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るんぺんパリ【RunPenParis】作品

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作品
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#アート

さんもじ もしくは よんもじ   Sanmoji Mosikuwa Yonmoji

さんもじ もしくは よんもじ   Sanmoji Mosikuwa Yonmoji

さんもじ もしくは よんもじ   Sanmoji Mosikuwa Yonmoji

 行きつくところは、三文字がベストだと考えている。でも無理に三文字に収めるようになってくると、四文字もありとする。
 松尾芭蕉が俳句を作る時に、五文字、七文字、五文字と指折り数えていたと考えたら、出来上がった俳句を詠んで、上手い事いったとニヤついた松尾芭蕉は、俳句を楽しんでいたと思う。ものすごく楽しんでいたと思

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あそびも しごとも たいふう   Asobimo Sigotomo Taifuu

あそびも しごとも たいふう   Asobimo Sigotomo Taifuu

あそびも しごとも たいふう   Asobimo Sigotomo Taifuu

 熱い奴は湿度も高い、仕事は楽しい遊びなのに、遊びが無いから楽しいが無い。湿度は上がりぱなしでサウナだから、そのサウナに気持ち良くなって、これがいいのだと言いたい、バカボンのパパ。
 何の為のバカボンだ、はじめちゃんはちゃんとした事を言うけど、バカボンのパパは、ぶっ飛んでる。あれは正解で真実は反対で本当は嘘で賛成

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かいてきな しつどに おぼれる   Kaiteki na Situdo ni Oboreru

かいてきな しつどに おぼれる   Kaiteki na Situdo ni Oboreru

かいてきな しつどに おぼれる   Kaiteki na Situdo ni Oboreru

 ダブル台風が今年の流行りらしい。今年のお盆は、このダブル台風で予定が狂ったけど、その狂った日々は、落ち着いた日々だった。洗濯物は炎天下のベランダよりもクーラーの効いた部屋の方が楽しそうだ。黒い衣類は夏の日差しに焼かれて茶色く枯れる物もあれば、青く枯れる物もある。
 台風は確実にお盆に来るだろうと三日

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やくそくは よなかの おひるに   Yakusoku wa Yonaka no Ohiruni

やくそくは よなかの おひるに   Yakusoku wa Yonaka no Ohiruni

やくそくは よなかの おひるに   Yakusoku wa Yonaka no Ohiruni

 お昼に食べるお昼と、夜中に食べるお昼の違いは生きる目的の違いだと気が付くまでに、どのくらいの夜中を繰り返すのかな。夜中じゃ無いと出会えない生き物は沢山いるのに、夜中に出会った事は夜中のお話で夢のような扱いなって、よく覚えていない。満たして減ってを繰り返しながら、時間は本当に過ぎていく。誰も気にして

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みさんがの ともだちの たまんご   Misanga no Tomodati no Tamango

みさんがの ともだちの たまんご   Misanga no Tomodati no Tamango

みさんがの ともだちの たまんご   Misanga no Tomodati no Tamango

 みさんがは、自然に切れると願いが叶う、たまごは割る事で世界が変わる。みさんがの自然に任せる運命に、たまごはみさんがに魅かれて友達になった。たまごの誕生日に、みさんがからもらった、みさんがを大事に着けているたまごは、たまんごと名を変えて生活を始めた。これでたまごは割れる事をやめて、みさんがが切れ

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あさに おくれた なんて   Asa + ni + Okureta + Nante

あさに おくれた なんて   Asa + ni + Okureta + Nante

あさに おくれた なんて   Asa + ni + Okureta + Nante

 朝から本気を出してるのは洗濯機なのか、それとも夜明け前から全力でご飯を炊いてる炊飯器か、それともマイペースの冷蔵庫か。家の中でとりあえず、みんな仲良しなのは、それぞれが個性的でかつ素晴らしい才能の持ち主だからだと思うよ。数年前から始まったツバメの巣作りは3度も失敗をしても何度もチャレンジして、何だか、もうその

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すいかの たねの ちょうこく   Suika + no + Tane + no + Tyoukoku

すいかの たねの ちょうこく   Suika + no + Tane + no + Tyoukoku

すいかの たねの ちょうこく   Suika + no + Tane + no + Tyoukoku

 小さな小さな物が、大きく大きくなって、もう小さな小さな時の事は忘れてしまいそうなくらいに小さくなるけど、いつかどこかで出て来るんだ。いつのまにかゆっくりになった理由は乾電池の何かが小さくなったから。まだ小さくなった物を残したまま乾電池は取り換えられちゃう。その取り替えられた乾電池さんをコロコ

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たんぽぽの たまご ひとつで   Tanpopo + no + Tamago + Hitotude

たんぽぽの たまご ひとつで   Tanpopo + no + Tamago + Hitotude

たんぽぽの たまご ひとつで   Tanpopo + no + Tamago + Hitotude

 友達は、どこからかやってきて、どこかへ行ってしまう。追いかけても、それは、あっという間に、どこへ行ったのか。朝が来るまで小さくなってる生き物は、その時間、何を考えているのだろう。まだ日が出始めた頃には、もうこの場所が良くなって、このままでいいやって思ってる。誰も気がつかない事が、とても素敵で、

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こよい こよりの そらから   Koyoi + Koyori + no + Sorakara

こよい こよりの そらから   Koyoi + Koyori + no + Sorakara

こよい こよりの そらから   Koyoi + Koyori + no + Sorakara

 遠い日に出会ったあの子がお別れに、気持ちの詰まった沢山の詩をくれました。ひとつ年上のその子は、いつも笑顔で、いつもやさしい目をして、近くにいました。気づいてたけど、気づいてないような素振りをして、何となく時間が過ぎて、もうその子は離れていきました。ほとんど会話をしたことが無かったけど、お別れにもらっ

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