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外国人が日本で困ってる?

”外国人をサポートする” 

といっても、私たちは具体的に何ができるのでしょうか?

今日は私の働く会社がどのように”外国人をサポート”しているのか、私自身がどんな意識を持っているのかを紹介していきます。

現在働いている会社に私が入社したのは、大学生のころでした。

入社前の大学時代、日本に来たばかりの子どもたちに日本語学習や学校の宿題の手助けをしたり、夏にはお寺でお泊り会をして日本文化に楽しく触れてもらう活動をしていた私にとって、”外国人をサポートする”ことは言語など文化に適応しやすい環境を作ることだと感じていました。

私の働く会社は、「外国人が日本に来て良かったをカタチに」をモットーに、外国籍のお客様の様々なサポートを行っておりますが、家賃保証を主なビジネスとしています。(”家賃保証会社とはどんな会社か”は後日説明したいと思います。)

私は”生活サポート部”という部署に配属されました。

”生活サポート部”

この言葉を聞いてどんなイメージを持ちますか?

ここは、家賃保証サービスを利用しているお客様の生活にかかわる相談を受け、解決している部署です。

どんな相談があるか?

物件の入居者である外国籍のお客様の生活に関するほぼすべての悩み、また管理会社からの相談などがあります。

外国籍のお客様の悩みで代表的なものは、引越しをしたいが解約方法がわからない、家賃を支払いたいがATMの使い方がわからない、水漏れ等の設備の不調がある、などです。言葉の問題で管理会社に電話ができない、設備不調は管理会社に連絡するのか直接水度局や家電メーカーに電話するのかわからない、などが悩みの理由としてあげられるでしょう。

また、管理会社からも相談はたくさん。騒音の問題で近隣住民から苦情が来ているから伝えてほしい、ごみの出しルールが守られていない等です。

外国籍のお客様からの問い合わせは、”言葉の壁”が原因なことが多いく、管理会社からの問い合わせの原因の背景には”文化の違い”が多いと私は思います。

例えば、騒音問題が起きる背景には、祭りの多い文化や歌うことが好きな国民性などがあげられます。こういった場合は日本の文化では、周りの住民のことも思いやりできるだけ静かにしていただきたい旨を伝えます。管理会社からの注意だと、ただ騒音でうるさいと注意しがちになってしまいますが、私たちはなぜ騒音が起こってしまうのか、文化的背景も考えて理解したうえで注意する(というよりは教える)ことができるのです。

ごみ問題も同じです。私は、日本では分別してリサイクルをしている事、時間を守ることで街の景観維持につながること、また雑な分別ではリサイクル業者が困ってしまうことなどを伝えるようにしています。

考え方の変化

さらにここは、私の中の”外国人をサポートする”内容の幅が広がった場所でもあります。

それまでは、子どもやその親が日本で生活していくのに困っている事は言葉の壁さえ乗り越えればおのずと解消されるものだと思っていた点です。

実際には、日本語が話せる外国人でも、なぜ自分が注意されてしまうのか、どのように行動することが正しいのかわからない方もたくさんいるということを知ったのです。

また、そのような気づきを基に正しい対応をするためには、お客様の文化的背景を理解している必要があります。

この部署では、私はアメリカ留学経験を活かし、主に欧米系の方の対応をしていました。

でも、英語を話す方であればその他の外国籍の方ももちろん対応もしました。インドやネパール系やタイなどの東南アジア系の方もたくさん対応しました。はじめは聞きなれないなまりの英語に戸惑ったり、うまく意思疎通できないこともありました。そこでやることは1つ。その地域や国の人々の持つ特徴や文化を知ることです。方法はいくらでもあります。先輩に国籍ごとの傾向を教わる、Google検索してある程度のことを知る、などなど。。。

まとめると、、

そう、”外国人をサポートする”ということは、ただ通訳や教育するだけではなく、日本人である私たち自身も相手の文化を知り理解すること、と私は考えています。

ここまで、”外国人をサポートする”とはなにか、学生時代や会社での経験を通して私の考えを紹介してきました。

人それぞれサポートの方法は異なりますが、生活サポート部での経験を通して私が学んだことは、

”自分自身が相手を理解したうえで日本の言語や文化を共有する”

ということでした。


読んでいただき、ありがとうございました。

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