報、聴覚情報が圧倒的に多い媒体です。
自分で能動的に考えなくても、
目や耳から勝手に情報が流れ込んでくる
のです。
仕事から疲れ果てて帰ってきても、
テレビのスイッチを入れるだけで、ボーっと見続けることができるのはそのためです。


「読書もパッシブ・レジャーでは??」と思いますよね・・!

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”受動的”なレジャーに属しそうなものですが、、

読書とは、脳の活動としては決してパッシブなものではなく、
むしろ目から入ってきた文字情報をもとに
様々な想像力を駆使して情報を補わなくてはならない複雑な作業を要するものです。
___脳の活動量としては決して少なくないのです。

脳の活動を見ていったときに、”読書”は「アクティブ・レジャー」だそうです!

たしかに、テレビ等と違い、本に書いてある内容を理解しようと思うと

頭を使いますし、ある程度集中して読まなければ「文字を見てるだけ」な感じになりますよね。。


幸福度を高めるレジャーをすることにより、中枢神経系のバランスが整い、「ストレスフリー」な状態に近づいていける!と著者は言います。

アウトドアなどが苦手な人は、読書をはじめてみるといいかもしれませんね!


②「コンセプト脳」「ディティール脳」を養える

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”文章を読む”ことは”全体の「森」を見る能力”「コンセプト脳」を鍛えることになると著者はいいます!

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コンセプト脳をより鍛えていくには、
少し難易度の高い文章を読むのに挑戦することが効果的だそうです。

意味がよくわからなかったとしても、全体のニュアンスなどで意味を推察していったり、を繰り返すことで「深い論理力」が身につきます。


また「ディティール脳」のほうは

コンセプト脳が「森を見る」能力なのに対して、
「木を1本1本育てる」能力のことを言うそうです。

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ディティール脳は「何かをやり続ける」ことで鍛えることが出来、

読書でいうならば「熱中した読書体験」によって養われる、と言います。

また、この時の「本を読むスピード」は「書くスピードと同じくらい」がベストだそうです!


よく「速読法」などを目にしますが、これだと「ディティール脳」はあまり鍛えられないそう。。

「速読法」は脳に”情報”はダウンロードできたとしても、

読書の体験や情報を咀嚼し処理することによって得られる
脳の活性化はなされない
そうです。。


「そんなにゆっくり読んでる時間はない!」という方もおられると思いますが、

著者がおススメしているのは「書くスピード」で
「部分読み」や「少しずつ読む」こと
、です。

___学習は必ずしも秩序立てて行う必要はないと考えられています。
断片的なインプットを継続して行うことが大切なのです。

脳が 成長するには、神経細胞(ニューロン)がつなぎ変わり、
新しいシナプス(神経細胞のつなぎ目)が生まれることが必要ですが、
神経細胞が繋ぎ変わるまでにはだいたい2週間くらいかかります。
___試行錯誤を繰り返して行動することで、
脳内に強固なシナプスが形成され、
時間をかけることでひとつの行動に収斂していくのです。

情報を細かく切って処理し、それを継続していくことで処理能力自体も鍛えられていくそうです!


また、脳が成長していくのには2週間ほどかかるそう。。

読書を続けていると、読んですぐには理解ができなくても

しばらくして急に、ひらめくように理解ができたり、

もういちど読み返してみると理解しやすかったり、経験のある方も多いと思います。

このように、読書には”潜伏期”があるようです。

この潜伏期を経て思い出すような情報こそが、
”読書体験の真の成果”
だと著者は言っています。


ちょっとずつでも読み進め、脳を活性化させていきたいですね(^^♪


まとめ

一部分だけの要約・感想でしたが、

テーマは100個あるので、もっと色々な内容が詰まってる本です(^^♪

何気なくやっていることや、感覚的な事柄を脳科学で伝えてくれるので

説得力があります(^^♪

興味のある方は是非読んでみてはいかがでしょうか??(^-^)


最後までお読みいただきありがとうございました!

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