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【管理栄養士解説】牛乳嫌いでも大丈夫!骨を強くする食べ物4選🦴!


本日の子育てお悩み相談~骨を強くする食べ物~

今回の子育てお悩み相談のテーマは「骨を強くする食べ物」です。
保護者の方から寄せられたお悩みを見ていきましょう。

2歳の男の子を育てるパパです。
息子はよく食べ、よく運動する子なのですが、唯一、牛乳を飲みたがらないことが気がかりです。
栄養のことは詳しくないですが、この先も牛乳を飲まないままでいたら、身長が伸びないのではないかと心配です。
しっかり成長してほしいですし、骨折しにくい骨太な体になってもらいたいです。
牛乳以外で骨を強くする食べ物はありますか。

管理栄養士の回答

今回のお悩み相談に回答するのは、保育士あり♪W資格の子育てサポート管理栄養士 鈴木志穂美です。

保育士あり♪W資格の子育てサポート管理栄養士 鈴木 志穂美

牛乳が苦手なのですね。
保育園や小学校でも、牛乳など乳製品が苦手な子は一定数おり、苦手な理由もさまざまです。
乳糖不耐症の子もいれば、理由がわからないことも多々ありますよね。

乳製品をとらないことによるデメリットは、カルシウム摂取量が減ってしまうことです。
日本食品成分表2020によると、牛乳のカルシウム含有量は100gあたり110mgです。
そのため、乳製品以外の食品でカルシウム含有量が比較的多い食材を代わりに食べることが望ましいです。

骨を強くする食べ物4選

乳製品の代用品は、①大豆製品(豆腐、大豆、きなこ、高野豆腐、油揚げ、納豆)、②小松菜、③小魚(いりこ)、④ごまなどが適しています。
100gあたりのカルシウム含有量を具体的に挙げますね。

・大豆水煮缶…100mg
・きな粉…190mg
・木綿豆腐…93mg
・絹豆腐…75mg
・生揚げ…240mg
・油揚げ…150mg
・高野豆腐…630mg
・納豆…90mg
・小松菜…170mg
・ごま…1200mg
・小魚…2200mg

もちろん牛乳のように「注ぐだけで手軽に!」とはいきませんが、
このような食材を日常生活に取り入れていくことでカルシウムを補うことができ、乳製品の代用品となると考えられます。

普段の食事に簡単に取り入れられる食材と工夫

きな粉高野豆腐ごまなどはクセもなく、手軽に取り入れられる食材でもあります。
きな粉はおやつとして蒸しパンやトースト、クッキー、ドーナツなどに使用したり、ごまはみそ汁に加えるだけで手軽に取り入れたりすることができます。
高野豆腐はそのままの状態でみそ汁や煮物にも使えます。
また、パン粉代わりにすりおろし、ハンバーグのつなぎにすることで、かなりの確率で喫食率が上がります。
小魚は進んで食べない子も多いですが、刻んでふりかけにするとご飯も進みますよ。

私が保育園給食で勤務していた時は、特に1〜2歳児クラスで、色が白い料理(シチューやパンナコッタなど)は全体的に食べ進まないことが多くありました。
乳製品が苦手でも、カルシウムが豊富かつお子さんが好んで食べてくれる食材を見つけ、ご家族でより食事を楽しめるといいですね。


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