心に月面望遠鏡を
心配事や悩み事があるとき
みなさんはどのように考えるのだろう。
私はもうグルグルあれやこれや考えているうちに疲れてしまって、
もうどうでもよくなったり、逆に考えすぎてネガティブになったりする。
そういう「答えが見えない」悩みってあるもんだ。
そこで、最近考えた事をここに記そうと思うが
本題に入る前に
考えの発端になった「宇宙兄弟」の話でもしよう。
私は宇宙兄弟が好きだ。
(まぁ、原作は読んでなくアニメを3周ほどした)
宇宙兄弟を知らない人向けにあらすじ説明しておく。
(知っているひとは飛ばしてもOK)
そんな宇宙兄弟の中に「金子 シャロン」という天文学者のキャラクターが出てくる。
この紹介にあるシャロンの夫が発見した小惑星「シャロン」は、
こんな感じ。
見てわかるとおり、とても小さい。まるで砂粒だ。
主人公ムッタはそんな小惑星をシャロンに見せることを目標に月面を目指すことになる。
月面に月面望遠鏡を建てることによって、
小惑星の全貌が分かると考えたのだ。
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人の心配事や悩みもこれに置き換えることができるのではないか。
人の悩みが多種多様で一言では表せないが、
考えても答えがでないものも多い。
例えば、人間関係。
私達は人の心の中を覗くすべを持たないため、
直接コミュニケーションをとったり、
逆に間接的に様々な情報から推測するしかない。
直接聞けたら楽なのにそうもいかないシチュエーションも数多くある。
そして、多くの人には金銭面の悩みや不安もあるだろう。
私はまだ大学生ということもあって、
将来どのような職に就くのかも分からないし、
金銭的な安定が手に入るのかも分からない。
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そこで思い出してほしいのが、月面望遠鏡。
発見された小惑星「シャロン」は、砂粒のように小さく
全然見えない。
どのような大きさで、どのような形なのか。
構成要素は何なのか。酸素はあるのか。
砂粒のような状態では情報が少なく、全然分からない。
まるで悩んでいる時の私達のよう。
「あの人は何を考えているのだろう」
「老後暮らせるだけの貯金は大丈夫か」
情報が少なすぎて、見通せない。
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”まずは”心に月面望遠鏡を建ててみよう
月面望遠鏡を建てたら小惑星「シャロン」の
大きさも、形も、その全貌が分かる。
また更に、他の小惑星も数多く発見されるだろう。
地球という星では見えないものを
月面から見るということは、視点と視野を変えるということだ。
砂粒ほどの情報しか得られない地球に固執して、
分からない場所からずっと立ち止まっていてはいけない。
月に行って視点と視野を変えることが重要だ。
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そこで
月面望遠鏡を建てるプロセスを細分化してみよう。
と、まぁこんな感じだろうか。
ここで大事なのは、
「細分化」というキーワード。
まずは、地球をロケットで出発するように
悩みや心配事に囚われている状態から抜けだすのだ。
私達はその方法も考えなければいけない。
だからこうなる。
さらに、どのような月面望遠鏡を建てるかも大事だ。
そしてその建て方も。
そして、まぁ、こうなるよね。
細分化などキリがない。
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まとめると、大事なのは、
細分化すること。視点を変えること。
この2点だと思うのだ。
細分化し、視点を変えることで、
まず自分が何をすべきかわかる。
人は「得たいのしれないものに恐怖心を抱く」と言われている。
地球から砂粒のような小惑星をみても得体のしれないことだらけ。
月というワンクッションが必要だ。
だからまずは悩みや不安に怯えず、
月に行こう。月にどうしたら行けるのか考えようという話だ。
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哲学者デカルトの言葉
というものをご存知でしょうか。
「困難は分割せよ」という言葉でも知られている。
これは近代哲学の祖とも言われるデカルトが、著書『方法序説』の中で述べた言葉だ。
つまるところ、私が言いたいことも同じである。
困難を細分化するために、視点を変える。
視点を変えるために、困難を細分化する。
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さいごに
人の悩みなど尽きることはない。
人間は考える葦である。
「悩み」を「考え」に変換すべきだ。
そして、更に「考え」を「行動」にしなければ、
悩みや不安は消えてくれない。
偉そうに語っているように感じる方もいるだろうが、
そうではなくこれは私に向けた戒めである。
残りわずかな2022年、悩みながら年を越すのは嫌だからである。
みなさん、良いお年を。
最後まで、お読みいただきありがとうございます。
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