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りんごの花保育園

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りんごの花保育園の、たのしい毎日
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2019年7月の記事一覧

寝かしつけのときに必要なのは…

寝かしつけのときに必要なのは…

今日は前期最後の授業でした。今は休講にすると、必ず補講をしなくてはいけないので、4ヶ月で15回の授業を入れるのは大変です。

 先生達にも迷惑をかけてしまいますが、保育の見直しをする機会となり、私自身の勉強になっているのはありがたいことです。

 学生から、「実習に行った時、保育園の先生が、お昼寝でトントンしてたけど、なんであんなに強くするんですか?あれ、子どもは痛いと思う。」と言われてハ

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お母さんみたい

お母さんみたい

最近、こんばんは保育(18時以降の延長保育)を利用する子ども達が増えて来て賑やかになりました。2、3人だとなんだかつまらなそうに見えるのですが、5、6人いると、とっても楽しそうに見えるのは不思議です。

 こんばんは保育では、毎日おにぎりが出ます。毎日おにぎりだと飽きそうな気がしますが、給食の先生が具を工夫してくれるので、小さなおにぎりを「一つがいい」「2つちょうだい」「おかわりください」

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プール開きにむけたお仕事

プール開きにむけたお仕事

やっと梅雨が明けたので、つぼみ組(1歳児)とはな組(2歳児)のプール開きを行いました。

 まずは、プール遊びの安全祈願。主任のA先生がお祓いをする大麻(おおぬさ)を手作りしてくれたので、それらしい雰囲気になり、子ども達は、神妙な面持ちで祈願をしてくれました。

 プールに入る前、着替えを済ませた1歳児のKくんとAくんが声を揃えて、♪プール、プール♪と歌うように言っていたのが可愛かったです

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保育士 2.0へ

保育士 2.0へ

昨日のブログを読んだ二人の子どもから、「武田鉄也の歌が怖すぎる、なんであんなことを書いたの?」と言われてしまいました。

 なんであんなことを書いたのか…それはこれからの自分の生き方や働き方を考えると共に、りんごの花保育園で働いてくれる先生達に、楽しく気持ち良く働いて欲しいと思ったからです。

 開園した昨年度は、本当に毎日大変で、先生達にもたくさんの無理をさせてしまいました。全体像が見え

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保育士、今、昔。

保育士、今、昔。

働き方改革という言葉をいろいろな場面や報道で聞くようになり、改めてなんのために働くのか、どんな働き方がいいのか考えています。

 以前の園では、主任・園長時代に毎日朝8時半から夜8時くらいまで働いてきました。ほとんど有給休暇を取ったこともありません。まだ子ども達が小学生だったので、私の両親が子ども達の世話をしてくれました。それがなければ、とても続けられなかったと思います。

 私の両親の

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企業主導型保育所の危うさについて

企業主導型保育所の危うさについて

企業主導型保育所が増えています。ビルのテナントや省スペースで開園できるなど認可要件が緩やかというだけでなく、施設整備費が国から3分の2補助されることが企業の進出を後押ししているようです。

 定員割れなどで閉園する企業主導型保育所もこの2年間で250か所あまりになるそうです。やっと慣れた保育園を、ある日突然変わらなくてはいけない子ども達や保護者の方の負担を考えると胸が痛みます。

 福岡市の

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りんごの花保育園の先生が富士山登頂を達成!

りんごの花保育園の先生が富士山登頂を達成!

りんご組(3・4・5歳児)で年長組担任のM先生から、土曜夜の11時位に、「富士山の山頂を目指して出発しました」と、りんごの花保育園職員のラインにコメントが入りました。

 今年3月、年長組担任をお願いした時に、M先生が一番に言ったのは、「今年、富士山に登りたいんです。その時だけはお休みを下さい。」と言う言葉でした。

 今まで私の周りに富士山登頂を目指す人は誰もいなかったので、率直に「すご

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英語保育の明暗

英語保育の明暗

大阪で、2歳児の子どもを育てながら仕事をしていた娘が、この春一般試験に合格して保育士資格を取りました。

 「ユーキャンの教材で勉強したよ。かかったのは3000円くらい。」何も聞かされてなかったので驚きました。どんな勉強の仕方をしたのでしょう。

 早速娘は、先日からインターナショナルスクールで保育士として働き始めました。そこでは、ネイティブの先生と日本人の先生がいるのですが、会話は全て英

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想像力と、創造の材料

想像力と、創造の材料

昨日の職員勉強会の時、いつものように、こんばんは保育担当のN先生が美味しい和菓子を差し入れしてくれました。

 和菓子を箱から出すと、そそくさとりんご組(3・4・5歳児)の先生達が、和菓子の包装紙とリボンを集め始めました。「お部屋で出したら、すぐになくなるんですよ」と、嬉しそうです。

 りんご組の子ども達の創作意欲は、日々高まっているようで、いつ保育室を覗いても、誰かが絵を描いたり、ハ

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職員勉強会:コーナー遊びについて

職員勉強会:コーナー遊びについて

7月の職員勉強会でした。今回は『コーナー遊び』をしていると、必ずぶつかる問題について話しました。

 りんごの花保育園では、『コーナー遊び』を取り入れています。『コーナー遊び』とは、保育室をいくつかのコーナーに区切り、子どもが主体的に取り組みたいと思うような遊具や教材を取り入れた環境をつくり、そのエリアで遊びを広げていく活動です。

 りんご組(3・4・5歳児)の保育室は、ままごとコーナー

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手作りおもちゃは、なぜ人気?

手作りおもちゃは、なぜ人気?

先日の授業で学生が作ってくれた手作りおもちゃを真似して、りんご組(3・4・5歳児)の子ども達が、ポテトチップスやアイスクリームの空き箱を利用したおもちゃを作ってくれました。

 りんご3組(5歳児)のKちゃん2人が、完成したおもちゃをはな組(1・2歳児)の子ども達に、プレゼント。大好きなお姉ちゃんたちにプレゼントしてもらい、はな組(1・2歳児)の子ども達は大喜びで、マラカスや洗濯バサミの

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子どもは静かに溺れる…水遊び時のリスク管理について

子どもは静かに溺れる…水遊び時のリスク管理について

梅雨明けが待ち遠しいことを書きましたが、今週の天気予報を見てもまだ曇りマークが並んでいます。このまま夏が来ないということはないでしょうが、水遊びの回数は例年よりぐっと少なくなりそうです。

 子ども達が大好きな水遊び・プール遊びですが、リスクが大きい活動でもあります。

 子どもは30センチの水で溺れます。30センチの水の中で転べば自力で立ちあがるのは難しいでしょう。水遊びの時は、決して子

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夏はまだ?

今年は冷夏かと言われています。早くプール遊びを始めたいと思っているのですが、この低気温と曇り空ではまだ難しいかもしれません。

 23年前の冷夏が蘇ります。日照不足のためお米が不作で、タイ米を輸入して食べたこと…やっぱりタイ米は口に合わなくて、日本のお米のおいしさを再確認しました。お米がなければパンや麺を食べればいいという人もいましたが、お米を食べないと落ち着かなくて、さらに日本のお米が恋

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母親が仕事を続けるときに必要な、本当の理解

母親が仕事を続けるときに必要な、本当の理解

母親にとって(もちろん父親にとっても)、子どもの病気は心配です。小さければ小さいほど、自分の身体の不調を表現することができないので、原因がわかるのに時間がかかり心配します。

 最近は、夏なのに冬季の風邪と言われたRSウィルスが流行ったり、インフルエンザで学級閉鎖をしたという話も聞きました。手足口病も全国的に大流行しています。

 手足口病は、ウィルスが1ヶ月くらいなくならないので、登園停

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