声帯を鍛える「おおシャンゼリゼ」
有名なシャンソン曲のひとつである「おおシャンゼリゼ」。
フランスのパリの大通りを思い浮かべる人もいるだろう。
年を取ると、若い頃は良い声を出していた歌手でも、練習不足で声がうまく出せなくなるという。
素人であれば、なおさらである。
しかし、素人であっても、趣味でコーラスをやっている人は、やはり声の伸びが違う。毎年、一万人の第九に挑戦している人もそうである。
腹の底から、「おー」と遠くに響かせるように声を出す練習に、「おおシャンゼリゼ」はピッタリの曲である。
また、歌詞も明るくて、歌っているだけでも楽しくなる。できれば、その楽しいという感情に任せて、顔の筋肉も動かして微笑みながら歌うと、なお効果的だろう。
顔の筋肉も大事であり、頬がたるんでくると、目元のなみだ袋もデローンとたるむ。
だから、目を大きく見開きながら、表情豊かに歌うように意識すると良い。鏡の前で確認しながら、歌うのも良いだろう。
そのほか、歌い出しからサビの前の部分までは、発音がひと粒ひと粒、ハッキリできるかどうかで、歌の上手さに差が出る。
1番の歌詞なら、「まちを」「あるく」「こころ」「かるく」で、3連続の音をリズミカルに出せるかどうかである。
いつも何かステキなことが、あなたを待つよシャンゼリゼ~
こんなふうに歌っていると、本当に明日がワクワクするくらい気持ちよくなる。
今、気持ちが沈んでいる人は、やってみてはいかがだろうか。
ついでに、フランス語ではどんなふうに歌うのか興味がある人は、ユーチューブで調べると、ますます脳の活性化につながるだろう。