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読書メモ「わかりやすさの罪」〜「わかりにくい」から逃げず、寛容になれ
学生時代にブルーバックス「『分かりやすい表現』の技術」シリーズに出会って以来、わりとずっと、わかりやすく伝えるには、を意識しながら文章を書いてきた。でも、なんとなく限界的なももを感じている(わかりやすく伝えても人は動いてくれない、とか)。
そんな中、武田砂鉄『わかりやすさの罪』というタイトルだけに惹かれて買った本の中から、なるほどと考えたことが多かったので、メモとして残しておきたい。
NHKで
「普通」の人のためのSNSの教科書〜あくまで自分のために(読書メモ)
せっかくなので最初は、きっかけとなった徳力さんの本から。もともとnoteなどで読んでいた内容もあったのですっと入ってきました。特に忘れないようにしたいところをピックアップ。
情報を発信する心構えブログやSNSを「メディア」と考えると、情報発信のハードルは一気に上がってしまいます。誰も知らない話を書こうと思うと、気軽に発信できなくなります。(P42)
そう。特に情報の収集元がネット中心だったりす
【読書感想メモ】『Good to GO』なぜ運動後に「リカバリーをする」必要があるのか?そして効果のあるリカバリー方法とは何なのか?
このnoteは『Good to Go 最新科学が解き明かす、リカバリーの真実』の内容から個人的に興味を持ったものを、一部感想も交えてメモしたものです。概要を知ったからといって面白さが減る書籍ではないと思いますが、これから読む方はご注意ください。実際にいろんなリカバリーを体験したときの筆者の描写は面白いので、ぜひ読んでもらいたいです。
「リカバリーをする」時代への疑問従来、リカバリーとは休息など「
「健康を食い物にするメディアたち」医療をベースにしたマーケティングが難しいなあということ
もともと医療向けの製品を扱う会社において、一般消費者向け製品のマーケティングをしていた立場から考えた、身体や健康に関する情報の発信についてのこと。
基本的に社内基準が医療だと、堅い。慎重という意味だけでなく、表現自体が堅く難しくなりがち。しかし一般向けの場合、代わりに伝えてくれる医療従事者はいない。わかりにくいものをわざわざ読もうという人は少なく、「正しいかどうか分からなくても、わかりやすいもの
読書メモ「ファスト&スロー」(ダニエル・カーネマン)
読書メモは自分用のものです。気になったところに感想を付けています。
今回は行動経済学でノーベル経済学賞を受賞した心理学者、ダニエル・カーネマンの著書。1章ずつ、年末から3ヶ月ぐらいかけて上下巻をようやく読み終わりました。読み飛ばすことも可能ですが、それだと面白くない、考えながら読むほうがいい分野です。
まずは上巻より。
エラーの中でも特定の状況で繰り返し起きる系統的なエラーはバイアスと呼ばれ