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人生を長期スパンで考えることの重要性

先日のクライエントは転職のご相談について。クライエントは40代男性。転職回数が多く、自分に自信を無くしているとのことでした。

「今できる仕事はあるにはあるけれど、それを一生続けていくかと思うと全く希望が持てない」とおっしゃっていました。


そこでクライエントと「今、目の前の仕事探し」よりも「10年後、20年後の生き方」を考えることの重要性について話し合いました。


転職回数が増えてくると
「次は失敗できない」
「最後の転職にしたい」
と焦ってしまい、条件だけに目が向きがちです。


でも、それは「逆」なんです。


「今、目の前のこと」だけ考えて「条件にこだわる」のではなくて

「将来のこと」を考えて
「将来に向かってできることを考える」
ことが大切です。


自分がやりたいことではないけれど
今、できる仕事はある。
でも、それを一生やるかと思うと希望が持てない。


この場合、その仕事に目標ややりがいを見出し
それをモチベーションに続けていくという考え方もありますが
それには限界があります。


でも、その「やりたい仕事ではない」仕事をしながら
自分の「やりたいこと」が将来できるような準備を一方でしていれば、


その「やりたい仕事ではない」ことをしていても
希望が持てたり
「○○をやるために今この仕事をやっているんだ」という気持ちを持つ事ができて、むしろその仕事さえ気持ちよく出来るようになったりします。


それだけ、人は「希望を持つ」ということが必要なのです。

私たちは不安になると「今出来ていないこと」
「今やるべきこと」にばかり目が向きがちなのですが


「長期スパン」で物事をとらえると、色々なことが見えてきます。


「今目の前のこと」にだけ集中して問題解決をしようとすると、
結局方向性を間違ってしまうことになりがちです。

現状分析をして最適解を見つけ出そうとするからです。これは「その時」は正解の様に見えるのですが、「全体」を見ていないので「突貫工事」的な対処になりがちです。これを続けていくと、「こんなはずじゃなかった」というところに行きついてしまうかもしれません。

色々な視点、角度から自分の人生を考えていくことが大切です。「長期的な視野」で物事をとらえるクセができると「世の中の変化」にも敏感になることができます。

目先の「条件」「最適解」だけを求めるのではなく、長期スパンで考え「あそこに向かっているんだ。今そのためにこれをしているんだ」という目標や希望を持つ事が大切です。それがモチベーションの源泉となり、「今の仕事」が不本意なものであっても、がんばることができます。

「次は失敗できない」と焦ったり、慎重になりすぎたりするのではなく「将来に向かって今何ができるのか?」という視点で今を見てみることが大切です。


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