平山光典 Running Ability Japan  -Meetz-Note

中央大学卒・ランニングの専門家。トレーニング効果と反応をみて走力アップさせることが得意…

平山光典 Running Ability Japan  -Meetz-Note

中央大学卒・ランニングの専門家。トレーニング効果と反応をみて走力アップさせることが得意。 全ての人をハッピーにします‼️ 自身もトレーニングを行うことで、ランニングを楽しむことについて日々研究している。ランニングの出張指導おこなってます。シカゴマラソンで2時間12分25秒入賞

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最近の記事

トレーニングにしっかりと取り組むことが成功の鍵‼️

Season 2024 #2 ランニングトレーニングでは、設定したトレーニングメニューにおいて、酸素の消費量と身体がエネルギーを使う量は密接に関連しています。 具体的には、運動中に身体がエネルギーをどれだけ効率的に作り出すか、つまりエネルギー産生能力が、酸素をどれだけ有効に利用できるかに依存しています。 酸素を効率的に利用することで、体内でのエネルギー産生が向上し、その結果、スピードと持久力が高まります。 これが「酸素供給の向上がスピード持久力に影響する」という意味です。

    • Garminデバイスのトレーニングレディネスウィジェットからトレーニングを調整する!

      あなたのトレーニングを数値化しよう! 街ランでもインターバル走でも数値要素はたくさんあります。 Garminデバイスは、ペース、高度(コース)、心拍数、パフォーマンスコンディション、ランニングパワー、トレーニング効果(運動負荷)、消費カロリーが出せます。 これらの中から扱いやすいものを選んでトレーニングを調整して走力アップしていきます。 走力アップする条件は、①トレーニング負荷②休息③栄養の3つが揃わないと効果が低くなってしまいます。トレーニング後の回復こそが走力アップには

      • Running Power値をトレーニングに活かす

        Running Functional Threshold Power (rFTP) が分かることで、ランニングトレーニングの効果・効率が良くなります。 1. トレーニングゾーンの設定 rFTPを基準にして、異なるトレーニング強度のゾーンを設定することができます。これにより、トレーニングの目的に応じて適切な負荷を選定し、効果的なトレーニングを行うことが可能です。一般的なトレーニングゾーンは過去の記事を参考にしてください。 2. トレーニングの効率化 rFTPを知ることで

        • Garminデータからトレーング効果を引き上げる!

          ▼ランニングパワーゾーンの概要 Garminでは通常、5つのランニングパワーゾーンが設定されています。これらのゾーンは、個々のランナーの能力やトレーニング目的に応じて測定されます。 ゾーンの設定は、最大パワーや特定のトレーニング目標に基づいて行われます。 ◯ゾーン1:リカバリー(Recovery) ワット数:最大パワーの55%以下 目的:低強度の回復ラン、ウォームアップ、クールダウン ◯ゾーン2:エンデュランス(Endurance) ワット数:最大パワーの56%~75%

        トレーニングにしっかりと取り組むことが成功の鍵‼️

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        • みなさんの走りを進化させる理由がここにある!!!
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          筋疲労に勝つ!トレーニングとは!

          マラソンを自己最速で走るために必要な【筋疲労に勝つ】トレーニングを取り組んでいます! トレーニング内容は、疲労になる原因から改善メニューを考えます! ◯筋疲労の原因としては、筋肉と神経の接合部では、神経からの信号を伝えるためのアセチルコリンという物質が減少します。これにより、神経からの信号が筋肉にうまく伝わらなくなり、筋肉が収縮しにくくなります。 ◯次に、走ることでエネルギーを作り出す過程で乳酸が発生し、その結果として筋肉内のpHが低下します。pHが低下すると、エネル

          筋疲労に勝つ!トレーニングとは!

          6月スタート

          マラソンに向けてトレーニングのボリュームと強度を上げるためには、怪我をしない動きが必要になります。 ランニング動作において、股関節の「ヒップロック(Hip Lock)」と「遊脚の引き戻し(Leg Recovery)」は、効率的でパフォーマンス向上に寄与する重要な要素です。これらの技術は、エネルギー効率の向上、ランニングスピードの増加、怪我の予防に役立ちます。 ヒップロック(Hip Lock) ヒップロックとは、ランニング中に骨盤が安定し、骨盤と股関節が適切な位置にロック

          私がクエン酸Powerを摂取する理由!

          私はトレーニングを行うことで、ランニングを楽しむことについて日々研究しています。 それには、エネルギーを効率的に作り出せるようにするにはどうするか?とても重要になります。 トレーニングによりミトコンドリアの質を高めて、摂取した糖や脂質をミトコンドリアに運び、さまざまな物質に変換されて最終的にはATPというエネルギーの素となる物質が産出されます。 ATPが産出されるまでに経由しなくてはならない回路がTCA回路、つまり、クエン酸回路です。 クエン酸回路からエネルギーを作りだす時

          私がクエン酸Powerを摂取する理由!

          機能低下にともなう走力ダウン!

          Garminのトレーニングステータスがディトレーニングと表示されているランナーは、心肺機能と筋持久力の機能が低下しています。 ディトレーニングが続くことで、これまで積み上げてきたトレーニング成果が台無しとなってしまいます。 リカバリートレーニングを行い、プロダクティブトレーニングを追加してください。 心肺機能を強化するには、心拍数の上げ下げの幅を大きくするトレーニングを追加する必要があります。つまり、毛細血管量を増量する内容で行うことです。 指標は、Garminの負荷バラン

          機能低下にともなう走力ダウン!

          Spirit Week-パフォーマンス分析-

          RunWave RCでは、年間トレーニング計画からトレーニングデータを分析し、走力アップを目指しています。 4月に新シーズンがスタートしてからの2ヶ月は基盤を作る期間であり、この期間には個人の強みや弱みを理解し、戦略を立てることが重要です。また、シーズンの初めには「スピリットデイ」という特別なイベントレッスンを設け、チームの結束力を高め、メンバーのみなさんがモチベーションを持って新たなシーズンに臨めるようにしています。 このような取り組みを通じて、一人ひとりの成長を支援し、チ

          練習しても速くならない原因の一つ!

          現代のアクティブなライフスタイルを支えるためには、走力の向上が欠かせません。しかし、多くの人が見落としがちなポイントがあります。それは、トレーニングによって筋肉が硬直し、エネルギー効率が低下するリスクです。 トレーニングを積み重ねることで筋力が増し、パフォーマンスが向上します。しかし、その代償として筋肉が短縮し、硬くなることがあります。この状態は、エネルギーの効率的な供給が妨げられる「エネルギー不足状態」と言えます。本来、筋肉は自由に伸縮することが求められますが、硬直した筋

          練習しても速くならない原因の一つ!

          ランニングの理想的なフォームは決まっているか?!

          ランニングフォームは類似しているところはありますが小さな違いは確実にあります。 個人差ですね。 この違いをどう見るか?ここがコーチには必要です。 ▼個人内の変動とらえるのか? ▼パフォーマンスエラーなのか? ここの2つの判断ができないといけません ●ランニングの下肢の基本的なリズムパターン 支持足が体幹に対して後方にいく(乗り込み時)時と反対足(スイング足)が前方にいく(股関節屈曲)ドライブ。この支持足の伸展と遊脚足の骨盤挙上が連動していないといけません。(下記動画)

          ランニングの理想的なフォームは決まっているか?!

          改善点はどこか? 分からなくなったらLEOMOに聞け!

          改善点はどこか? 分からなくなったらLEOMOに聞け! ということで、ランニングを効果的にトレーニングするためには、ランナーの動きを安定的に評価するだけでなく、定量かつ客観的に評価する必要があります。 キネマティクス的分析を【LEOMO】+【Garmin】で計測、そしてキネティクス的分析を【STRYD】+【Garmin】で計測します。 ●キネマティクス的分析を行いました。 ランニングにおける運動の状態を表す①〜⑨がキネマティクス的パラメーターとなる。 LEOMOで計測で

          改善点はどこか? 分からなくなったらLEOMOに聞け!

          【大臀筋と体幹の安定】

          腰が落ちている!腰高フォームができない!走りが硬い! そんなランナー必見です😊 改善策の一つとして大臀筋の機能がしっりできているか!ここにあります! ランニングに必要な機能向上をするため、大臀筋の働きを良くし、理想の走りができるようにしていきます! それでは、 【走りの中で大臀筋はどんなことができれば良いのか?!】 先ずは大臀筋はどんなものか? 大臀筋は仙骨と腸骨にくっついている仙腸関節があります。その仙腸関節は体幹の安定、脊柱の安定に関わる関節です。ランニングフォー

          トレーニング計画【仕組み】

           トレーニングは仕組みであり、目標実現するために必要なプログラムのデザインです。 では、その仕組みはどのように全体構成しているのでしょうか。仕組みにいくつかの種類が存在するのであれば、その種類と効果を理解することがトレーニングを計画する第1歩だと思います。 その種類と効果を理解し、観察と記録を行うことで、トレーニングのバリエーションを増やし適応をしていくことも可能になります。  トレーニング計画を実行する仕組みについて、いくつかのモジュール、つまり部分的な仕組みに分けて理解

          トレーニング計画【仕組み】

          マラソンタイムが縮まらない原因!

          ①自分のランニングデマンドを分析することからスタートしよう! 機能的な練習を行うことが大切です。 できていますか? インターバル走、ペース走、距離走など走る練習はしてきた。だけどいまいち速くならない!? ベースとなる基礎体力やパフォーマンスを向上させたいランナーの次なる練習は、今までの練習をどうランニングスキル部分にリンクさせていくかがミッションになります! ②評価を行いながらギャップを埋めていくことが必要です!マラソンという特異的な競技はレッスンの中では行えません。

          マラソンタイムが縮まらない原因!

          さらに高みを目指すには!マラソン30kmの壁を心肺と筋の機能から考えてみます!

          マラソン後半に失速してしまうスタミナ切れだが、なぜスタミナ切れをしてしまうのか?! 原因は身体の使い方などもありますが、今回は心肺機能と筋機能からトレーニングを考えていきます。 多くのランナーが目標のマラソンが近づくと、30km走などの距離走を行なっていると思います。その距離走が記録を縮める練習になっているか?!総合的に強化できる【距離走】となっているか?! ゴールまで失速しないスタミナをつけるには、酸素を取り入れる肺の機能と血中に酸素を運ぶ機能を高めることが必要です。

          さらに高みを目指すには!マラソン30kmの壁を心肺と筋の機能から考えてみます!