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さらに高みを目指すには!マラソン30kmの壁を心肺と筋の機能から考えてみます!

マラソン後半に失速してしまうスタミナ切れだが、なぜスタミナ切れをしてしまうのか?!
原因は身体の使い方などもありますが、今回は心肺機能と筋機能からトレーニングを考えていきます。

多くのランナーが目標のマラソンが近づくと、30km走などの距離走を行なっていると思います。その距離走が記録を縮める練習になっているか?!総合的に強化できる【距離走】となっているか?!

ゴールまで失速しないスタミナをつけるには、酸素を取り入れる肺の機能と血中に酸素を運ぶ機能を高めることが必要です。


多くの酸素摂取


ミトコンドリアが酸素を介してエネルギーを生み出す


マラソン目標タイムのスピードと出したいスピードで走れるスピードにギャップを作ることができれば、余裕度が大きくなり楽しく走れます。
ギャップを作るには、筋が動くためのエネルギーを増やすことが1つ目、2つ目が筋がそのエネルギーを使える筋であることです。
2つ目の機能制限が原因で長い距離を走ることができなくなります。

10000m 3'30"/km

私はこれまで(11/15/2022現在)のトレーニングで1つ目のエネルギーを作り出せていると感じ、ターゲットトレーニングを実行しました。
どこのゾーンでどの程度で走れるかで、獲得できる効果に差が出ます。今回の目標は心肺と筋の機能を引き上げることでしたので、疾走したペースがどの程度のゾーン分布となっているかです。
そして、疾走したスピードの余裕度はどうか?(RPE・主観的運動強度)

各トレーニングゾーン配分で総力(走力)を上げる

効果を得るには、ゾーン4で疾走でき、ゾーン5になっていないか!疾走中の動きはどうか?余裕度はどうか?をみます。
感覚的には循環運動が継続できる普通がベストです!
今回は、2つ目の筋を引き上げることが必要と感じました。つまり、筋能力です。

筋能力を引き上げるには、乳酸をフル活用できる身体に変えていくトレーニングを追加すること。トレーニング中に筋が求める酸素の必要量と供給量差をコントロールする内容で行う。

長い距離を低い負荷で走っても疲労物質はでます。その疲労を出にくい体にするにも、また、出た疲労を除去するにもこれらの機能を高めておかないと、疲れてしまい長い距離が走れないという悩みは解決できません。
距離走(30km)は最大酸素摂取量を押し上げてくれるトレーニングゾーンとしたいですね!

大多数のランナーが目標としている内容で走れないのは、一つ目と2つ目の機能をレースまでに準備できなかった為です。(夏場のトレーニング状況により間に合わなかった)

一つ目と2つ目の機能を引き上げるためには、ランニング効率(フォーム)とそれを良くするための筋力アップが必要不可欠です。
バランス良くメリハリをつけた内容でトレーニングしましょう!

横隔膜、腹筋群、骨盤底筋群の機能アップ


こちらはYouTubeでも取り上げました


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