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30km走の反応から楽しい作業へ

生理的限界と心理的限界
〜筋トレとラダー、ミニハードルを取り入れる理由〜

身体の構造的な要素によって決まる筋力の上限を筋力の【生理的限界】といい、神経活動によって支配されるものを【心理的限界】といいます。
随意で筋力を発揮する場合には、神経系の持つ抑制機能によって全ての運動単位を動員できるわけではなく、機能的要素によって筋力の上限が決まります。
ランニング中は、心理的限界のもとで走っています。平均的に心理的限界は生理的限界の70〜80%程度と考えられていますが、筋トレとラダー、ミニハードルなどのトレーニングの状態の違いなどによって大きく変化します。
結果、機能的要素を引き上げることができ、心理的限界値を高められることで動きが良くなります。

トレーニング
〜筋活動の種類と特性〜

30km後の反応として、ハムストリングスに張りがでた。
Sub3メンバーにも反応を聞いてみます。

ランニングの筋の収縮は、関節角度変化がある動的収縮になります。
そして、動的収縮の中には、発揮された張力が一定の等張性(アイソトニック)収縮と伸張性収縮(エクセントリック)、短縮性収縮(コンセントリック)からになります。

伸張性収縮(エクセントリック)とは、筋は収縮しようとしているが、耐筋力を上回る力が加わった時に伸ばされながら力を発揮しているケース。
短縮性収縮とは、筋が短縮しながら力を発揮するケース。

今回のハムの張りは、伸張性収縮による等尺性最大筋力を大きく超える筋力を発揮した影響によるものだと考えます。
また、伸張性収縮は酸素消費量が少ない。

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【ガーミン データから改善策を探る】
先ずは理想(目標)は、
「重心の上下動が小さく、ブレーキとなる局面が短い方が推進力が高く、離地時に弾性エネルギーを利用することで、より少ない筋力で走ることができます。
接地時間が短ければ(200ms以下)大きなチカラを長時間発揮せずにすむので、エネルギーを節約できると考えられます。

 ①重心の上下動が小さい
 ②ブレーキとなる局面が短い
 ③弾性エネルギー
 ④接地時間が短い
 ⑤筋力の発生速度が速い

引き続きトレーニングを行い記録していきます。

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