3~5歳の教育無償化を正式決定について考える。

幼保教育の無償化に関しては賛成。ただ、待機児童の問題と保育士不足の問題を解消できてない部分はどうするのか疑問。無償化されても入園自体が出来なければ何も意味がない。来秋まで現実問題として双方を一気に改善する事は不可能。国としての待機児童と保育士不足改善案が全然されておらず、地方任せになってるのが残念過ぎるね。

幼児教育無償化においては初年度は全額国負担 2年目以降は地方にも一定の負担案が出ている。個人的には国負担ではなく、地方にも負担を2年目以降も求めていく場合、継続性において現実味が無くなってくるのでは?と思う。幼保教育の問題点は費用的な部分よりも受け入れ数の問題の方が正直優先順位が高いはず。

受け入れ数拡大を目指す動きが無償化の負担が増せばそこを制限するという本来優先順位が高い部分が進まないという大きな問題が発生するだろう。待機児童ゼロを解決する策がないまま2年目以降地方負担が増えればかなり大きな問題になるかもね。

実際に待機児童の問題に関しては「待機児童ゼロ」という公表される数字は良くも悪くも簡単に信じてはいけないという事。実際には様々な要素を除外した形での待機児童ゼロと発表するアホな自治体も多い。札幌市に関しても数字のトリックを利用しているニュースが報道されており、残念極まりない。イメージ戦略として市長含めて実績を強調したいのだろうけど、待機児童ゼロと発表しても実際には1500人以上が落選している現実。この現状をわかっててゼロと公表するところが残念でしかない。

待機児童ゼロにするには保育士、幼稚園教諭の人数確保が必要であるが、介護の問題同様に賃金の低さ含めた待遇面の解消が必要である。世田谷の保育士が一斉退職したことで、保育士の責任論がネットで話題となっていたが、正直責任論については教育業界全体の悪しき部分であると個人的には思う。子ども人質のようにして責任論や辞めさせない事が正義となってしまうところ。

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