ヤマサキリョウ
事業開発、プロダクト開発に有効なフレームワークをご紹介します。
コーチング、セルフコーチングに関する記事を紹介します。
事業開発に関連して執筆したエッセイをまとめるマガジン
体験設計をする上で、抑えておかないとおくべき”意味のイノベーション”。 直感的に分かるようで、腹落ちして理解し、活用するのが難しい”意味のイノベーション”についてのメモ書きです。 意味のイノベーションについて意味のイノベーションは、ミラノ工科大学のベルガンティ教授が提唱するイノベーションに関する考え方です。 ベルガンティは、従来の課題解決型のイノベーションというのは前時代的で、我々は意味のイノベーションについて、考えなければならないと解きます。 ベルガンティは、私達自
インターネットアンケート調査を使用して、市場性を調査する方法について解説します。 インターネットアンケートは、低コストで容易に、参入を検討している事業やコンテンツの市場性(市場がどれくらい大きいか)を調べることができます。 プロダクトアウト的に作りたいものを作る際においても、市場の大きさを理解しておくことは非常に重要です。 1,市場性の定義まずは、どのような定義で、市場性を調査するのかを決めます。 ここでは、市場性の中でも、対象とする事業の市場規模を確認したい。 更
新規事業や新規プロダクト開発で、必要なプロセスをまとめました。 新規事業やプロダクト開発に突然アサインされて、途方にくれている方の、「どのようなステップを踏んで開発してして行けば良いんだっけ?」に答える為の記事です。 戦略コンサルタントとしての新規事業戦略策定や、DeNAを始めとする事業会社での開発経験でやってきたことをまとめているます。 これらのステップを必ずする必要があるという訳ではなく、必要なものを選択して実施していけば良いと思います。 1,Aspiration
コーチングに関して、コーチの選び方に関して相談させることが多いので、大事だと思うポイントを書いて見ようと思います。 前提として、私自身コーチングの資格を持っていますし、受け手としてお金を払ってコーチングを体験してきました。 その中で、コーチを選ぶ際に重視した方が良いと考えるポイントを書きます。 最初に結論を書くと 「コーチ以外の職業的バックボーンがしっかりしている」、「自分が憧れる要素のある」、「話やすい人」を選ぼう! という内容です。 1,コーチ/職業人としての
コーチングを6ヶ月間受けてみたので、その所感を示そうと思います。 私自身はコーチングスクールに半年通って、サーティフィケーションを持っています。 コーチングの理論を理解した上で、(流派によって色々あるものの)コーチングは基本的にとても有用なものだと考えているので、受けた次第です。 私が通ったスクールでも、プロのコーチでも、常に誰かのコーチを受けることを推奨されています。 コーチングを受ける前の課題コーチングを受ける前の自分自身の課題は、以下です。 「やりたいこと」よ
機能的価値と情緒的価値 マーケティングでは、機能的価値と情緒的価値の双方を満たすことが重要であると、よく語られる。 これは、2000年代初頭までは、物質的豊かさを実現することが重要であったが、いざそれが実現されると、今度はデザインや顧客体験などの情緒的価値が差別化要因になったという文脈で説明される。 +エシカル価値最近は、この機能的価値、情緒的価値に加えて、エシカルさに関する価値基準も顧客の購買意欲を高めるために重要になった。 エシカルさとは、リサイクル素材を使うなどの
事業環境分析の中でも、最も頻繁に使われるフレームワークが、いわゆる3C分析です。 3C分析は、顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の観点から事業機会や勝ち筋を分析していきます。 3C分析の手順3C分析は非常にシンプルですが、分析する順番があります。 まず最初に、①顧客(Customer)の分析を行います。 顧客の分析を行う事で、事業機会が一体どこにあるのかを明らかにします。 次に、②競合(Competitor)の分析を行いま
コーチングがクライアントに与える影響の第一義的な価値は、クライアントが自分自身だけでは到達できなかった事を成し遂げられる様になる事である。 ここには、「そもそも、こんな事考えもしなかった」というレベルのゴールを見出すことも含まれる。 そして、これらの事象が起こる際には、必ずクライアントは現状のコンフォートゾーンから外れる思考と行動を行うことになる。 したがって、コーチングにおいて、コーチが行う事は、クライアントの現状のコンフォートゾーンを壊しにかかることである。 これ
サービスデザインの進め方のプロセスをまとめます。 こちらは、デザイン思考をベースとした方法論です。 デザイン思考というと、クリエイティブであったり、イノベーティブなアイデア創出をイメージされる方が多いかもしれません。 しかしながら、デザイン思考と相性が良いのは、イノベーティブなアイデア創出よりも、既存サービスの改善や拡張です。 これは、デザイン思考が顧客起点、ボトムアップでの思考を起点にしている為です。 以下に記載する方法論も、実際に想定顧客や対象業界・領域が特定
戦略策定において、便利なフレームワークにStrategic Cascade Choiceというものがあります。 このフレームワークは、企業戦略にも、事業戦略にも両方に使えます。 実際に、コンサルティングファームでの戦略策定時のワークフロー策定の下敷きにしていました。 また、個人のキャリア開発などにおいても、同等のプロセスで思考することができて、非常に便利です。 Strategic Cascade ChoiceStrategic Cascade Choiceは、以下の様
企業理念作成についての考察です。 企業理念や事業理念を策定する時は、通常MVVと呼ばれるMission、Vision、Valueを定義します。 また、最近は、それと併せて、Purposeと呼ばれる自社の存在意義や存在理由を定義する企業・組織も増えています。 今回は、それらMVV+Purposeの関係性について整理します。 時間軸と包括範囲による分類 MVV+Purposeは、時間軸と包括範囲で関係性を整理すると分かりやすいです。 MVV+Purposeのどこから定
チームビルディングをする際に、自分が意識している視点をまとめました。 初めて、チームビルディングを意識したのは、新卒入社のDeNA時代の3年目くらいです。 その時、会社の中で1番売上の大きなプロダクト(ゲーム)の責任者(Product Owner)になりました。 それまで2~3人のマネジメント経験はありましたが、大きなチームを率いた事はありませんでした。 プロダクトがコケると会社の業績にも大きく影響するため、安定的で強いチームを作る、チームビルディングの重要性を強く感
DeNAを中心とした事業開発、コンサルティングファームでの戦略策定、サービスデザインに関するコンサルティング時に参考にした本をいくつか挙げていきます。 思い出し次第、随時追加していくスタイルです。 仕事の過程で出会った本を振り返ることで、自分の興味の方向性も振り返ることができて、なかなか良い取り組みかと思いました。 企画、サービス・デザインSPRINT 最速仕事術 https://amzn.to/3MRsLxJ Googleのデザインスプリントの方法論が端的にまとま
今回は、健康増進の為のやったことをまとめようと思います。 健康は、人生を充実させる為の基盤です。 しかし、自分の健康は最悪で、身体が壊れているというレベルでした。 毎朝起きても、全く疲れが取れない。 日中も続く、倦怠感。 何かをやろうと思ってもやる気が起きない。 しょちゅうお腹を壊すし、ぼんやりとした不安感に苛まれる。 そんな状態がここ数年ずっと続いていました。 比較的ハードワークで、ストレス過多な、社会人生活を10年以上続け、 最後は、コロナ下で行動量が落ちた
最近、様々な方にコーチングを行う中で、 自分は「クライアントの方がどの職業で躍動しやすいか」 に対する解像度が高いのではないか、と思うに至りました。 これは、おそらく、自分自身が ・事業会社で多様な職種をマネジメントしてきたこと (ビジネス職、デザイナー、エンジニアなど) ・同じく、事業会社で事業責任者だったので、多様な機能を持ったメンバーと協同してきたこと (人事、経営企画、マーケ、広報、法務、CS・・・) ・また、コンサルタントとして、多様な業界の方にアドバイザリーとし
最近、時間を使って、改めて、主に仕事の文脈で自己理解を深めました。 これから、もう一段階、仕事で新しい挑戦をするにあたり、 自分は何がしたいのか、何が得意ゾーンなのかの解像度を上げる為です。 自己理解のやり方は、通っていたコーチングスクールの校長に教えてもらった話と、「人を選ぶ技術」という書籍の内容です。 人を選ぶ技術は、エゴンゼンダー出身のベンチャーキャピタリストがプロフェッショナルな経営者の選定をする際に活用してたフレームワークがベースになっています。 この本で紹