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転勤族の妻のキャリアの積み重ね方

今日も自宅でオンラインカウンセリングをしていました。


今日のクライエントは3人のお子さんを持つお母さん。
今後の働き方についてのご相談。


ご主人が転勤族とのことで
その土地、土地で仕事を探すことになりますね。


これをピンチと捉えるのか
チャンスと捉えるのかは
もちろん自由です。


こういう場合
継続、連続したキャリアが描きづらいと思うかもしれませんが
そうでもありません。

「先を見越して」
今できることを淡々とやっていけば


それはどこにいても積み重なり
立派なキャリアとなります。

また、今の時代は、どこにいても全く変わらず出来る仕事も沢山あります。


たとえば今日のクライエントは
10年後あたりから最もお金のかかる時期に入ります。
お子さんが高校生、大学生になる頃です。


その時
どんな仕事をしていて、どんな働き方をしていたいのか?
いくら稼ぎたいのか?


またその先は?
20年後はどんな生き方をしていたいのか?


これらにハッキリと答えられる必要はありません。


そんなの難しいですよね。
その時々で状況も、時代も変わるし
自分の価値観や考え方も変化します。


でも
ざっくりとでも
なんとなくでもいいから
そこを思い描いてみないと


転勤先で
「とりあえず」ある仕事に就く
ということの繰り返しになってしまいます。


それも悪くはありませんが
それだと「今と同じ仕事、同じお給料のままかもしれませんよ」
と私が言うと


「それは絶対イヤです」とクライエント。(笑)


クライエントは
「どんな働き方」とか「どんな仕事」は
明確には描けていなかったのですが


「毎月このくらいは稼げるようになっていたい」
という額は明確でした。


これだって、立派な目標になります。


たとえば、10年後
今より1,5倍稼げるようになっていたいと思うのであれば


そこに向かって考えるはずなんですよ。


何をしておけばいいか
どういうルートをたどればいいか


そこがなければ、おそらく今のままです。


転勤先で「今できること」を探して
とりあえずやる。
ということの繰り返し。


10年なんてあっという間です。
おそらく、今の仕事内容、今のお給料と同じままでしょう。


「たまたまラッキーなことにこんな仕事に巡り合えた!」
ということもあるかもしれませんが
そういうことは稀です。


そして
「たまたまラッキーなことに」
と言う方は、「たまたま」ではなく
必ず「チャンスをつかむ」準備をしています。


常にアンテナを張り、行動している。


だから当然チャンスにも気づくわけですよね。


この仕事に就きたい
こんな働き方をしていたい
このくらいのお給料が稼げるようになっていたい


どんなことでもいいです。


そこがなければ
何も調べないし、行動もしないんですよ。


多くの人は
よほど切羽詰まらないと、行動には移さない。


困っていない
なんとなくどうにかなっている状態であれば


情報収集をしたり
今できることを積み重ねる努力をしたり
という方向にはなかなか向きません。


転勤族だからとあきらめない。
子どもが小さいうちだからできることだってあります。


ものは考えよう。

主婦の知恵、経験をどんどん貯められるチャンスです。

子どもを通じて得られる経験、学びは人生の糧となります。

今日のクライエントは東京近郊に在住の方でしたが、そういう方は地方での暮らしで得た経験もとても財産になるはずです。

そこに中長期での目標設定があると、さらにその経験を意味のあるものにすることができるでしょう。

「子どもがいるから働けない」という方と「子どもがいるから働ける」という方がいます。

「転勤先ではパートしかできなくて、キャリアが積み重ねられなかった」という方と「その土地土地で、沢山のキャリアを積み重ねることができた」という方がいます。

この違いは「子どもがいること」にどんな意味づけをしているのか「転勤族」ということにどんな意味づけをしているのということからくる違いです。

能力の差ではありません。

できれば早いうちにそこに気づくことができると、人生は大きく変わっていくでしょう。

自分の人生をどんなものにしたいのか。

今の環境、状況にどんな意味づけをしていくのか。

時々はじっくりと考えておきたいものです。


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