「グローバリゼーションと国家」朝活vol.34
おはようございます!朝活34日目。
今日は朝から小難しい話ですが、
「文化人類学の思考法」グローバリゼーションと国家より内容をアウトプットしていこうと思います!
「文化人類学の思考法」グローバリゼーションと国家
国家とは何か?あまり考えることもないと思いますが、
いま、世界中でグローバル化が進んでいく中で、
国家のあり方が変化しようとしている・・!
「国家が無い状態」ってどんな感じか・・・
なんかイメージが難しいですよね。。
たとえば、ゲームや本などの空想、ファンタジーの中でさえ、
国家が「あるもの」としてつくられてます。
「国家がない」はどういう状態か??
文化人類学者は、アフリカの文化の研究で
「政府を持つ社会」「政府を持たない社会」
の2つに分けたそうです。
「政府をもつ社会」では、中心となる権力者がいて、行政や司法のしくみが発達している。
これは何となくイメージができます。秩序を保ち、社会を発展させるうえで「政府」や「国家」はなくてはならないように感じます。
それに対して、「政府をもたない社会」はどうなっているだろう?
____そこには、王様のような特権的な人びとはいなかった。
また、行政や司法に関して決定する力をもつ中央の組織もなかった。
だから、中心と周辺や上と下のイメージでは語れない。
より適切なイメージは、「枝分かれ」だ。
「部族」「地域共同体」「家族」などのセクションに枝分かれし、争いが起こると、それぞれのセクション間での解決が図られる。
あるいは、別パターンでは
「個人的能力によってのしあがった、一代限りのビッグ・マン」
によって派閥が形成され、
派閥間での競争によって政治が成り立っているところもあるそう。
このビッグ・マンは政治的地位を継承するわけではないので「首相」のようになることはない。
「政府のない」地域でも、それぞれのやり方によって秩序は保たれている。
もしかすると、「国家のない社会」は「まだ」国家のない、遅れていて不完全な社会だと感じるかもしれない。
______それらはむしろ国家の発生を結局的に妨げようとする「国家に抗する社会」なのだ______
_______集団は、首長の権力を否定して、
命令する/される関係ではないことを
くり返し思い出させようとする。
こう見ると、「国家のない社会」は、
国家を拒否し「生き方」として
平等性を選び取った社会として見えてくる
そもそも「国家」とはなんなのか?
「政府のない社会」などに対して感じる違和感や奇妙な感じは、
「国家」を単なる「領域国家」ではなく、「国民国家」としてとらえ
住んでる地域に対して、国民としての「私たち意識」を自然と持っているからだ、と著者はいいます。
たとえば、自国の企業が世界一になったら何か誇らしいし、オリンピックで自国の選手が活躍すると嬉しい。
実際には、自分には何の縁もないのに、喜ぶ。
それは「国民」という「想像の共同体」としての当事者意識、幻想を抱いているからだそうです。
この「想像の共同体」としての意識は、もとをたどれば
戦争に民衆を兵士として動員するにあたって、
参政権の付与や学校教育、新聞などメディアの発達による内部の情報共有。。
それらによってだんだんと
「国家」と「自分」を同一視して「私たちの国」
という感情を形成されてきたからだ、
と著者はいいます。
また、言語・文化・歴史などの「形成の過程」の「共有」による「愛着」が
「私たちの国」をつくっているそうです…!
グローバリゼーションと国家
グローバル化が進み、
人・メディア・資本・テクノロジー・イデオロギー…
様々なフローが国境を超えていく中で
「国民国家」は不確実になってきている、といいます。
金融資本が簡単に国境を越え、「国家が自国の経済をコントロール」しているわけではないし
非政府組織(NGO)は国境を越えたネットワークをつくっており、
「国民国家の枠組みに限定されない国境なきデモクラシー」を実現しようとしている
現実には、国家は主権を独占しているわけではない。コミュニティからギャング組織にいたるさまざまな集団が「部分的主権」を保持していて、
それらが折り重なって対抗しあったり共存したりしているのだ。
この状況は、
消えていくどころか世界的により顕著になりつつあるのかもしれない。
あまりにも「当たり前」にある「国民国家」の考え方でさえも
確実性が揺らいでいる。。
「グローバル化」の起こす変化の凄まじさを感じますね…!
難しい話すぎてイマイチ理解出来てないですが笑
こういった「当たり前」を根本から分解して考えるのって面白いなぁ
と感じました!
寝ぼけてましたが、難しいこと考えてやっと脳が温まってきた気がします…!
最後までご覧頂きありがとうございました!(^^)
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