大西 徹 / ビジネスアジリティコーチ

ビジネスアジリティコーチという分野を開拓中。 自律したオトナが増えて、学習する組織に育…

大西 徹 / ビジネスアジリティコーチ

ビジネスアジリティコーチという分野を開拓中。 自律したオトナが増えて、学習する組織に育つため、自分は何をすべきか、日々学び行動していきます。

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善い文化を構築する芸術と学び

人生100年時代と言われる現代において、芸術への関心は高まりをみせてくると考えている。そう考える背景として、社会課題の解決策を考えるステップのひとつに「まず課題をもった人に共感する」といったことが言われている。いわゆる人間中心デザインのアプローチである。このような他者への共感というふるまいを身につける方法として、芸術を学ぶことが効果的なのではないだろうか。芸術を学び続けることは、単に他者への共感力や感性を磨くといったことにとどまらず、これからの時代における個人としての善い生き

    • 小説からみる文化的発展の特徴

       アジアの芸術史における言語芸術のうち、小説について取り上げ、その文化的発展の特徴について述べる。現代においても小説という作品形態は脈々と続いており、その発展過程をたどり社会環境との関わり方、とくに戦乱期とそのはざまの治世との関係性についても考察を述べる。  主に中国の唐から明の時代といった、およそ7世紀から16世紀後半にかけての1000年という長い期間を、現代から過去に向けてふりかえってみる。  現代は様々なジャンルの小説が広く入手可能である。史実に近しいものも含めて、架

      • 海と山の狭間・神戸

         神戸に住んで20数年になる。愛媛県松山市で生まれ育った自分にとって違和感なく馴染めた街だ。  大阪や東京で生活を始めた時は、自分が根なし草になったような不安を抱いていた。しかし、神戸に住み始めたときはそのような不安は無く、ワクワクしていたことを思い出す。  少し地勢について触れておこう。南北にある瀬戸内海と六甲山地にはさまれた、幅が数kmの狭い土地に、神戸市街地が東西に15kmほど延びている。不動産業界では、阪神エリアと呼ばれる範囲に含まれ、交通網がしっかり整備され、住み

        • ヒトの強みとしての「ことば」

           現代は変化の激しい時代と言われる。これは技術の進化や、種の絶滅速度が加速していることなどが背景にある。このような時代において「ヒトはどのように賢く生きて行けるのか」について強い関心を抱いている。  これまでビジネスの世界では、精緻な市場分析と計画によって理論武装された企画を採用し社会実装されてきた。しかし現代では、精緻な分析を行っている間に市場が変化するため、企画中にアイデアは陳腐化し、世に出しても売れないといった事象が起こっている。  このような時代においては精緻な計画

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        • 発達・認知科学
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          PMP試験=PMBOK 6th+アジャイル型

          PMBOK 7thの情報を調べていて、たまたまたどり着いた、現在(2021/2)のPMP試験ってどうなっているんだろうという疑問。 この疑問が少し解消できたので、noteにメモっておきます。 2021/1/2よりPMP試験の内容が大きく変わり、50%が適応型(アジャイル型)になっています。 試験内容の概要 https://www.pmi.org/-/media/pmi/documents/public/pdf/certifications/pmp-examination

          PMP試験=PMBOK 6th+アジャイル型

          「問題」ってなんだろう?

          みなさん「お困りごと」を大なり小なり抱えていらっしゃるかと思います。 この「お困りごと」と「問題」という二つの言葉は、同じ意味のように使われていますが「ありたい姿」になるために、これらの言葉を使い分けることをオススメします。 ここで述べたい「問題」とは、現状(As-Is)と未来のありたい姿(To-Be)とのギャップのことになります。業務分析をされている方にはお馴染みですね。 馴染みのない方は、ダイエットに例えるとわかりやすいと思います。 現状のお困りごと(As-Is):体