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ボタニカル哲学(後集75)詩興野趣の催す場所

詩のアイデアが生まれるのは、“送別の橋(官僚が地方転勤に必ず渡る長安にあった橋)”の上で、かすかに口ずさむと周囲の風景が自然に共鳴する。
自然に親しむには、“送別の湖(吾人が君子と別れた逸話のある浙江省の湖)”のほとりで、一人たたずんでいれば、周囲の風景が親しみ其のものとなる。

つまり、物事には相応しい場所というものがある。

言換えれば、達人には達人に相応しい場所があるということを覚えておこう。

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