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赤い残照 道後温泉街
昼間は落ち着いた木の温もりを放つ道後温泉本館と、ゆったりした時間が流れる温泉街だが、私の記憶をたどり、普段と違う側面に触れてみたい。
道後温泉本館から数分歩いたところに、伊佐庭神社という千年以上の由来を持つ神社である。特徴的なのは、桃山文化の雰囲気を残した建物と、御本殿を四方から取り囲む回廊だ。この回廊は一周できる構造で、国内に3例しかなく国の重要文化財に指定されている。神社は岡の上にあり、急勾
善い文化を構築する芸術と学び
人生100年時代と言われる現代において、芸術への関心は高まりをみせてくると考えている。そう考える背景として、社会課題の解決策を考えるステップのひとつに「まず課題をもった人に共感する」といったことが言われている。いわゆる人間中心デザインのアプローチである。このような他者への共感というふるまいを身につける方法として、芸術を学ぶことが効果的なのではないだろうか。芸術を学び続けることは、単に他者への共感力
もっとみる小説からみる文化的発展の特徴
アジアの芸術史における言語芸術のうち、小説について取り上げ、その文化的発展の特徴について述べる。現代においても小説という作品形態は脈々と続いており、その発展過程をたどり社会環境との関わり方、とくに戦乱期とそのはざまの治世との関係性についても考察を述べる。
主に中国の唐から明の時代といった、およそ7世紀から16世紀後半にかけての1000年という長い期間を、現代から過去に向けてふりかえってみる。
ヒトの強みとしての「ことば」
現代は変化の激しい時代と言われる。これは技術の進化や、種の絶滅速度が加速していることなどが背景にある。このような時代において「ヒトはどのように賢く生きて行けるのか」について強い関心を抱いている。
これまでビジネスの世界では、精緻な市場分析と計画によって理論武装された企画を採用し社会実装されてきた。しかし現代では、精緻な分析を行っている間に市場が変化するため、企画中にアイデアは陳腐化し、世に出
PMP試験=PMBOK 6th+アジャイル型
PMBOK 7thの情報を調べていて、たまたまたどり着いた、現在(2021/2)のPMP試験ってどうなっているんだろうという疑問。
この疑問が少し解消できたので、noteにメモっておきます。
2021/1/2よりPMP試験の内容が大きく変わり、50%が適応型(アジャイル型)になっています。
試験内容の概要
https://www.pmi.org/-/media/pmi/documents/p
「問題」ってなんだろう?
みなさん「お困りごと」を大なり小なり抱えていらっしゃるかと思います。
この「お困りごと」と「問題」という二つの言葉は、同じ意味のように使われていますが「ありたい姿」になるために、これらの言葉を使い分けることをオススメします。
ここで述べたい「問題」とは、現状(As-Is)と未来のありたい姿(To-Be)とのギャップのことになります。業務分析をされている方にはお馴染みですね。
馴染みのない方は、ダ