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足部のラテラルバランス によりパフォーマンスアップ・怪我予防!

ランニング時に関わるインナーマッスル筋群の左右のバランスが崩れると、パフォーマンスの低下と怪我のリスクが高くなります。
そこで、トレーニング前に、足部のラテラルバランスに関わる筋である後脛骨筋と腓骨筋群の筋バランスを整えて反応できるようにしておく。

下肢のインナーマッスルは後脛骨筋、膝窩筋です。この2つの筋肉は、内転筋を介して、骨盤底筋や大腰筋と繋がっています。

胴体部分のインナーマッスルは横隔膜・腹横筋・多裂筋・骨盤底筋、大腰筋・腹斜筋です。
多裂筋、腹横筋は脊椎に付着して脊柱の安定に作用する筋群・ローカル筋

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上記Picは足底からみた後脛骨筋と長腓骨筋です。腓骨筋群は短腓骨筋も含まれます。(部位は下記Pic)
私はスプリントトレーニングや30km走をすると特に①後脛骨筋が張ります。
土踏まずがわから回り込んで足底に繋がる後脛骨筋と、外がわから回り込んで足底に繋げる長腓骨筋が足底で重なり合うようになっています。
足が2つの筋によってバランスよく吊り上げられています。このバランスが崩れるとそれぞれの筋にかかる負担が変わってきます。

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●ランニング遊脚前の足部を底屈と内に返す働きを持っているのが後脛骨筋です。
スピードを獲得するための推進力や接地衝撃を受け止める際に、母指球よりになりすぎないようにしており、そして、大腿の内旋も抑制するようにバランスをとっています。


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●腓骨筋群は強力な脚の回内筋で、後脛骨筋と同じく底屈の作用をもっており、推進力を強くする働きがあるので母指球よりになります。
ストライドを獲得するために必要な接地パワー(Running Power)が出せるようになります。✳︎RunningPowerはGarminやStrydで測定可能

このように同じ作用をもった筋が複数あることで、ランニングの複雑な関節動作の中で安定を保ちながら機能することができます。

METRIX foam(メトリクス フォーム)を使うことで、身体のバランス(弱点)が分かり、トレーニングの幅が広がります。そして、トレーニング前にインナーマッスルに刺激を入れ、使えるようにしておくことで代償動作を少なくしパフォーマンスアップと怪我予防ができます。

とても興味深かったことは、私はいつもトレーニング後に右腰、右股関節、右大腿筋膜張筋、右足底にストレスがかかっていました。今回、METRIX foam(メトリクス フォーム)に乗った際(上部Pic)右足が外に流れていることがわかりました。

安定性確保の改善をするために、METRIX foamを使ったトレーニングの継続とフォーム技術トレーニングを入れて経過をみていきます。

ランニング動作


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