これからのユーザビリティを追求しようと思う方と出会いたい|対談note
皆さん、こんにちは。池田です。GWも終わり、2022年度も本格的なスタートですね!
今回は、『これからのユーザビリティを追求しようと思う方と出会いたい』をテーマに、対談形式で、お送りしたいと思います!
対談相手は、アフターデジタルに向けて、ユーザビリティを語る会
というnoteを運営している、taiki ujiieさんですー
池田(ike)と、taiki ujiie(uji)の対談 前半
UXデザイナーって?
uji 週末にユーザビリティを追求する、新卒4年目・新米UXデザイナーのtaiki ujiieです。昨年度から本格的にワイヤーを書くなど、まだ右も左も怪しいですが、よろしくお願い致します。
ike UXデザイナーって、どういった仕事をされてるんですか?
uji ユーザー体験を改善したいお客様のサイト等を、ユーザー目線で設計していく仕事です。そのためにHCDプロセスを指針に、必要に応じてペルソナ設計やカスタマージャーニー作成、ウォークスルー評価などの方法を利用してユーザー体験を設計しています。
ike HCDプロセスが、必須のお仕事になるんでしょうか?
uji 必ずしもHCDプロセスの全てを行い、満たせるという事は実際は少ないかもしれないです。
しかし、ユーザー体験・ユーザビリティ向上を考えるための基本的な考え方であると私は捉えております。
ユーザビリティについて考える
ike ユーザビリティというキーワードが出てきましたね!今回の本題に、入っていきたいですが、、こんな記事がありました。
ike Googleトレンドで2004年からの「ユーザビリティ」と「UXデザイン」の検索動向を比較しても、「UXデザイン」が2010年以降に増加傾向であるのに対して、「ユーザビリティ」は2000年代前半をピークに下降しているみたいです。
taiki ujiie さんの視点から、こういった傾向は、どう見えてますでしょうか?
uji 特性と想起のしやすさの違いからこのような事が起こっていると思っています。
使いやすいものを考えるというユーザビリティという言葉よりも、ユーザーの体験を設計するというUXデザインという言葉の方が具体的で想起しやすく、誰の手にも取りやすくなり、結果よく調べられるようになったのではと思いました。
本質的にはユーザーの利便性を考えるという意味では大きな差はないのですが…
また、さらに火種としてIT業界のトレンドを大切にする文化によってキャッチーなUXという言葉は丁度刺さったのではないかと思いました。
これからのビジネスとUX
ike UXとか、DXとか、横文字ばかりでよく分からないというような経営者の方に向けて、これからの2020年代ビジネスに必要な視点って、何処だと考えますか?
uji ユーザー/利用者の視点に立ったサービスの提供だと思っています。本質は過去も現在も大きな差はないのではないかと思っております。
(例えば、UXデザイン自体も1990年代に誕生した考え方で2020年代独自のものでは全く持ってないからです)
しかしながら、現在は利用者自らが選択肢を持ち、利用するサービスから選びやすい環境であるため、より一層利用者一人一人の使いやすさが求められているのではないかと思っております。
ike 1990年代と、2020年代のユーザ体験で大きく違うのは、どのあたりになるんでしょうか?
uji よく言われている事ではあると思いますが、ユーザーが情報に対して受動的なのか能動的なのかが大きな違いであると思います。
スマートフォン、SNSの急速な普及により、一方通行で受け取る状態に近かった情報伝達が、個人が自ら情報を集め発信するという形に変化していると思います。
ike インターネットが変えていった話だと思いますが、taiki ujiie さんの年代は物心ついた時からスマートフォンだった世代でしょうか?
uji まだガラケーでした。私が初めてスマホを手にしたのは高校1年生の時、親に買ってもらったiPhone5が初めてでした。
ike これから、ガラケーを見た事ない世代に向けたサービスにおいて、大切にすべき事は何だと考えますか?
uji コミュニケーション設計が、大切であると考えます。
ガラケーを使っていない事で、経験が浅い体験として考えられるのはキャリアの提供するメールや電話の利用が一つとして考えられます。
uji そのためキャリアの電話やメールベースでのコミュニケーションは、その世代からは煩わしく感じられるのではないかと思います。
ike サービスの話に、コミュニケーションが必ずある視点なんですね~
最近、上記の視点で良いUXだなーと思ったサービスって、何かありますか?
uji 最近利用したサービスでコミュケーションとして良いと思ったツールは、GoToイートになります。
uji 千葉県のGoToイートのチケットは、セブンイレブンにて紙で発行できる他、LINEで友だち登録を行い、トーク画面から購入〜利用までを一貫して行えるサービスになっておりました。
リアルとデジタル、どちらからのアプローチも用意されている事と単一のツールで決済までが完結しているところが良いサービスであると感じました。
ike こういったサービス体験は、普通の事になっていくんでしょうか?
アフターデジタルと、ユーザビリティ
uji 近い将来、普通のことになっていくと考えています。
そうしたデジタルが生活に溶け込んだ世界をこのブログでは、タイトルにもなっているアフターデジタルと捉えています。
ike その中で、ユーザビリティとはどう捉えるものなんでしょうか?
uji 本来の意味である目的達成するための有用性という観点では、アフターデジタル以前と大きな相違は無いと思います。
しかしながら、アフターデジタルの世界では、誰もがデジタルに触れ共存しているはずです。そのため、必然的にデジタルとの接点が増え、その新たな接点のユーザビリティを我々は追求していかなければならないと思っています。
例えば、WEBサイトのユーザーインターフェース(以下UI)。現在まだ世にないものの、アフターデジタルの世界では、誰もが使うことになるUIは数多くあるのではないかと思います。そこでは改めてボタンの配置一つ取ってみてもユーザビリティを追求する余地は残されていると思います。
ike アフターデジタルの世界では、誰もが使うことになるUIは数多くあるのではないかという事ですが、具体的にはどういった事なんでしょうか?
uji 昨今では、確定申告など公共の申請もネットからの申請が推奨され、ネットの習熟度が低くて使えないお年寄りには説明会などが開かれています。
今後このような誰もが行うかもしれない申請や処理がまずはデジタル化されていき、その結果としてUIが必要になってくるのではないかと考えております。
ike 幅広く、公共のサービスまで広がるという事ですね!
ユーザビリティ高いUI
今回のテーマ、『これからのユーザビリティを追求しようと思う方と出会いたい』ですが、、
このnoteのような、記事やブログのUIでユーザビリティが高いと言えるものって、何かありますか?
例えば、個人的には、こういった見出しや装飾のサイトは、スマートフォンでの閲覧時には特に読みやすいなと思います。
uji 記事やブログでユーザビリティが高いと感じるのは、お使いの方も多いかもしれないですが、NewsPicksです。
ユーザビリティの観点として利用満足度も指標としてよく挙げられますが、そこが特に他の記事サイトとは一線を画して優れていると思います。
NewsPicksではニュースそのものが見やすいのはもちろんの事、記事のコメント欄に力を入れられていて、匿名ではなくハッキリと個人の職能などがわかる形でコメントが投稿されています。一つのニュースを多角的に読む事が出来るため満足度は高く、ユーザビリティも高いと思います。
ike 色々、勉強されてるんですね!今回の対談は、お互いのnoteに前半後半という形で掲載をさせていただきます。
後半は、これからのキャリア形成をテーマに送りたいと思います。
続きは、以下のnoteで
↓
ユーザビリティ関連note
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