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【ウェビナーレポート】Instagramインサイト徹底攻略!インスタ運用を成功に導くアカウント分析とは

こんにちは。るいき(@ruiki_k)です。

普段はコムニコという会社で、ウェビナーをやったりしています。
12/14(水)、「Instagramインサイト徹底攻略!インスタ運用を成功に導くアカウント分析とは」というテーマでウェビナーを実施しました。
今回は、その内容をまとめてみたいと思います。

では、いってみましょう!

大前提:企業公式SNSアカウントの効果的な運用に必要な3ステップ

ZDNet Japan|ざっくりわかるSNSマーケティング入門「第4回:SNSマーケティング実践編--アカウント運用に役立つ3ステップ(前)」より

私も講師を務めているSNSエキスパート協会では、企業が公式アカウントを運用するにあたって以下の3ステップを順に踏んでいくことをオススメしています。(もちろん弊社コムニコでも)

1. ファン(フォロワー)を集める
2. ファン(フォロワー)との関係を深める
3. (実施した施策の)効果を測る

ファン(フォロワー)を集める

SNSは原則として、まずフォロワーに対して投稿がリーチ・インプレッションし、そこから拡散していくという流れが一般的です。
そのため、まずは一次的に投稿を見てくれる人が一定数いないと、そこからの広がりが見込めない、ということになります。

ファン(フォロワー)との関係を深める

フォロワーが一定数あつまったら、そのあとのコミュニケーションが重要です。
ただ投稿を行って発信するだけでなく、コメントを返してみたり、ストーリーズのスタンプなどを使ってみたり、双方向のコミュニケーションを行うようにしましょう。

(実施した施策の)効果を測る

SNSアカウント運用に限った話ではないですが、基本的にやったらやりっぱなしではなく、振り返ることが重要です。
良かったものは繰り返し実施して(もちろんブラッシュアップは必要)、悪かったものは改善する。このPDCAサイクルをしっかりと意識して回していきましょう。

SNSアカウント運用におけるPDCAサイクルのイメージ

Instagram インサイト分析に向けた下準備

ほとんどのSNSは、基本的には誰でも自由にアカウントを作成することができます。(プラットフォームによっては年齢制限があったりしますが)
ただしInstagramは、普通にアカウントを作成しただけでは詳細な分析を行うことができません。
分析を行えるようにしたうえで、どのように分析を進めていけばよいのかを解説していきます。

まずはアカウントを「プロアカウント」にしましょう

Instagram インサイトを使用するには、アカウントが「プロアカウント」である必要があります。

プロアカウントにすることで「インサイト(分析機能)の利用」をはじめとする拡張機能が利用できるようになるため、企業や店舗として利用する場合はプロアカウントを利用することが推奨されています。

プロアカウント化については、弊社の記事でまとめています。
よろしければこちらをご参照ください。

Instagram インサイトとは

Instagram インサイトでは、過去の投稿だけでなくアカウントを俯瞰で見たときの数字も確認することができます。
リーチやエンゲージメントにおけるフォロワー / 非フォロワーの割合や、フォロワーの居住地 / 年齢層 / 性別 / アクティブな時間帯など、自分たちがターゲットとしたい層にアプローチできているかどうかを確認しましょう。

もちろんフィード / ストーリーズ / リールの分析についても、Instagram インサイトから行うことが可能です。
詳細について、よろしければこちらの記事をご参照ください。

KPIとしてよく使われる指標

振り返りを行うにあたり、投稿の良し悪しを評価するための「KPI」が必要になります。
企業のInstagram運用において、よく使われる指標は主に以下になります。

・フォロワー数
・リーチ数 / インプレッション数
・エンゲージメント数(率) / 反応数(率)
 ┗ いいね、コメント、保存 など

ただし、KPIを「エンゲージメント“率”」にする場合は注意が必要です。
注意点は2つあります。

1つ目は、Instagramインサイトにはエンゲージメント率は表示されない、という点です。
エンゲージメント“数”を確認することは可能ですので、自分で算出する必要がある点に注意しましょう。

2つ目は、エンゲージメント“率”が高いということは、いいね数・コメント数・保存数のうち、いずれか(1つとは限らない)が多い、もしくはリーチ数が少ないということになる点です。
これにより分析の深堀り方が異なるため、表面的な数字だけでなく、その内訳もしっかり確認するようにしましょう。

Instagram インサイト分析のススメ

KPIを決めることができたら、いよいよ具体的な分析の方法についての話に入ります。

基本的な分析の手順

分析を行うにあたり、弊社が推奨する手順は以下の通りです。
分析を始める前に準備しておくこともありますので、注意しましょう。

1. 【事前準備】追うべき指標(KPI)を決める
2. 【事前準備】投稿を “カテゴリ分け” しておく
3. 要素を分解して原因を探る
4. 要因を特定し、改善策を考える

KPIとしてよく使われる指標については前のパートで触れましたが、企業やブランドのフェーズやSNS運用の目的により、設定すべき指標が異なります。
またプラットフォームによって取得できない指標もありますので、このあたりも押さえておきましょう。

株式会社コムニコ|We Love Social「Twitter、Instagram、FacebookのKGI・KPIの考え方」より

カテゴリ分けは、特に投稿本数が多い運用において非常に役立ちます。
いくつかの投稿をカテゴリ分けすることでおおまかな傾向をつかみ、その中で深堀りを進めていくことによって何が原因なのかを突き止めましょう。

分析のドリルダウンのイメージ

上記のようにロジックツリーなどを用いて要素を分解していき、要因を特定できれば、あとはそれをどう改善していくか考えればOKです。

「平均値」 を見るときの注意点

投稿などの振り返りを行う際、1か月間の投稿のエンゲージメント数の「平均値」を参照する方も多いと思います。
このとき、「平均値」だけを追うことが必ずしも正しいわけではないということを理解しておきましょう。

たとえば、前月の投稿の平均リーチ数が「1投稿あたり10,000件」だったとしましょう。
その場合、内訳まで確認しておくのがベターです。

「1投稿あたり10,000件」の内訳のイメージ

「平均値」だけを追ってしまうとこのようなケースで正しく分析が行えない恐れがありますので、たとえば「中央値」と併用したり、余裕があれば全投稿の数値を確認したりするのがオススメです。

手間をかけずに分析をするには?

Instagram インサイトは、基本的にはスマートフォンもしくはタブレットのInstagram アプリからのみ確認することができます。
社内に向けた報告資料などを作成する必要がある場合にはExcelなどを使ってデータをまとめる作業などが発生するかと思いますが、Instagram アプリからだとデータを抽出することができません

弊社が開発・提供を行う「コムニコ マーケティングスイート」では、Instagram インサイトで確認できるほぼすべての数値を分析することができ、各種データをCSV形式でダウンロードいただけるうえ、Excel形式の定型レポートをワンクリックで出力することが可能です
また、フィードとリールの投稿が可能で、さらに投稿に対してのコメントをモニタリングする機能も備わっています。

コムニコ マーケティングスイートの分析画面
コムニコ マーケティングスイートの定型レポート(Excel)

もちろんInstagramだけでなく、TwitterとFacebookの運用にも同様の機能をご活用いただけますので、SNS運用を効率化したいとお考えの方はぜひご検討ください。

Q&A

ここからは、今回のウェビナーで実際にいただいた質問への回答を抜粋してまとめていきます!

Q. 分析を行ったあと、改善策をうまく投稿に落とし込めない。どうしたらよいか?

A. 要因の特定が正しくできていると仮定して回答します。
基本的にはトライアンドエラーの繰り返しなので、一度の改善で「次は必ず良くなる」と考えないほうが良いです。PDCAサイクルをスムーズにまわしていくためには、投稿を作成する段階で事前に「良い結果であればこうなり、悪い結果であればこうなるはず」と仮説を立てておくのがオススメです。

Q. 分析は、投稿してから何日後の数値で見ればよいか?

A. 弊社としては、最低でも3日は経過したあとの数値を分析されることをオススメしています。弊社が運用する案件では3日後の数字の変動はあまり見られないということと、プラットフォームは異なりますがTwitterでもバズはおよそ72時間(3日)で収束する、というデータがあるためです。

(意図しないバズが起こるなどで稀に3日以上経過したあとに数字が伸びるケースがありますが、イレギュラーであるため考慮しなくてよいという判断です。もちろんバズったら別途その要因分析は必要ですよ!)

Q. 分析をする頻度はどれくらいが望ましいか?

A. 日々の投稿本数やリソース状況により異なります。
弊社でご支援している企業様では月に一度のペースで振り返りを行うケースが多いですが、スパンが短いものだと週ごとに分析を行っていたり、長いものだと四半期に一度のペースで分析を行っていたりと、様々です。毎月10本〜20本、頻度にして週2,3回〜平日毎日くらいの投稿ペースであれば、おそらく月に一度の分析で十分かと思います。
もちろん、より高速でPDCAをまわしていきたい場合は、(リソースの状況が許すなら)毎週分析を行うのもいいかもしれませんね。

  • 投稿本数が多くて分析まで手が回らない!

  • いま以上に高速でPDCAを回したい!

  • プロのノウハウを取り入れてアカウント運用を強化したい!

  • トレンドを踏まえて改善点を提示してほしい!

などなど、Instagram運用でお困りの際はぜひコムニコまでお問い合わせください!
(Instagram以外のご相談も受け付けておりますので、何卒!)

おまけ

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※ すべてのご質問には回答できない場合があります。ご容赦ください。


コムニコのウェビナー情報

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SNSの運用担当者の方へ向けたお役立ち情報を多数発信しておりますので、ぜひ参考になさってください!

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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