見出し画像

このnoteは、週明け全員が集まる会議の場でみんなに伝えている内容を可能な限りそのまま残しているものになります。

備忘録的な意味合いはありますが、同じような経営者、リーダーのみなさん、これからそういった役割を目指すみなさんに少しでもお役に立てたら嬉しく思います。
※本文に出てくる「マリサ」は、弊社社名の略称です。

このnoteを見ている人へ。noteにログインしなくても「♡(スキ)」は押せますので、おもしろいなと思ったらぜひ。意外と更新する活力になります。

本文は以下より。

6月!ということで、新しいメンバーが入社してくれました。4月、5月、6月と3ヶ月連続で新しいメンバーが増えるのはマリサ史上初です。これからも新しいメンバーを迎えながら、これまで以上に成長したマリサをつくっていけたらと思います。よろしくお願いします。

今回は、先週の360度の話の続きみたいなことを記しておきます。

「コージーコーナーの話」

とある食事会(高級住宅街の奥様たちの集まり)で、コージーコーナーのシュークリームとエクレアを買ってきたAさんに「なんでこんなの買ってきたの?」と露骨に態度で表す人がいます。

※先に謝っておきますが、私はコージーコーナーが大好きですし、昔聞いたことのある話を引用しています。コージーコーナーの批判ではありません。

小金持ちと大金持ちの違いみたいな話を聞いたことがあったのを思い出しました。

小金持ちは、某有名パティシエが作ったケーキこそ素敵なケーキであり、素敵な集まりを彩るものだと思っています。コージーコーナーのようなチェーンで全国の至るところで購入できる、均一化された味の国民的なスイーツを買おうとは思いません。

大金持ちは違います。コージーコーナーを持ってきてくれたことに素直に喜びを表現し、コージーコーナーという会社の偉大さを重んじて、感謝をするとのこと。

本心は分かりませんが、なぜこんなに態度が違うのかわかりますか?

あえて強調して書いたから、わかりましたかね。

シュークリームとエクレアを持ってきたAさんの旦那さんが、コージーコーナーの社長だったら・・・と考えたことがありますか?という話です。

なんか、ゾクゾクッとする話ですよね。

我々は、主観で話をすることが多いです。批判も個人の意見。それは勝手です。

ただ、その背景や関係者のことを考えたことがありますか?という視点です。

先週の360度の話よりももう少し具体的にイメージが沸くのではないでしょうか。

異業種交流会なんかに顔を出していると、誰でも知っている創業者に出会うことはあったりします。最近こそ交流はなくなりましたが、某お菓子メーカーの創業者とお会いさせていただいている時期があって、よく会社にお菓子を大量に送ってくれていました。また、昨年11月の福岡県の糸島で実施された牡蠣小屋オープンのイベントには某飲食店の創業者が参加されていました(Fさんが名刺交換していましたね)。

先週、日清(カップヌードルミュージアムに行ってきました)の話もしましたが、味の好き嫌いや健康的な判断はあるにしても、ビジネス的に大成功しているのは明らかにチェーン店や広く国民に知られている商品です。

そんな当たり前のことを我々は意外と忘れてしまったりしています。何度も言いますが、我々は一消費者でもあるわけなので、評価、批判するのは個人の勝手です。そこまで制限する権限は私にありませんが、広い視点を持ち続けてください。

今回はこのまま360度の話で続けますね。

文章には残さずまだ毎週月曜に口頭で伝えていた頃、我々は不動産という業界でサービスをしている以上、エリアの誹謗中傷(田舎だ、治安だ、なんだかんだという話)は絶対にするなという話をしたことがあるのを覚えていますか。

まだ入社をしていなかった人もいるので、改めて伝えておきます。

きっかけは、私が福島県にあるスパハワイアンリゾートに車で遊びに行った際に、息子からの要望がありポケモンのプリンがいる公園に行ってみた時の話です。

行く途中に、双葉町というエリアを通りました。

夜の時間帯だったので、辺りは真っ暗。

街灯もなく、灯りという灯りは、工事現場にあるようなポールの赤いランプだけ。

夜だから当たり前と思うかもしれませんが、そこら中に戸建てやアパートなど建物がある住宅街にも関わらずです。

放射線の線量がわかる電光掲示板も見たことがないほどの数が設置されていました。

一面に広がる住宅は、すごくきれいな状態で人が暮らしていたであろう光景が手に取るようにわかるのに、誰もいないんです。

なぜか。

当時、帰宅困難地域に指定されていたからですね。

夜だったせいもあると思いますが、あの時の言いしれぬ感覚は今でも覚えています。

戻りたくても戻れない人がいる。

10年以上経過しても、未だに自分の家に帰ることができない。

この日本という平和で安全でのうのうとしていられる国で、自分の家に戻りたくても戻れない人がいるということは、不動産のサービスに関わる身として、絶対に忘れてはいけないことなんだと、震災から10年以上経過したその頃に改めて思った次第です。

これからMACHI会というプロジェクト(社内のメンバーで街を散策しながら売却中の物件を見たりする)も始まりますが、着いた駅、街を間違ってもディスるような発言はしないでください。

どんな街にも便利な点、不便な点はありますが、その街を愛している人たちがいるんです。

さらに、その土地、土地に我々とお取引してくれている不動産会社さんがいることも忘れないでください。

人は生まれた場所を指定できず、その場所が故郷になります。故郷が好きな人も嫌いな人もいると思いますが、住んだこともないあなたがイメージだけで否定するのは間違っているからです。

マリサで働く以上、エリアに対する考えはみんなで合致させておきたいと思っています。よろしくお願いします。

360度という観点で最後に一つ。

そもそも我々、マリサのメンバー同士でさえお互いに見えている、知っている側面は断片的で、一方的に決めつけていたり、知らないことだらけなのかなと思っています。

Tさんが1 on 1を実施してくれている中で気付かされた「他者理解」というようなワードを教えてくれましたが、ここについてもマリサのメンバーへの投資なのかなと考えています。

私がモノポリーをしてみたり、ゲリラ飲み会をしてみたりするのは、私がーーーというよりも、それぞれがもっと深く理解できる関係性になってほしいという願望だったと思います。

ただ、人柄を360度で見ようとしたら嫌がられる、煙たがられる、めんどくさがられる、ハラスメントとして捉えられるんじゃないかと懸念が先にきてしまって、なかなか踏み出すことができませんでした。

今回改めて会社として意思決定をしたことは「この指止まれ」をみんなにやってみてほしいということ。そして、それに伴う費用については原則会社が負担をするということ。さらに、時間についても容認します。

どういうことか。

今のマリサのメンバーたちが「会社やチームのためにこんなことをしたらいいんじゃないか?」と考えたことが実現できない理由はシンプルに「お金」と「時間」だという結論に至りました。

お金は会社が原則負担することで解決するし、時間についても「平日夜」か「土日祝」みたいな考えではなくて、平日の日中を使ったらいいと思います。

チームや希望者で朝から晩までどこかへ出かけたっていいです。

日中の時間を使って、ボードゲームをやったっていいです。

これまで私の考え方は、どこかで気が緩めばすべてが緩んでいくという危機感を持っていました。この考えがゼロになったわけではありませんが、やったことがないことを否定していても仕方なく、まずはやってみようという試みです。

それに、社内で「この指止まれ」をやるって意外と勇気がいることで、こういう積み重ねがテストマーケや新しいことにチャレンジすることにもつながるのかななんて考えています。

打席に立つ前の素振りみたいなものかもしれません。

一緒に食べたものがおいしくなかったり、一緒に行ったところがおもしろくなかったり、一緒に実施したことがつまらなかったりすることもあるでしょう。

実は、そんなことがいいのではないかと思っていて。

それがちゃんと言い合える関係性になっていけることが重要なのではないかと考えています。

企画してもらったから、あまり楽しく(おいしく)なかったけど、楽しかった(おいしかった)です!また行きたいです!ありがとうございます!(ニコッ)みたいなことをしているから、いつまで経ってもそれぞれが深く知ることがないんじゃないかなと思って。

だから、役職、社歴、年齢は存在するものの、その瞬間は取っ払って取り組んだら、また違った景色が見えたりするのかも?

ま、わからないのでいろいろやってみましょう。

また、周知済みかと思いますが、6月からの3ヶ月間、「No Work, No Pay」制度と「申請型フレックス」制度も実施します。
※詳しくはリーダーまで

6月が始まるということは最後の四半期がスタート!最後まで走り抜けましょう。

ちなみに、

コージーコーナーの店舗はこんなにあるみたい。すごい。

コージーコーナーのHPより

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?