見出し画像

ストレッチも筋トレもいらない、骨盤を立てるために一番簡単にできること

最近よく目にするのが「骨盤を立てるために今すぐ出来ること」的な記事。

そこに書いてあるのは、
こういうストレッチや、こういうトレーニングが必要ですよ!
と、いうこと。

が、しかし、そこに紹介しているストレッチやトレーニング、そもそもの最初のポジションが、骨盤を立てられない人では的確にできないものばかり。

なので、今回は一番簡単に誰にでもできる、ストレッチでもトレーニングでもないことをご紹介したいな、と。

結論から言っちゃうと…

それは椅子の座り方!

いや、だからさ、椅子に座った時に猫背になったり、腰が丸くなって骨盤が立たないから言ってるんじゃん

って、ことなんだと思いますが、

椅子にそのまま座ろうと思うから
→自分の身体を変えなくては

…となるわけで

座る“もの”に工夫をすればいいんです。

細かくはこちらの記事を読んでもらえればと思いますが


*椅子の高さを適正にする
→そのためには、ある程度、体に負担のない座り方を知っておく必要も。

足裏は床、膝は90度以上、腿は少し傾斜、座面で腿裏が当たってるのを感じられる場所


*畳んだり丸めたりしたスポーツタオルやフェイスタオルをおしりの下に入れる(椅子タオル、と呼ぶことにします)
→写真では平らなまま入れていますが、猫背気味さんは、タオルを畳むか丸めるかして、坐骨の下に入れます。

こんな感じ

この2つをすることで、ストレッチしなくてもトレーニングしなくても、骨盤を立たせて座りやすくしてくれます

椅子に座っても骨盤を立たせるのが大変な人が、骨盤を立たせて座れるようになるくらいの柔軟性や可動域を手に入れるには、

よっぽどちゃんとストレッチやトレーニングをしないと難しい!!

もちろん、出来る人は是非ストレッチもトレーニングもしてもらえればと思います!プラスにはなると思う。

ただ、挫折する人も多いと思うんです。だって、すごく大変だから。

椅子に座る時の一工夫で、あえて特別なストレッチやトレーニングなく、骨盤が立てやすくなるのであれば、そっちの方が気が楽じゃないでしょうか?

ということで、私は全てのクライアントや生徒さんにおすすめしています。

特に、デスクワークや座っている時間が長い人にはすごくおすすめ!

「お金をもらって仕事をしている間に身体を整える」
「日常の些細なながら時間を利用して身体を整える」

これは、私の座右の銘に近いテーマです(私が面倒くさがりだから)。

力を入れて頑張らずに整える大切さ

そして、これをおすすめする理由は他にもあって、それは、力を入れて頑張らなくてもできるから。

ストレッチもトレーニングも、うまく動けない時って力が不必要に入りがちです。そこからうまく力を抜けるようになる人もいると思うけれど、私のようについ力みがちなタイプの人は、力でこなしていくようになります。

そうなると、骨盤が立てられるようになったとしても、痛みも伴うようになってしまうことも。

力でねじ伏せるように、体をいいポジションにもっていくのは、手っ取り早いけれど、体は悲鳴をあげがち

私がおすすめする椅子タオル。これが良いのは、1日で劇的変化はさせてくれないけれど、地味な継続で知らず知らずのうちに変化をさせてくれます

知らないうちに変化が生まれるというのは、それだけ力んでいないということでもあります。

最初は椅子タオルをしても、違和感があったり、座りにくかったりしていたのが、

違和感が少なくなっていって、気づいたらタオルの厚みを薄くできるようになっていって、、、

そのうち、タオルなしでも骨盤が立てられるようになり、それも苦じゃない!!

そういう流れが理想です。

意識し続けるのは無理

椅子タオルは意識すれば骨盤が立てられるけど、気付くとつい腰丸めてしまっている、という人にもすすめています。

なぜかと言うと、意識し続けるって無理だからです。

意識するのは大切。

でも、仕事中や何かに没頭している時、座り方って忘れてしまいがち。骨盤を立てたところで座るのが心地良い感覚になるまでは、気付いたら骨盤後傾しちゃう、というのはよくあります。
(そして、長時間座っている場合は、どちらにしても、ずっと良い姿勢でいる必要もなく、いろんな座り方をするのがおすすめ)

だからこそ、タオルを利用することで、意識しなくても骨盤を立てておきやすいように、してあげるんです。

ソフト面で変えられることを変えてあげた方が、身体はずっと楽に!
(上記、「椅子を自分に合わせよう」の記事のテーマです)

骨盤なんちゃらのような特別なものではなく、タオルの良さ

椅子に座る時にタオルを挟む椅子タオル。この良さはいろいろあって、まずは、

*傾斜をつけてあげることで、考えなくても骨盤が立ちやすくなる(考えなくてもってところがミソ)
→骨盤が立てにくい人の多くは骨盤が後傾している状態。なので、前に下がる感じの傾斜をお尻の下に作ってあげることで、後ろに倒れていた骨盤が自然に起きてくれやすくなります。

*タオルの厚みを変えることができる
→特別な骨盤矯正のクッションとかでもないので、タオルは畳み具合によって、厚みは変幻自在。骨盤がかなり後傾の、がっつり猫背タイプさんは少し厚めにしてあげるのがおすすめ。

*出先でも対応可能
→どの椅子でも、どこでも持ち運んで対応できます。椅子の高さが自分にとって低めだったりした時にも利用可。車や長距離でのバスや電車や飛行機でも活躍してくれます。

椅子タオルに慣れてからだと、“骨盤を立てやすくするための”ストレッチやトレーニングもやりやすくなる

最後に。椅子タオルに慣れてきた暁には、おそらく、“骨盤を立てるための”ストレッチやトレーニングがやりやすくなっているかと思います!

だから、きっと継続もしやすい!

そしたら、ひょっとしたら床に座っても骨盤が立つ日がやってくるかもしれません!

多くの場合、現代人は座ってる時間が長いです。その時間を是非利用してください!

番外編(椅子に座ることがあまりない人へ)

椅子に座る機会があまりない、家では床に座っている。そんな人は、ただただ、床に座る時に、辞書より分厚めくらいの高さの“何か”に座ってあげてください。

詳しくはこちらを!


そもそも骨盤を立てるってなんなんだ!という人はこちらもどうぞ。

座り方について、詳しくこちらにもあります。



いかに生活に変化を根付かせていくか。それはロルフィングの醍醐味でもありますが、そんな運動指導ができるようにロルフィングの動きのアプローチをシェアするセミナーをしています。

いいなと思ったら応援しよう!

ロルファーユキ
人見知りで、一人でも平気な顔はしていますが、応援してもらうことで力を得て、サポートされることはとても心の支えになります。サポートしていただけたら、すごく嬉しいです!