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なんとなく不安な時でもすぐ行動するには

すぐに行動したいのにできない時って、なんとなく不安な気持ちがあるからだと思う。
私の場合、上司への報告がそれだ。


報告をした後で「なぜそう思うの?」「エビデンスは?」と上司からツッコまれると、自分が間違ったことを言ってる気がして不安になる。

だから、毎回データや数字をいろいろ持ってきて、ガチガチに理論武装した状態で報告をしに行っている。が、いろいろ調べていると時間がかかる。

しかも、判断材料がありすぎることで、どうでもいい情報を気にして、大事なポイントを見落とすことが多い。


すぐ行動できるようになるには、普段の生活の中で
「イヤ」とか「不安」「怖い」を無くさないといけない。


これは前にnoteでも紹介してみたけど、

今回は別のエッセンスとして、
『0秒で動け 「わかってはいるけど動けない」人のための自分を瞬時に動かす最強の方法(伊藤羊一)』を読んでみた。

「頭出しの結論」があれば、すぐ行動できる

上司「A案とB案、どっちの方法で広告を出すべきかな。」
社員「最近広告を打ったライバル会社の売上を調べて、X社・Y社・Z社から見積を取って、最適な価格のものを報告します!」

一見、合理的な結論を出せそうだが、結論に至るまでの時間や労力のロスが大きい。

社員「A案です。競合のS社の売上が好調ですが、最近 S社のCMでA案に近いものをよく見る気がします。」
上司「じゃあ、A案で、いくつか見積を取ってもらおうか。」


次のアクションに進むためには、とりあえず結論を出してみるのだ。


ここで大事なのは、結論の精度ではなく、現時点での「頭出しの結論」を出すこと。

本に出てくる言葉を借りれば、「叩き台」としての意見をまず一旦頭出ししてみて、正しい方向になるように、行動しながら修正していく。

意見を出すのが不安な時も、こう考えれば抵抗が少なくなるかもしれない。


「正解」ではなく「ポジション」を見つける

「結論を出そう」と言っても、さまざまなデータや数字から分析して、正しい答えを出すのではない。

ポイントは、集団の中で「自分のポジション」をすぐに取れるかどうかだ。

言い換えれば、自分の立場や方針をすぐに決め、「自分はこう思う」という結論を相手に伝えること。
その結論を叩き台にして、テンポよく議論や検証を進めることができる。


誰が考えても100%正しい答えではなく、あくまでも自分の意見としての結論なので、
たとえば自分の役割や、自分が大事にしている価値観や倫理観から
ある程度簡単に、意見の方向性を定めることができるだろう。

ただ、主観的な意見だけでは「結論」の裏づけとして弱い場合もあるので、
同時に仮説を立てることも必要になってくる。


直感的に仮説を立てる

「雨が降りそうだから、ベランダに干してある洗濯物をしまおう。」

雨が降りそうという結論を出すのに、
降雨レーダーや降水確率の数値をずっと見ていた、という人は少ないと思う。


すぐに行動に移ろうとする時、私たちは

・雲が厚くなり、空が暗くなってくると雨が降るという「経験則」
・空気もじめっとしてきたし…という「感覚」
・隣の家の人も洗濯物を取り込んでいるなあ、という「関心」

などの直感で仮説を立てているのではないだろうか。


仕事だと、どうしても細かいデータや数字とにらめっこになってしまうのだが、
事実を大枠で捉えるということも、テクニックとして身につけておくべきだと思う。


おわりに

「間違ってもいい」「正しくなくてもいい」
簡単そうで、慣れてない人からすると結構難しい。

時間をかけて少しずつ、自分自身をコントロールできるようになりたい。

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