旅するカウンセラー工藤倫子

1級キャリアコンサルティング技能士。キャリアカウンセラー歴19年。「旅をしながら仕事す…

旅するカウンセラー工藤倫子

1級キャリアコンサルティング技能士。キャリアカウンセラー歴19年。「旅をしながら仕事する」がテーマ。生まれも育ちも青森。40歳の時に何のアテもなく2人の子どもを連れて上京し、2010年からフリーランスで活動を始める。

最近の記事

会社員としてもフリーランスとしても活躍できる人はこのバランスが取れている人

今日は久しぶりの対面のカウンセリングでした。3カ月ぶりくらい。 この間ずっとオンラインカウンセリングをしていました。 オンラインでも全く問題なくカウンセリングはできるのですが やっぱり直接お会いできると嬉しいですね。 3回コースの独立コンサルをお申込み頂いた方と 初回面談でした。 今日のクライエントは、今までやってこられたお仕事とは 全く違う分野での独立を考えています。 でも、「畑違い」と思っても 過去の経験や強みはちゃんと生きるのです。 それをどう生かすのか、どう

    • 焦らず 諦めず

      先日のクライエントのご相談は 「やってみたいビジネスがあるんですけど、やれていないんです・・・」と内容でした。 今既に会社は立ち上げているのですが、「やりたいと思っていることが出来ていない」状態。 そこで私は 何からだと手をつけられるか? そこでネックになることは何か? などを聴いていきました。 ビジネスに限らず、誰でも 「やりたいけどやれていないこと」はあると思います。 仕事 習い事や趣味 勉強 家事 片付け など。 頭で考えていてもなかなか出来ないものなので

      • あなたとあなたの大切な人の「今」

        今日自宅付近を歩いていると こんな光景が・・・ わー。 すごい。 と思って上を見上げると 雨に濡れた木と木の実が とてもキレイでした。 いつも車でしか通らない道。 歩かなければ気づくこともなかった。 こういうこと沢山ありますね。 そんなに急いでどこに向かっているのか。 何をしたいのか。 人生で成し遂げたいことって 何なんでしょう? 目標を高く持つことは 素敵なことですが 高すぎる目標は 時に人を苦しめ、傷つけ 時に自分らしさを見失わせます。 今日できるこ

        • 人が行動に移す時

          先日カウンセリングを受けて下さったクライエントからメッセージが届きました。今後やりたいこと、やっておきたいことを箇条書きにして送ってくれたのです。 そのメッセージの最後には 「なんだかワクワクしてきました」と書かれていました。 カウンセリングを受けた後「ワクワクする」これは何故か。 「行動したくなる」からです。 それでは「何故行動したくなるか」というと ①行動した結果、自分にとって価値あるものが手に入るという期待がもてるから。(結果期待) ②それが「私にもできそう!

        会社員としてもフリーランスとしても活躍できる人はこのバランスが取れている人

          この顔でこの身体でこの性格でこの能力で生きていく

          最近はアフターコロナ、ウィズコロナということばかり言われていて、SNS上では ・当たり前にできていたことが本当にありがたいことだと気づいた。 ・今度行こうと思っていたお店が閉店していた。 ・「今度」はないということが本当に分かった。 ・あれも欲しい、これも欲しいと思っていたけれど、ただのないものねだりで、必要なものは全て揃っていたのだと気づいた。 ・今までいかに必要のないものに囲まれて生きていたか分かった。 ・「無理」と思っていたこどのほとんど全てが在宅でできるこ

          この顔でこの身体でこの性格でこの能力で生きていく

          人生を長期スパンで考えることの重要性

          先日のクライエントは転職のご相談について。クライエントは40代男性。転職回数が多く、自分に自信を無くしているとのことでした。 「今できる仕事はあるにはあるけれど、それを一生続けていくかと思うと全く希望が持てない」とおっしゃっていました。 そこでクライエントと「今、目の前の仕事探し」よりも「10年後、20年後の生き方」を考えることの重要性について話し合いました。 転職回数が増えてくると 「次は失敗できない」 「最後の転職にしたい」 と焦ってしまい、条件だけに目が向きがちで

          人生を長期スパンで考えることの重要性

          「○○のせい」にして思考停止になっていない?

          先日のクライエントのご相談は 「育休後の働き方」について。 クライエントがおっしゃった言葉でとても印象的だったのは 「妊娠が分かってから 出産後はこういう働き方になるだろう。 と決めつけてしまって、思考停止状態になっていた」ということです。 時短で働くということは 今の仕事で出来る範囲のことを引き続きやっていくことになるから こういう感じの働き方になるだろうな。 と決めつけて、そこから何も考えなくなっていたというのです。今後の自分のキャリアプランのようなものを。 今

          「○○のせい」にして思考停止になっていない?

          転勤族の妻のキャリアの積み重ね方

          今日も自宅でオンラインカウンセリングをしていました。 今日のクライエントは3人のお子さんを持つお母さん。 今後の働き方についてのご相談。 ご主人が転勤族とのことで その土地、土地で仕事を探すことになりますね。 これをピンチと捉えるのか チャンスと捉えるのかは もちろん自由です。 こういう場合 継続、連続したキャリアが描きづらいと思うかもしれませんが そうでもありません。 「先を見越して」 今できることを淡々とやっていけば それはどこにいても積み重なり 立派なキャリ

          転勤族の妻のキャリアの積み重ね方

          完璧なお母さんなんて愛されないよ

          今日は朝ゆっくり起きたのですが 私が寝ている間に 娘はスーパーに買い物に行って 朝食にサーモンとアボカド丼、昼食にホットケーキを作ってくれました。 そして、ホットケーキを食べていると二人からの手紙のプレゼント。 娘からは 私のママになってくれて本当にありがとう。 以下省略(笑) 息子からは 僕が不登校の時も反抗期の時も、そうじゃない時も 見捨てずにここまで育ててくれて本当にありがとう。 ママは自信満々だったり、急に弱気になったり 自己評価高いんだか低いんだかよく分からな

          完璧なお母さんなんて愛されないよ

          好きなようにしていいんだよ

          「どうしたの?」 と言っただけで泣き出すクライエントは沢山います。 それだけ皆さん、毎日 がんばってがんばって生きているんだよね。 本当は泣きたい時でも、平気なふりして 強がって 誰に負けたくないのかも、もはや分からないのに 負けたくなくて 世間体とか常識とか親の目とか、気にしたくないのに 気になって 「女だから」って言われたくないから 感情を押し殺して 仕事のせいにも、家庭のせいにもしたくないから 両方がんばっちゃって それなのに 何だか全部が中途半端な気が

          好きなようにしていいんだよ

          先ずは自分を満たしてから

          先日のクライエントは カウンセリングを受けるのが初めてとのことでした。 今までご自分と時間をかけて向き合ったことが 無いということでしたが とても優秀な方で いつも周囲に感謝してこられた方で 「これからはもっと自分に時間を使いたい」とおっしゃっていました。 優秀なだけに仕事に没頭してしまうんですね。 でも 自分を後回しにして 仕事や周囲の人を優先してしまうというやり方は やっぱり長続きはしません。 途中で疲れてしまうからです。 「自己犠牲」は時に 自分も相手も傷つ

          先ずは自分を満たしてから

          機が熟すのを待つ

          いつも使わせていただいているホテルでカウンセリング。 そこで 「クライエントってこんな風に泣くんですね」 そう言ってクライエントは泣いていた。 そうだよ。 特にこの場所はね。 本当に静かでゆったりとした時間が流れているの。 いつも張り詰めている糸が ゆっくりほぐれて 時には切れて・・・ 涙になって流れていくんだよ。 皆「スミマセン」って言って泣くの。 「どうしてあやまるの? あやまることなんかないでしょ。 泣きたい時は泣けばいいし」 と私は言うんだけど。

          価値観を分散させるという考え方

          先日の記事で 「今の仕事に物足りなさを感じた時は」 ということを書きました。 1つは 仕事に全てを求めない。 価値観を他の役割に分散する。 という考え方。 2つ目は 同じことの繰り返しの中でも 工夫次第で成長は出来る。 という考え方です。 この中で 「価値観を分散させる」 ということを書いているのですが 「それがなかなかできないんです」 との声をいただきました。 仕事以外に何か新しいこと始めようと思っても 何をしたらいいか分からない。 他で楽しもうと思っても、

          価値観を分散させるという考え方

          今の仕事に物足りなさを感じた時は

          カウンセリングを受けに来て下さる方の ご相談内容に多いもののひとつとして 「今の仕事に物足りなさを感じるようになった」 「今の会社ではもうやり切った」 「今の会社では成長は見込めない」 それで転職を考えている。 という類のものがあります。 確かに ポスト、ポジションがないとか ずっと同じことの繰り返しとか 10歳上の先輩も同じ内容の仕事をしているとか そんな状況だと 飽きたり、不安になったり、焦ったり・・・ しますね。 もちろん、転職もありだと思います。 ですが

          今の仕事に物足りなさを感じた時は

          「誰か」「何か」になろうとするのではなく「提供できること」を探す

          カウンセリングをしていて、時々テーマとして出てくるのが 「専門性を身に付けて活躍していきたい」「ある分野に特化した専門性を身に付けたい」という話。 その「専門性」は、クライエントが「今持っていない」ことについて言っていることが多いのです。 「今持っていない」から「身に付けたい」とおっしゃるのですが、こういう時は「誰かになりたい」「何かになりたい」願望が強くて 「今持っているもの」を強みとして認識していない状態で「ある状態」の人に憧れて、そこに向かっていこうとします。

          「誰か」「何か」になろうとするのではなく「提供できること」を探す

          多面的な人間関係から見えること

          生きていく上で 仕事をする上で 人間関係というものは 本当に難しい問題で そこに悩んでいらっしゃる方は沢山。 というよりも 人間関係の悩みゼロという方は いないでしょう。 夫婦 親子 親戚 上司と部下 同僚 友人 恋人 ママ友 クラスメイト 趣味仲間 ご近所づきあい 今はリアルな人間関係だけでなく ネット上の人間関係もある。 より複雑ですよね。 だから、つい 「人付き合いが面倒だから」 と、新しい場所に行くことをためらったり 「傷つくのが怖いから」 と、恋をあき

          多面的な人間関係から見えること