見出し画像

価値観を分散させるという考え方

先日の記事で

「今の仕事に物足りなさを感じた時は」

ということを書きました。

1つは
仕事に全てを求めない。
価値観を他の役割に分散する。
という考え方。


2つ目は
同じことの繰り返しの中でも
工夫次第で成長は出来る。
という考え方です。


この中で
「価値観を分散させる」
ということを書いているのですが


「それがなかなかできないんです」
との声をいただきました。


仕事以外に何か新しいこと始めようと思っても
何をしたらいいか分からない。


他で楽しもうと思っても、打ち込めることが
何もない・・・など


結構そういう方いらっしゃいます。


または
「せいぜいゴルフくらいかな。でも、ゴルフもつき合いだしね」
とか


「趣味はキャンプなんですけど、最近忙しくて年に1度行ければいい方で・・」
とかね。


今日のクライエントに趣味をお聴きしたところ
映画と旅行。


でも、映画は月に1本くらいしか観ていないとのこと。
そこで私のツッコミ。


「これ、趣味って言えないから」と(笑)


私はいつも「趣味」と「娯楽」の違いについて
お話しします。


趣味がない人は
「娯楽」を「趣味」レベルにしましょう、と。


娯楽ってたまにすること。
暇つぶしにすること。


趣味って、定期的にしていることで
少しは「語れる」レベルのものだと思うんです。


だから趣味がないという方は
娯楽を趣味レベルに引き上げたいのですよ。

でも、「時間ないから、映画はせいぜい月に1本観れたらいいほう」


というのであれば、その「月に1度」を「語れるもの」に
する工夫をすればいいと思います。


たとえば
ジャンルを決めて観る
同じ監督の作品ばかり観る
同じ俳優が出ている作品ばかり観るなど。


そうすると「語れる」じゃないですか。
そのジャンルや監督や俳優について。


そして更にそれを
書き留めておく。
ブログやインスタなどに。
あるいは、私たち世代が昔よくやった
スクラップブックに、チケットやチラシなんかを張り付けて
そこにメモしたり、感想を書く。


両方やってもいいと思います。
スクラップブックとブログ。


そうすると・・・
かなり本格的に「語れるレベル」になっていきます。


そこまで出来ると
コレクション化、シリーズ化したくなるし
誰かと語り合いたくなったり、誰かと一緒に観たくなる。


そしたら、SNSなんかで
そういう方と出会うかもしれないし
そういうコミュニティができるかもしれない。


するとどうでしょう?


100%仕事で満たそうと思っていた「価値観」が
分散されるんですよ。


もちろん人間関係も!


こちらも
「多面的な人間関係から見えること」
という記事で書きましたが


人間関係の悩みもまた同じ。
分散させることでかなり解消されます。


世界は広い!


ひとつのドアの前で
ひとつの場所で立ち尽くしていないで


360度
色んな方向のドアをたたいて開けてみたらいいですね。


でも、その時に気をつけて欲しいのが
「嫌ならすぐやめる」ではなく「キープ」も大事ということ。


転職が悪いことではないけれど
仕事が合わないから
仕事が物足りないから
上司が評価してくれないから
人間関係が嫌だから


すぐに辞めて次のドアを叩く
のではなく


仕事はキープしたまま


価値観や人間関係を「分散」させる。


という考え方を持ってみたら
案外人生楽しめますよ。
というお話しです。


もちろん何でもケースバイケース。
全てに当てはまるわけでもないし
この考え方が全てではないですけれど。


今日のテーマは「価値観の分散」について。


仕事だけで価値観を全て満たそうとするのではなく
趣味や他のことに分散させるという考え方。


でも、趣味がない、または趣味を楽しむ時間がないという方に


娯楽を趣味レベルに引き上げる
「たまに」の趣味を「語れるレベル」にするひとつの方法論


について書いてみました!

「価値観の分散」シリーズ。
また気が向いたら書きたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?