おすすめ最新刊情報_小説編_

<おすすめ最新刊情報>〜11月小説編②〜

個人的におすすめ小説の最新刊をまとめておりますので参考にしていただければと思います。

「生命式」村田沙耶香 (著)

夫も食べてもらえると喜ぶと思うんで――死んだ人間を食べる新たな葬式を描く表題作のほか、村田沙耶香自身がセレクトした、脳そのものを揺さぶる12篇。文学史上、最も危険な短編集!

「明るい夜に出かけて」佐藤多佳子 (著)

富山は、ある事件がもとで心を閉ざし、大学を休学して海の側の街でコンビニバイトをしながら一人暮らしを始めた。バイトリーダーでネットの「歌い手」の鹿沢、同じラジオ好きの風変りな少女佐古田、ワケありの旧友永川と交流するうちに、色を失った世界が蘇っていく。実在の深夜ラジオ番組を織り込み、夜の中で彷徨う若者たちの孤独と繋がりを暖かく描いた青春小説の傑作。

「少女葬」櫛木 理宇 (著)

一人の少女が壮絶なリンチの果てに殺害された。その死体画像を見つめるのは、彼女と共に生活したことのあるかつての家出少女だった。劣悪なシェアハウスでの生活、芽生えたはずの友情、そして別離。なぜ、心優しいあの少女はここまで酷く死ななければならなかったのか? 些細なきっかけで醜悪な貧困ビジネスへ巻き込まれ、運命を歪められた少女たちの友情と抗いを描く衝撃作。

「プリンセス刑事 生前退位と姫の恋」喜多 喜久 (著)

女王統治下の日本で、王位継承権を持つプリンセス・白桜院日奈子は刑事になった。コンビを組む芦原と、テロ事件の解決を目指す日奈子に、時を同じくして王家の問題が降りかかる。健康問題を抱えた現女王が思案する生前退位を巡って王室内は侃々諤々。日奈子たちは事件と問題を解決できるのか。書き下ろしシリーズ第二弾。

「カエルの小指 a murder of crows」道尾 秀介 (著)

「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」詐欺師から足を洗い、口の上手さを武器に実演販売士として真っ当に生きる道を選んだ武沢竹夫。しかし謎めいた中学生・キョウが「とんでもない依頼」とともに現れたことで彼の生活は一変する。シビアな現実に生きるキョウを目の当たりにした武沢は、ふたたびペテンの世界に戻ることを決意。そしてかつての仲間――まひろ、やひろ、貫太郎らと再集結し、キョウを救うために「超人気テレビ番組」を巻き込んだド派手な大仕掛けを計画するが……。

「ファースト クラッシュ」山田 詠美 (著)

母を亡くし、高見澤家で暮らすことになった少年に、三姉妹はそれぞれに心を奪われていく。プリズムのように輝き、胸を焼く記憶の欠片たち。現代最高の女性作家が紡ぎだす、芳醇な恋愛小説。

「ソーシャルゲーム(開発)部へようこそ!」熊谷雅人 (著), rioka (イラスト)

天明湊はゲーム好きな少年だ。ある日、湊は、幼なじみで同級生の少女・小森椎とともに、生徒会長から呼び出しを受ける。そして彼が受けた依頼内容は、老朽化した部室棟の建て直しのため、ソーシャルゲーム開発で資金を集めて欲しいというものだった! ゲームに対する熱意はあるものの、ゲーム作りに関しては素人な湊。だが、メンバー募集で集まった、イラストレーターのモナカやデザイナーの良々といった仲間たちと一緒に、合宿などを通じて少しずつながら着実にゲーム作りを進めていく。しかし、彼らが受けた依頼には、どうやら裏があるようで……? 仲間たちとソーシャルゲーム開発を通じて絆を深めていく、学園青春ストーリー!

「異世界誕生 2007」伊藤ヒロ (著), やすも (イラスト)

「あなたの胸の中にあるものでも、晒すと人の心を打てますか?」2007年、一人の少女と、一人のニートが旅立とうとしていた。“物語”は、果たして人を救えるのか?2007年、夏。中学一年の嶋田チカは、幼馴染の藤岡キョウヤから、長らく入院していた妹のハルナが帰ってきたので会ってほしいと頼まれる。ハルナは痩せ細り、とても健康そうには見えない。彼女の懇願を受け、チカは前年母が書いた「タカシの冒険」の内容を語って聞かせる。大喜びのハルナに続きが聞きたいとせがまれ困惑するチカに、キョウヤはそっと告げる。「ハルナは、もうすぐ死ぬ」。同じ頃、引きこもりでニートの作家志望の青年・西藤リクは、世界と自分を憎み、絶望して、二ヵ月後に自殺することを決意していた。“物語”に迷い込む中学生とヒキニート。暴かれる、一人の騎士の真実。ネットを介して命と想いが繋がる時、異世界の扉が再び開く。

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