マインドフルネス瞑想で、なぜ発達障害(ADHD・ASD)の特性が改善されるのか、当事者が解説する
※ 2023年6月時点で200部以上ご購入いただいています
※ 2023/6/15 加筆しました
※ 瞑想の詳しいやり方についてはネットにたくさん情報があるのでこの記事では割愛しています(初心者向けのおすすめ書籍を最後に紹介しています)
瞑想は発達障害の特性(不注意や衝動性など)を軽減してくれる効果があります。ADHD・ASD当事者である僕も瞑想を続けた結果、「瞑想で人生が変わった!」と言えるほど救われました。
発達障害の人に瞑想をおすすめすべき理由について、脳科学の話や僕の体験談を交えながら書きました(海外の大学院や医療機関による研究結果も引用しています)。発達障害の特性に対して瞑想がどのように効果的なのかを体系的に説明した文献やネット記事はほとんどありません。そのため、この記事は非常に有益であるはずです。
僕は「全ての発達障害の人は瞑想をすべき」と考えるほど瞑想は恩恵をもたらしてくれるものだと信じています。もちろん発達障害でない方も、瞑想の効果について学べる記事として書きました。きっと明日から瞑想を取り入れてみたくなるはずです。ぜひ最後までご参照ください。
↓ご購入いただいた方からの感想ツイートです
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本題に入る前に、「2つの大事な前提」についてお話しします。この前提を理解することで瞑想の効果に対する理解がスムーズになるはずです。
① 瞑想は前頭葉を強化させるトレーニング
瞑想の効果としてはリラックス効果やストレス緩和がよく注目されますが、瞑想の最大の効果は前頭葉が鍛えられることです。前頭葉は、注意・思考・感情のコントロールや物事の処理・整理・実行を司る部位です。
最近は瞑想に関する研究が急速に進み、瞑想で脳が強化されることを裏付ける科学論文がいくつも発表されています。実際に、僕も瞑想の習慣化で頭が良くなったと実感しています。具体的にどのように頭が良くなったのかということについて下記で詳細に解説します。
瞑想は前頭葉以外にも、記憶を司る海馬や身体感覚のコントロールを行う感覚野など、前頭葉以外にも様々な脳の領域の強化にも効果的です。
② 脳には可塑性がある
可塑性とは「一度力を加えて変形するとそのまま歪み(ひずみ)が残る性質」のことを言います。脳は、刺激を与えれば与えるほど、脳の神経細胞群に新たなニューロンが作られます。そして、それは一定期間消失することはありません。瞑想はこのニューロンを作ってくれます。
つまり、筋トレによって筋肉が増強するのと同様に、瞑想の習慣化によって脳は次第に強化されます。
2つの前提を理解いただいたうえで、ここからは、瞑想がどのように脳を作り変えていくのか、実際に見ていきましょう。私が瞑想によって感じた効果は全部で7つあります。詳細に解説していきます。
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