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毎日のことをコツコツと2021

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#独りよがりレビュー

【独りよがりレビュー】月曜10時という絶妙な時間設定の勝利 #アバランチ

【独りよがりレビュー】月曜10時という絶妙な時間設定の勝利 #アバランチ

前評判が良すぎるものって、意外とがっかりしがちだけど、これはおもしろかった。

月曜10時の新ドラマ「アバランチ」
アバランチって「雪崩」って意味なんだって。ほうほう。

謎の集団「アバランチ」が、巨悪に挑むドラマ。

公式サイトのURLからして、謎めいている。

https://www.ktv.jp/A/

ディレクトリ名が、ただ一文字「A」。かっこいい。

ドラマの1話とか映画の始まって30分

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【独りよがりレビュー】成熟脳/黒川伊保子~脳の本番は56歳ってホント?

【独りよがりレビュー】成熟脳/黒川伊保子~脳の本番は56歳ってホント?

「脳の本番は56歳から始まる」と聞いて、あなたは何を思うのだろう。
私は「ほんとかよ~」と半信半疑だった。

だって、年々、記憶力がどんどん怪しくなっていて、昨日の夕飯も、3分前の夫からの業務連絡も覚えていられないんだもの。
目は老眼で見えないし、最近は耳も少し遠くなった気がする。
これで、脳の本番が56歳からと言われても、すぐに「そうか! 私もまだまだだな、やったるで!」とはなれない。

「脳の

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【独りよがりレビュー】森下典子「日日是好日」

【独りよがりレビュー】森下典子「日日是好日」

茶道を習いたい。

安直だけど、読み終えて一番に思った。

着物1枚持っていないし、気も利かないし、目の前のものを蹴散らしながら歩く雑な性格。茶道から最も程遠い人間だけど。

もっとこの本を早く手に取るべきだった。
多分、この本は、私の人生の教科書になる貴重な1冊になるだろう。

森下典子「日日是好日」/新潮文庫

エッセイストの森下典子さんが、学生時代から続ける茶道を通して、感じた景色、見つけ出

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【独りよがりレビュー】「Day to Day」 は、私たちがここを生き抜いた記録になる

【独りよがりレビュー】「Day to Day」 は、私たちがここを生き抜いた記録になる

今、読んでいる本「Day to Day」が面白い。

2020年の春から夏にかけての緊急事態宣言下に、人気作家100人が、1日1作品ずつ、日替わりでコロナにまつわる短編がネット上に公開されていたらしい。

それをまとめた本が、BOOKOFFで売られていたので買ってみた。

テーマは、もちろん「コロナ禍を生きる人」の100作品。
十人十色、いや百人百色。恋愛、ミステリー、SF、エッセイ。そのジャンル

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【独りよがりレビュー】あのときキスしておけば

【独りよがりレビュー】あのときキスしておけば

何かを作って、世の中に公開している人は、きっと誰もが思うだろう。

「私の作品は、人々に受け入れられているか?」

noteの街の隅っこで、細々と文章を綴っているだけの私のような人間でもそう思うのだから、本気で、自分の身を削り、命を削って作品を生み出すプロならば、なおさらだろう。

自分の作品は、自分の分身。

心の奥底に隠された本心をさらけだすことは、怖くてできない。でも、自分の心に沸いたこの感

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【独りよがりレビュー】方向音痴って、なおるんですか?

【独りよがりレビュー】方向音痴って、なおるんですか?

方向音痴であることは、昔から自覚している。
左右をよく間違えるし、東西南北の位置関係も分かっていない。
知らない土地では迷うことが前提。何度もGoogleストリートビューを確認する。迷う前提で時間設定をする。
最悪、どうしても迷ってたどり着けないときは「タクシーに乗ればいい」と言い聞かせて、不安を和らげるようにしている。

初めて一人で東京出張したときのこと。
JR有楽町駅から地下鉄銀座線に乗り換

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