一巡したウサギ年
11年前の正月に、誰があんな恐ろしい地震を予測できただろうか。
そう、東日本大震災のことである。
来年はウサギ年かと、年賀状を書きながらボーッと考えていたら、東日本大震災があった年がウサギ年だったことに気づいた。
そして、これも偶然なのだが、来年は関東大震災からちょうど100年なのである。
南海トラフや首都直下地震が、いつ起こるか分からないと言われている中で、まさかまたウサギ年に起こらないよねという不安は払拭できない。
ウサギ年は、これまで1999年のノストラダムスの大予言もそうだったし、1987年のブラックマンデーと呼ばれた株価大暴落もそうだった。
あまり良いイメージがないのである。
だから、本当はこんなことは考えたくないし、起こってほしくもないのだが、何らかの対策はしておいたほうが良いのかもしれない。
ノストラダムスの大予言のときは、世紀末ということもあって、若かった私は、本気で人類滅亡を心配したものだ。
人によっては、大げさだと笑うかもしれないが、本当にロシアとNATOが核戦争に突入したら、地球は終わるかもしれないのである。
今はただ、ウクライナに平和が早く訪れることを祈るしかないのだが、その一方で、日本がこれからロシアとどう向き合っていくべきなのかも考える時期にきている。
ロシアの人たちは悪くない。文化的交流が憚られるようになるのは、避けたい。
クリスマスに毎年耳にする『くるみ割り人形』は、ロシアの作曲家であるチャイコフスキーによって、バレエ音楽として広まった。
権力者が、世界を変えることなどあってはならないのだ。
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