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誰でもできる、事業アイデアの着想方法

起業や新規事業を開発したいけど、
事業を始めるきっかけとなるアイデアが思い浮かばない人も多いと思います。

今回は、事業アイデアの探し方について紹介します。

私自身、事業会社やコンサルティングファームで
様々な業界における新規事業の戦略策定を実施していきました。

その経験を踏まえ、以下のように体系的に考えています。

そもそも、事業アイデアとは…

まず初めに、
「そもそも事業アイデアとは何を検討することか?」
という内容を定義します。

事業アイデアの定義

①誰の?

まず、最初に誰に便益を提供するのか?を考えます。

ターゲットを絞ることで、
顧客の課題や顧客にどのような便益を提供すれば良いかを
ぐっと考えやすくなります。

では、自分の事業のターゲットについては、
どのように決めるのが良いでしょうか?

toCビジネスの場合は、
自分自身や自分が興味のあるジャンルのユーザー
考えやすいと思います。

toBビジネスの場合は、
既存のビジネスの顧客やその周辺領域の企業が
考えるきっかけとしてはやりやすいです。

②どのような課題を解決するのか?

次に顧客のどのような課題を解決するのか?を考えます。

toBビジネスの場合は、
基本的には顧客の課題解決をベースに考えていけば良いです。

一方で、toCビジネスの場合は、
顧客に与える便益は必ずしも課題解決だけでは無いです。

ゲームの場合は楽しい時間の提供ですし、
旅行・宿泊業の場合は、家族との楽しい思い出づくりの場となること
かもしれません。

toB、toCビジネスに関わらず大事なことは、
顧客をどのような感情にしたいか?
という事を考えることです。

toB、toCビジネスに関わらず、
課題解決や楽しさの提供に関わらず、
その先にあるのは感情想起です。

  • ずっと悩んでいた課題が解決された

  • 自社に新しい価値をもたらしたから出世するかも

  • 友達と一緒に遊べて楽しかった

  • 家族とかけがえない時間を過ごせたことによる満足感

したがって、
顧客の課題解決は。
どのような感情を顧客に与えるかを考えるのがポイントとなります。

③どうやって解決するか?

顧客と、解決すべき顧客の課題が明確になったら次に
解決方法・ソリューションを考えます。

解決策をどのように思いつくか?ですが、
これにはいろいろな方法があります。

例えば、
他業界で実現しているアイデアを転用するという方法があります。

他には、
すでに誰かが実行している解決策を
「よりスケールできる形で展開する」であったり、
「より質を上げる形で展開する」などがあります。

いづれにせよ、
既存の事業者に対して、
優位性があるソリューションか?
を意識して検討します。

④実現される世界

4つ目に、
顧客の課題を解決された先に実現される世界(Vision)
を考えます。

たとえば、
・世界中の人が繋がり合い、情報格差の無い世界を作る
・XXXで悩む人をこの世から無くす
・日本の生産性を高めて、国際競争力を回復する
などです。

課題解決策だけを考えると、
どうしても小さなアイデアにまとまりがちです。

それでも、問題は無いですが、
事業というのは、課題解決策(ソリューション)を
導入して終わりではありません。

その解決策が上手くいかない場合は、
別の解決策を試すピボットをしなければならないかもしれません。

仮に上手くいったとしても、
事業・企業は常に成長することを求められます。

その際も、Visionがあることで、
次の一手の発想につながるでしょう。

以上、事業アイデア策定のために、
何を考えればよいかを書きました。

①誰の?
②どのような課題解決するか?
③どうやって解決するか?
④実現される世界

事業アイデアの定義

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