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世界って広いんだな、ってこと

お久しぶりです、又は初めまして、凜です。
現在絶賛休職中の私ですが、色々と変化があったのでまずは徒然に。

半ば逃げ込むようにして始まった同棲生活は思いのほか順調で、彼の支えもあり最近では眠れる日が増えてきて活力が湧く、波がありつつも確実に以前の自分より前向きになれているように思います。
正直休職に関してはお金のこととか現実的にかなり厳しい部分はあって、どうしても不安や焦りに苛まれてしまいますが…それでもゲームが楽しかったり、ドラマやアニメを見られるようになったり、以前好きだったものをひとつひとつ、好きだ、楽しいと思い出していく日々は明るいです。

そんな風に私が変われたのは、タイトルにあるとおり、世界って広いんだなってことに気づけたから。

私は辺境の田舎に生まれ、そこで育ち、大学だけ都会に出てまた実家に帰りました。私の世界の殆どは父親が占めていて。ちゃんとした大人=正社員で残業をたくさんしている人、ゲームやアニメは子どものもの、手に職をつけるべき、などなど。22年間、父親の偏った価値観の枠組みに嵌るように、無意識にプレッシャーに従いながら生きていました。そんな狭く小さな世界で生きていて、息苦しさを感じていたのはもっとずっと前からだったのでしょう。今思えば、もっと自由に生きたかったし、いろいろな生き方をしている人たちを見て羨んでいた大学時代の私が居ました。だけど私はあちら側にはいけないのだと諦めても居ました。

けれど、休職を機にこのままじゃ私はだめになる、と。
そう気がついて思い切って実家を飛び出しました。
幸運なことに生活を支えてくれるパートナーが居て、生活や仕事に関して厳しくも優しい助言を与えてくれる友人もいて、周りに恵まれたからこそ叶った大きな決断でしたが、英断だったと言い切れます。

実家を出て、パートナーさんやネットで沢山の人と関わる内に、世の中には本当にいろんな人がいて、いろんな生き方をして良いんだと思えるようになりました。仕事に関しても、正社員でなければならないなんてルールはないし、手に職があることが絶対ではないと気づいて肩の荷が下りたのです。

大事なのは、私が幸せであること。
私が私らしく生きられて、毎日笑って生活できること。

私の周りの人たちは今、私にそれを望んでくれています。
実の両親から適切な愛を受け取れなかったけれど、今は愛してくれる人がいる。とても大切で、愛おしい日々がここにあります。

結局の所、自分にとって心地の良い時間や場所は自分で選び取るしかないし、実家で停滞していたら私はうつとは闘う気力すらもうなくなっていたんじゃないかと思います。それくらい、私の世界は狭く、私の幸せを実感できる機会はなかった。

一歩引いて、世界が広いんだと知った今、私の生きていた世界がどれだけちっぽけで、異常だったかを思い知りました。

だらだらと書いてきましたが、この記事で伝えたいのは、とにかく今見てるものが全部じゃないんだよ、ってこと。
世界ってもっと広くて、もし今息苦しいならそれはあなたの世界がとても狭いからかもしれないよってこと。

残酷だけど、全ての親が子どもを十分に愛せるわけではない。
全ての家庭があたたかく、笑顔であふれているわけではない。
子どもより自分を優先する親も当たり前に居て、他人の不幸を蜜に生きる人間も当たり前にいる。

そんな人たちに割く時間は無駄だと思うし、本当に幸せになれないと思う。
だから、無理してでも世界を広げてみて欲しい。
世界に期待しすぎず、自分を守ってくれる、幸せにしてくれる、大切にしてくれる人を大切にして、そうやって毎日を笑って生きていきたいね。

今日も読んでくれてありがとうございました。

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