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改善点はどこか? 分からなくなったらLEOMOに聞け!

改善点はどこか? 分からなくなったらLEOMOに聞け!
ということで、ランニングを効果的にトレーニングするためには、ランナーの動きを安定的に評価するだけでなく、定量かつ客観的に評価する必要があります。

キネマティクス的分析を【LEOMO】+【Garmin】で計測、そしてキネティクス的分析を【STRYD】+【Garmin】で計測します。

●キネマティクス的分析を行いました。
ランニングにおける運動の状態を表す①〜⑨がキネマティクス的パラメーターとなる。

LEOMOで計測できる項目
①Ground Contact Time(接地時間)
②Landing Pattern(接地パターン)
③Edge Landing(エッジ着地)
④Strike AR(足の振り戻し角度)
⑤Heel Pitch(足の振り戻しスピード)
⑥Recoil AR(足の巻き上げ角度)
⑦Thigh Swing Speed(腿の振り出し最大速度)
⑧Smoothness(横揺れ)
⑨Vertical Oscillation(上下動)
この中の5つでみていきます。【④Strike AR ⑤Heel Pitch ⑥Recoil AR ⑦Thigh Swing Speed ⑧Smoothness】

キネマティクス的分析は、運動を定量化して得られるキネマティクス的パラメータに基づいて動きがどのようになっているか、どんな速度で働いているかなどが分かります。
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■Strike AR(足の振り戻し角度) 
弾んでいる局面を作れているとはどんなところか?
・PIC1【股関節伸展】太ももの振り戻しAにより関節力(赤矢印)は、膝関節伸展方向に力強く下腿を振り出す作用Bを生み出し、同時に制御もしています。ここの膝の伸展・屈曲から着地した角度を評価します。数値が大きい方が下半身で運動エネルギーを大きく作れたことになります。
スイング足から支持足となった足関節底屈筋群は、下腿を起こすことで膝関節を後方に押し伸展させる。そこの作用により、足がどの程度、後ろ方向に加速することができるかを見ることができますね!
次の動作になる支持足となるまでの推進力を見ることもできます。
また、ここでは腸腰筋の緊張が低下すると股関節屈曲のタイミングが遅れます。腸腰筋と腹横筋の緊張を高めると骨盤を後傾方向にコントロールできるようになります。
改善と向上するには、筋力アップ、そしてドリルトレーニングで動きの改善が必要になるのが分かりますね!


PIC1

■Heel Pitch(足の振り戻しスピード)
着地後の乗込みを見ることができのがHeel Pitchです。
着地反力のエネルギーを推進力に処理する能力ですね!データは数字が少ない方が良い。
また、着地反力である鉛直方向のエネルギーが作れないと「足が流れる」と動きになります。
支持足で受けるエネルギーをいかに早く次の動きに変えることができるか、ブレーキが少ないか、ランニング効率を見ることができるデータです。
改善と向上するには、ミニハードルを使ったSSCで筋・腱反射能力、ドリルトレーニンで動きの改善が良いですね!

PIC2

脛骨が前になり重心移動していく、そして、アキレス腱が伸びます。ここでふくらはぎの筋が伸びて縮むことで張りが強く出るランナーがいます。(蹴っているからではないです)

■Recoil AR(足の巻き上げ角度)
支持足からスイング足になる局面です。効率良く腿を振りだせているかを見る数値です。
ここの局面では脱力が必要になります。脱力することで振り子の原理を使うことができ無駄な筋のエネルギーを使わないで走ることができます。また、足の回転スピードも上がるので速く走れるようにもなりますね!
股関節を屈曲・伸展させる筋がしっかり使えるようにしておくことです。
改善と向上するには、ドリルトレーニング。大臀筋、大腿筋膜張筋、大腿直筋、腸腰筋など強化

■Thigh Swing Speed(腿の振り出し最大速度)
呼吸器系・循環器系にも関わる「Thigh Swing Speed」です。
安定して最大速度を継続していくことが重要になり、数値が大きいほど大腿部を素早く振り出すことができています。
エネルギー代謝改善トレーニングを行うことで、安定した素早い動作の持続が可能となります。
神経系、筋、コーディネーショントレーニングが必要になりますね!
SSC、ドリルなど。


このデータから強化すべきトレーニングメニューが分かります。怪我が多い、速くならない、どんなトレーニングをすればいいか分からない、改善点が分からない時は、自分の動きを可視化してみればいい!

継続トレーニングと継続計測により進化しよう!


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